ピアッツァのヒーターユニットの続き
前回は分解~洗浄まで行いました。
今回は重要な構成部品のひとつ、アクチュエーターの分解整備を行います。
上写真は摘出したアクチュエーター
合計3個で、タイプは2種類
左側の1個が温度調整用アクチュエーター(Aタイプ)
右側の2個が風向調整用アクチュエーター(Bタイプ)
両タイプとも入力信号に対して黒色のレバー部を回転させるだけの簡単な動作を行います。
まず、Bタイプについては風向フラップを開閉するだけなので、ある一定角度の始終点間を往復するだけ。

①と②がBタイプ
一方、Aタイプの温度調整用アクチュエーターには回転位置を検出する可変抵抗が接続されており、常時停止位置を監視しています。
従って、Aタイプは一定角度範囲内において、途中の任意位置で停止させたりするなどの微調整を行っているものと考えられます。

⑤がAタイプ
⑥がアクチュエーター位置監視VOL
Aタイプのアクチュエーターはヒーターコアのバルブとワイヤー接続されており、温度調整の為にはそのバルブの開閉量を微調整しなければならないことを考えると確かに納得がいきます。
・・・以上、素人による機構解析なので間違っていてもバカにしないでねw
さて気をとりなおして、アクチュエーターの分解整備

コイツらを全バラして、モーターチェック・各ギヤの清掃・各部グリスアップ、そして再組立てを行います。

まずはBタイプのバラし完了
基本ハメコミ式で組み立てられており、モーター固定のみネジ止め。
回転ギヤ部
計4個のギヤを内包し、トルクアップを図っています。
一番上の接点付きの大きなギヤがメインギヤ。
モーターと回転基板
回転基板の接点部は断続し、一部区間に電通させ往復運動させているものと思われます。
ワイパーのモーター機構と似てますね。
回転基板の裏側
超シンプルw
モーター固定プレートのサビがヒドイので、例によって浸け置きサビ落とし
キレイになりました。
リューターでメインギヤの接点磨き
モーターは安定化電源に直結し、接点クリーナーをぶっ込んで清掃w
とても滑らかに回るようになりました。
すべてピカピカ
ギヤ部にはタップリとグリスアップして
最終の再組立てを行い完了
合計3個のアクチュエーター分解整備を行いましたとさ。
これでヒーターユニットがいつ壊れても安心ですw
イヤ、壊れてほしくないけど・・・
Posted at 2023/10/31 21:25:18 | |
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