ステアリングホイール換装（その2）

（その1）の続きです。
クロックスプリングの回転部にある▽マークとベース部5時の位置にある△マークの位置は、ほぼ合っているはずですが、厳密に合わせます。
クロックスプリングは回転回数に限りがあり、中立位置が大きく狂うと、ステアリングを切っている途中で内部の配線テープが巻き尽くされ千切れる可能性があります。むやみに回さないように。
（参考）時計回りに回し切った後、3.5～3.75回転戻した辺りで▽マーク位置が合うので、その時に8時の位置にある中立位置確認窓から白色のローラーが見えていれば、そこが中立位置です。

以下の点に注意して、ステアリングホイールをステアリングコラムシャフトのスプライン部に装着します。もし、（その1）7項のマーキングが傾いていたら、その分クロックスプリング回転部を回して、マーキングの傾きに合わせてステアリングホイールを装着します。
・クロックスプリング回転部内側の樹脂部品の突起3か所とステアリングホイール背面の溝3か所の嵌め合い
・クロックスプリング側のホーン、エアバッグの各配線及びステアリング側のステアリングスイッチ配線の嚙み込み

今一度、ステアリングホイールがマーキング（中立位置）から振れることなく取り付けられたか確認し、フランジナットを規定トルク（44±11N･m）で締結します。
ちなみにスプラインをワンピッチずらして取り付けてみたら、これだけ振れました。
例えば、ステアリングを外す時、強い力がかかったりしてシャフトが写真の半分（半ピッチ）回転してしまうと、ステアリングを左右どちらかに半ピッチ傾けたら取り付いてしまいます。誤った側に傾けて取り付けてしまう可能性を払拭するためにも、マーキングはしておくに越したことはないです。

クロックスプリングにステアリングスイッチ配線のコネクタ（グレー）を接続します。

2項と同様に配線の噛み込みに注意してエアバッグモジュールを取り付け、へクサロビュラ(トルクス)ネジ2か所を規定トルク（9.5±2.5N･m）で締結します。

ステアリングホイールに取り付けたエアバッグモジュールに、ホーンの配線コネクタ（黒）及びエアバッグの配線コネクタ（黄）を接続します。
ボイスコントロールスイッチのカバーが取り外されていますが、カーボンシートを貼るためです。ステアリングホイール換装手順とは関係無いので、無視して下さい。

ステアリングホイールカバー（背面下側）とバッテリーのマイナス端子を復旧しします。

ステアリングをいっぱいに切っても異常がない事を確認し、完了。