
なぜか意外にファンが多いのに気が付いたGoogleMapでダイビングシリーズ その?(笑)です
マレーシアのsipadan、、と言っても知っているのはほんの一部のダイバーだけかもしれない。マレーシアではあるがマレーシアとフィリピンとインドネシアの3国のちょうど境界にある、直線で500m にも満たない小さな島である。
数年前には領土争いで3国の艦船が沖合に集まったり、アブサヤフに属するとも言う海賊にリゾートの観光客と従業員が1ヶ月ほど掠われて大きなニュースにもなりこれを覚えている人もいるかもしれない。
(現在は国際司法裁判所でマレーシア領と認定されています)
この小さな島はダイバーの楽園とも言われていた。
小さな島内には5つのリゾートがあり、豪華ではないが自然を感じるリゾートであった。
水は天水(次第に改良され数年前から他の島から運ばれるようになった)、シャワーは海水の簡易濾過なのでちょっとしょっぱい。
森に入ればヤシガニ、オオトカゲが歩き回り、夜になると浜辺にはウミガメが産卵に上がってくる。
(ウミガメの卵は保護施設があり直ぐに施設に運ばれて、羽化されて週数回、子ウミガメを島から放つ)
宿泊施設の目の前に潜ればそこには大きなウミガメやハンマーヘッドシャーク、1m以上もあるカンムリブダイの行進を見ることが出来る。もちろんサンゴの美しさも特筆もの。またダイバー自身が計画を立てて自由に潜ることが出来1日7本(7回)潜ることも可能であるため、写真を撮るダイバーにはとくに人気があった。
しかし前記の領土問題と自然景観保護、ウミガメの保護の為に島内にあった宿泊施設は全て閉鎖され今は他の島から約1時間のトリップで限られた人数のダイビングしかできなくなった。
sipadanでは計200本(200回)ほどのダイビングをしているのだがやはり年を経るにつれサンゴや透明度は悪化していって魚もそれに連れて少なくなってしまった。ダイバーの影響も多々あったのは否めないと思うがそれ以上に、マレーシア近海の海環境の悪化は問題だと感じていた。
港の汚水、環境排水の垂れ流しは日本でも見られたが急激に発展を続けているマレーシアではまだまだ現実として捕らえられていないようだ。
ダイバーの起こした環境破壊の一事実として汚点を残してしまったが
第二のsipadanを作らない為にこのsipadanは忘れられない島になるだろう。
Posted at 2009/02/16 20:34:47 | |
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海・ダイビング | 日記