エバポレーター洗浄 リベンジ
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
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今から1年前、エアコンの総リフレッシュを敢行したものの、エバポレーターを市販の薬剤で洗浄する際、説明書の用法通りにすると、エバポに届くどころか、ケースから逆流してポタポタと零れ落ちるばかりで結局、未遂に。
輸入車には使用してはいけない薬液だと後から気が付き、結果、エバポへのダメージもなく、それはそれで良かったのですが、気温が上がったここ最近、吹き出し口から微かに漂う、古びた倉庫のような埃臭。。。
そう、エバポが微生物達のバイオハザードにさらされていること違いなく、今回、エバポ洗浄のリベンジを決行することに致しました。
※画像はF80M3(右ハンドル)のものを某オフから拾ってまいりました。
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で今回、アンブレラ社と化したエアコンユニットのバイオハザードを無力化すべく、使用したのがこちら。
・新品フィルター(MAHLE製)
・きれいッ粉
・電池式噴霧器
・精製水(水洗い用)
希釈した過炭酸ナトリウム水溶液を直接噴霧し、微生物たちを根こそぎ駆逐してしまおうという作戦です。
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昨年の整備手帳にも記載したとおり、足元のカバーを10㎜のレンチで外し(ボルト2箇所)、でもって、フィルターケースをT20のトルクスで3箇所抜き取れば、フィルターの取り外しができます。
カバーを外した途端、どっと鼻腔へと流れ込む、かびるんるん達の活動臭。
ユニット内では、さぞかし盛大に、彼らの宴が繰り広げられていることでしょう。
せいぜい楽しむがいい、今から、そこは阿鼻叫喚の惨事へと変わるのだからな、、、ふふふふ(ムスカ笑)
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新旧フィルターの対比(上が新品、下が1年使用時)
ぱっと見綺麗ですが、比べてみると、汚れの付着が確認できます。
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フロアマットを外し、足元が盛大に濡れることを想定し紙シートを敷き詰め、フットランプの電極も念のため養生しておきます。
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過炭酸ナトリウムはエアコン洗浄や漂白など、家庭用途として強力に除菌洗浄ができる反面、アルカリ性につき、金属への攻撃性がそれなりにあるため、どれを使うかが悩ましい所。
裏面の注意書きに、金属には使用しないことと書いてあるもののあります。
今回、かのF30オーナーさんが使用していた『きれいッ粉』でしたら、金属も大丈夫とのことでしたので、アマゾンで入手いたしました。
60℃のお湯2Lに、きれいッ粉キャップ6杯程度を溶かすと、このように発泡します。
蓋をしたら噴霧器の先端は拡散しないように絞り、できるだけ奥に届くよう目一杯伸ばし、いざ、かびるんるん達の住処へ突撃です。
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フィルターケースの隙間からノズルを入れ込み、エバポがあるであろう方向に向かって噴射するだけ。
電源はノズルを入れてからON、抜く前にOFFを徹底。
ドレンの排水能力を超えないよう、100~200ml噴射したら、1分程度インターバルを開けつつ、断続的に過炭酸ナトリウム水溶液を吹きつけます。
1.5~2L程度で十分エバポに行き渡っているはずですので、そうしたら、10分程度放置。
その間、過炭酸ナトリウムがエバポに巣くう微生物たちを剥がし取ってくれます。
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排水はこんな感じ。
フロアにもしたたり落ちる水滴。
約10分後、精製水と水道水にて少し多めの2.5Lほど使って洗浄。
水道水でも構いませんが、精製水がたまたま家にあり、使い道がなかったことから使用いたしました。
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フィルター付近の手が届く範囲に付着した水滴をウェスで拭き上げ、フィルターを戻し、MAXCOOLで10分程度循環させた後、そのまま給油に向かい、都合30分程度走り回って、エバポのリフレッシュとユニット内を乾燥。
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作業後の吹き出し口からの冷風は、わずかに洗剤の香りがするだけの、清潔な空気が吐き出されている様子。
また、エバポの表面積が戻ったことによる冷却効果が上がったのか、冷え方が体験できるほど向上していました。
カビ防止効果は不明ですので、経過観察しつつ、年に一回は施行しようと考えています。
作業時間は約1時間、コストについては、
MAHELフィルター 5,000円
きれいッ粉 978円
精製水と噴霧器は家にあったためノーカウントですが、それら含めて、都合7,500円程度でエバポ洗浄が出来れば、コスパ十分かと。
とは言え、素人施行ですので、あくまで自己責任ということで。
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