2026年10月26日
先日、近所のバス停で、高速バスが発車した後、キャリーバッグ1個がポツンと取り残されておりまして、その寂しげな佇まいに、なぜか中秋の慕情を感じてしまった、風流メタラーのFlyingVでございます。
後続のバスが無線で連絡して、運んでくれることは予想がつくものの、この後に起こるであろう、持ち主と運転手との人間ドラマに思いを馳せつつ、唐突に一句
『誰知らぬ 荷物の上に 秋あかね』(夏井先生怒髪乙)
さて、BMW G8×系が登場した当時、その奇抜過ぎるフロントフェイスに世界中で賛否(否定派多数)が沸き起こり、そして、現在も、見慣れないばかりか、F型のコンサバティブなイケメンフェイスを支持する声(嫁含む)がありまして、ふと、我が身に思い返してみると、昨年、近所のちびっ子たちからは不都合な顔面を愛車ともども怖れられ、
その1か月後には、ご近所の、ツンデレ&ツインテ幼女から、
「この車、カッコ悪い!!」と正面切って純度100%の感性と、実はお父さん大好きな無邪気な気持ちをぶつけられたことがございました(思い出し涙)
※涙のアーカイブはこちら>>>
そんな折、澄み切った秋晴れの週末、G80を軒先に移動させ、傷がつかないスポンジに感動しつつ、せっせと磨き上げておりますと、背後に人の気配が。
振り返ると、例のツインテ幼女が1.5メートル後方から、こちらをじっと見ているではないですか(背汗)
やばい、、、、またしても、言われてしまう、あのセリフ、、、、
と、その前に、先手を打っておく必要がある。
心を鬼にして、G80に『本当にゴメン!!』と謝りながら、
「こんにちは。こ、これ、カッコ悪い車だよね。」と心にもない挨拶を、吐血する思いでかますと、
「・・・・・・」何も反応がない。。。
そういえば、最近、ここのお家が車を新しくしたことを思い出し、
「パパの新しい車、かっこいいよね👍」と、ご近所のちびっこの間では、『絶対殺すマン』として評判のビジュアル(涙)を、可能な限り人畜無害な笑顔にして伝えてみると、
すすすと、1メートルの距離まで近寄り、大きな声で、
「全然、カッコよくないもん!あの車もこの車もっ!」と自分のとこの新車とG80を指をさして言ったかと思うと、
顔をくしゃくしゃにして、「え~ん、、、」と泣き出してしまったのでした。
「あ、あわわわわわ、わわわわわわ、ど、どうしたの、、、、」と取り乱す私。
傍から見れば、どうやっても不都合且つ社会的不適合な顔面をしたおっさんメタラーが、なにかひどいことを言ったかしたかで、いたいけな幼女を泣かせたとしか見えず、もはや通報待ったなし。
「嫌い、全部嫌い!!」とさらに激しく声を震わせる様子に、
「ちょっ、、、えええぇぇぇぇ、、、これ、どうしたら、、」と洗車どころではなくなり、ますますしどろもどろに。
社会的抹殺を狙った刺客の仕業か、それとも幼女を使った新手の無差別テロのなのか、、、、
「ほら、大丈夫だから。」と普段使わない表情筋を駆使して無理やり笑顔を取り繕うも効果なし。
そんな絶対絶命の中、キッチンでこの騒ぎを聞きつけた嫁が、
「あらあら、どうしたの?」と顔を出し、腰をかがめて寄り添い、優しくなだめている内に、ヒックヒックとしゃくりあげながらも、ようやく、落ち着きだしたのでした。
「ちょっと呼んで来るから見てて。」と、そのお家へと向かう嫁。
ほどなくして、ご両親がやって来て、
「すいません、また、ご迷惑をおかけしてしまいまして。」と平身低頭な若パパさん。
深々とお辞儀をした後で、お母さんに手を引かれ、幼女は自宅へと戻っていったのでした。
『事情はよく分からんけど、まぁ、何事もなく良かった。』と胸をなでおろし、
さて、G80の拭き上げを再開しようと、侍プロデュースのドデカタオルをバッととボンネットに広げたところで、
「実は・・・・」と神妙なトーンで話を切り出す若パパさん。
こちらのご家族、最近、第2子となる男の子を授かったのは伺っていたのです。
そのパパさんの話によると、ご両親とも赤ちゃんファーストとなって、色々と寂しい思いをさせてしまい、本人は『お姉ちゃんだから』との自覚が強く、可愛い弟のために色々してあげたいのに、ダメと言わることも多く、そうして、じっと耐え忍んではいたものの、家族が増えたことで、大好きだったパパの車までもがなくなったことが、幼心に相当応えたみたいで、今も深く悲しんでいる。
その弟のせいとは表立って言わないまでも、『お姉ちゃんだから』との自覚が、呪いのごとく心をむしばみ、それで吹き出してしまったのではないかとのことでした。
トリガーとなったのは、私の余分な一言でしょうけど、私自身も「お兄ちゃんだから」と言い聞かされ、妹のために理不尽な我慢を強いられる度に、激しく両親と衝突して困らせた幼き日々のことを思うと、小さいながらも、こうまで姉としての自覚を持ち、ギリギリまで気持ちを律することができるなんて、絶対いいお姉ちゃんになるんだろうなと感じ入ったこの日。
洗車が終わり、キッチンでお茶を淹れてくれた嫁に、
「さすがだね~」と感心しきりに伝えてみると、
「伊達に二人の子育てしていませんから。そうそう、さっきの、もしかして笑顔のつもり?余計怖いから止めてね。」と血も涙もないお言葉を頂戴し、泣きたいのはこっちだったりしたのでした(血涙)

※タイトル画像と末尾の画像は、アニメは視聴済み、コミックも愛読している「異世界おじさん」より
こう見えてるんだろうな、多分orz
Posted at 2026/10/26 12:37:53 | |
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G80M3 | 日記
2026年10月19日
秋晴れの週末、朝からスイフトを嫁と仲良く洗車し、燃料添加剤の投入、サイドウィンドウの鱗取り、エアクリーナーに付着したゴミをエアブローなどして、青空の下、光沢と走りが蘇ったスイフトが目の前にあって、そのまま駐車しておくだけ、、、だなんて選択肢はなく、まるで最初から示し合わせていたかのごとく、
「行こうか。」「うん。」と、そのまま嫁とドライブデートへと出発することにいたしました。
早起きの甲斐あって、時刻は午前10時を少し回ったところ。
お目当ては、小原村の生みたて卵を使用し、薪で焼き上げたパンたち。
家で淹れたこだわりコーヒーを水筒に入れ、国道をひた走り、昼前に、目的地である、みよしのたまご村に到着。

車重1tを切るスイフトに、100psの1Lターボエンジンは必要にして十分。
乾いた空気の中、汚れが落ちて通気性が上がったエアクリと添加剤の効果か、小気味いいビートを奏でながら、流れを余裕でリードする走りに、軽さと剛性アップの背反する性能を両立させたスズキのエンジニアの矜持を垣間見た気がし、ハンドルを握りながら、しばし、プロジェクトXの主題歌がメタルアレンジされて脳内再生(鋼鉄の昴汗)
さて、件のパン屋はと申しますと、一坪程度の店内に2組が入っていて満員。
しばらく店外で待機し、1組と入れ替わりに入店し、買い込んだのがこちら。

でっかいパンは持ち帰り用
オープンエアーの1組用のスペースにて、澄み切った青空の下、焼き立てのパンと淹れ立てのコーヒーを味わう贅沢なひと時を、嫁とパンを交換したりして過ごし、卵と野菜も買い込んで帰宅いたしました。
G80で遠出して少し贅沢するのもいけど、近場でも十分満喫できた、秋のひと時。
帰路のスイフトも、エンジンルームからハミングが聞こえてくるかのように、軽やかに加速し、さも自慢げに鼻先をコーナーにクイっと入れては、ひらりと向きを変え、「気持ちよく走るのって、パワーだけじゃないでしょ?」と言わんばかりのご機嫌なハンドリングを披露するたびに、空とも海の色とも違う、鮮やかな藍色のボンネットの上を、するりと流れていくイワシ雲達。
「どうだった?」と聞くまでもなく、半分開けたサイドウィンドウから流れこむ風に、目を細める嫁の横顔が、今日のドライブを物語っていたのでした。
Posted at 2026/10/19 16:28:24 | |
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ZC13S | 日記
2026年10月13日
先日、高2の娘から、お薦めの本はないかと聞かれ、いくつか渡した中に、バタイユが入っておりまして、
娘から「一体、どんな気持ちで、この本を年頃に娘の貸したのか?」と夕食時に困惑した顔つきで聞かれたので、
「内容はともかく、文体は良書であるに違いないので、あくまで1人の本好きとしてニュートラルな気持ちで貸した。」と答えたところ、
「何ちゅうものを貸してんの!?」と横の嫁にド叱られ、
「大丈夫、バロウズとか谷崎とか貸してないから。」と咄嗟のフォローをするも、
「あったり前でしょ!!」とキレ気味の嫁を余所目に、
「ええ!何それ?谷崎って谷崎潤一郎?それ読みたいたいかも。」と娘の余分な関心を刺激する、燃料投下事案となってしまい、
「バロウズ含め、読書感想文を書くと、親が呼び出されるから止めときな。」と慌てて鎮火しようにも、
「いいこと聞いちゃった~♪ あ、あと、中島らもさんも面白かったから、別のも貸して。」
とガダラの豚、人体模型の夜、白いメリーさんを返却してきたのでした。
その横で、「ご飯食べたら、ちょっと話があるんだけど。」と拳王並みの闘気を放つ嫁に、
師匠、変態犬さん、バンドメンバー達、その他、数多の変態強敵(とも)達から得た様々な哀しみやリビドーによって、煩悩まみれの無想転生を発動するも、全く通じず、書庫の整理は確定、現在、経済制裁の審議中という(涙)

画像は、『北斗の拳 イチゴ味』にて、奇跡的にユダが発動させた『ナマ無想転生』
背後の強敵はDTのま散っていった南斗一派達(男泣)
とは言え、読書にはもってこいのシーズンですし、ショート動画を倍速で流すドパガキにはならず、娘と活字の本を語れるのは、非常に幸運なこと。
以前から、文庫や漫画など、ちょくちょく貸し借りはしており、つい先日、娘は、とある大賞を受賞したミステリー『謎の香りはパン屋から』を買ったはいいものの、大いに落胆し、憤っておりまして(※私も少し読ませてもらいましたが、本当にク〇でした&あくまで個人の感想です。)、
その口直しに何かいい本はないかと聞いてきたため、まとめて貸し出した本の中に、バタイユが入り込んでいたのでした。
感受性豊かな10代の頃に、良書と触れ合うのは、脳活として大いに歓迎すべきながら、中島らも氏がそうであったように、シュールレアリズムとかにはまるとチョイと心配。
それでも、うっかり手元にある毒書を手元が滑って渡してしまわないか、娘の反応と独特なコメントがおもしろ過ぎて、本のことになると途端に制御が効かなくなるインモラルな悪魔が、いくら払いのけても、確信的にやらかすよう、耳元で誘惑するのでした。
ちなみに、娘が、ここ最近、私から借りた本の中で、特に心を揺さぶられのがこちら
・悪童日記
・アルジャーノンに花束を
・仮面の告白
・フェルマーの最終定理
・アンドロイドは電気羊の夢を見るか(旧訳版)
・街の観覧車
・先ほどの中島らもの3作
私が隠し持っている毒書の類については、追々ご紹介してくとして、折角なのでおまけをば。
【おまけその1】
こちらは、頭がおかしくなると言われている20冊を、実際に東大生が体を張って脳への影響を検証しています(哲学ニュースより)
【おまけのその2】
こちらでは、読書感想文にすると、親が呼び出しを食らう図書一覧です(アンサイクロペディアより)
選書は自己責任にて、多感なお子様がいらっしゃる場合には、特にご注意くださいませ(おまゆう汗)
Posted at 2026/10/13 13:01:02 | |
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My Life | 日記