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FlyingVのブログ一覧

2023年10月31日 イイね!

「天高くオレ肥ゆる秋」からの「嫌われないおじさんになるための秋」

「天高くオレ肥ゆる秋」からの「嫌われないおじさんになるための秋」9月下旬まで続いた厳しい残暑は消えうせ、急激に秋めいてきたこの頃。
秋の実りが食卓に並ぶのが嬉しく、冬眠でもするのかと呆れられるほど、食べ過ぎてしまうのもこの季節ならでは。

そんな私も例にもれず、馬食鯨飲してしまうのですが、悲しいかな、下積みメタラー時代、極貧生活による極限の空腹と飢餓状態下において、体中の脂肪を根こそぎ分解しただけでは足りず、母細胞をも燃やし尽くしてしまったのか、ほとんどお肉が付かない体となり、難病を罹患していたこともあって、何時まで経っても不健康そうな青白い顔と貧相な体つきのまま、現在に至っております。
さらに脳への栄養が遮断されていたこともあり、大脳新皮質は削げ落ち、旧皮質と脳幹で生命活動を維持しているため、数々の奇癖を引き起こしているという。

終わらない仕事の奔流に押し流され、情緒と思考がぶっ壊れた先週、「秋だから」と変なテンションのまま、連日お昼に食し、腸内フローラを蹂躙したのがこちら。


うな丼氏大絶賛、名古屋コーチン親子丼in上郷SA


海鮮丼inマグロ食堂


北海道ラーメンwith特製味噌トッピング


ダメ押しのデザート

満腹後の賢者タイムに襲ってくる背徳感に紛れ、ふと頭をよぎるのは、若かりし頃、あれだけイケメンだったのが、不摂生や薬物により、微塵の面影もない巨漢へとメタモルフォーゼしたミュージシャン達の姿。
マフィアのボスのような風貌と化したアクセルローズしかり、ドーナッツ中毒に陥り、それを自覚しつつ止められない二重のストレスに苦しんだプレスリーのことなどなど、お茶と一緒に流し込んだのでした。

そして、「読書の秋」との言霊に乗っ取られ、Amazonで買い捲った書籍が続々と届いている中、個人的に楽しめたのが、こちら。

中村淳彦氏の新刊「中年婚活」(大洋図書)

妻を病気で亡くした著者は、49歳で婚活をはじめ、マッチングアプリを試しに使い、なんと半年で、同い年の初婚キャリアウーマンと出会って再婚するというエピソードをまとめたもの。
同氏は、ネガティブで口下手でコミュニケーション能力皆無、明るさも爽やかさもなく、デリカシーのない物言いで、しょっちゅう人を怒らせる人物だそうでして、失礼ながらそんな変人が、綺麗で上品で知的、しかも高収入というハイスぺ女性を、どうゲットしたのか、
その辺りも勿論、興味はあるのですが、以前、ご紹介した鈴木涼美の「ニッポンのおじさん」と同じく、「嫌われないおじさんになるには」という大変耳の痛いテーマが根底にあるからです。
自分の職業柄、高校生からお年寄りまで幅広い年齢層の女性と接することも多い。好かれなくていい、嫌われないようにするには、どうしていくのが良いのか。既に、嫌悪される立場になっていないだろうか。。。
至る所にあふれる、やたらと自己評価とプライドが高く、偉そうにしたがり、自慢話ばかりの、おじさん。
そんなおじさんたちが、「子どもが欲しい」「家事をしてくれる人が欲しい」「親の介護をして欲しい」「Hもしたい」とのたまい、婚活市場では「20代の女がいい」などという条件を出している。夜の店やアイドルのイベントで、若い女の子があなたに優しくしてくれるのは「客」だからと言うのをわかっていない。そんな人は、若い娘に搾取されるだけだと、著者は、容赦なく「おじさん」を一刀のもとに切り捨てていて、キッツいなぁと思うものの、この秋、自分を省みるのはうってつけの1冊。
もう一つ、触れられているのが、食生活やらに起因する独身男性の死亡率の高さでした。
我が身に置き換えると、まずは、嫁に見捨てられないようにすることが第一であり、普段の言動含めて、見直していかなくてはならないのは勿論、RZ34の似合うイケおじになるべく、スキンケアとか始めてみようかと思った次第。

なに??その前に、嫁にどう思われているか聞いてみろって??
よ、よくも、そんな恐ろしくも罪深いことを(ナイアガラ汗)
もしエゲツナイ本音を聞いてしまったら、瞬時にゲシュタルト崩壊が起きて、壊れた自我の深層を、ギター担いで彷徨えるツァラトゥストラおじさんに成り果ててしまう。
そして、そこでも忌み嫌われ、不審者として通報された挙句に、孤独に人生を閉じる未来しか見えないという・・・

Posted at 2023/10/31 12:22:22 | コメント(7) | トラックバック(0) | My Life | 日記
2023年10月23日 イイね!

中秋のオカルト・プラグマティズム

私こと陰キャメタラーのFlyingVは、今でもオカルト&スピリチュアル大好きなのは過去のブログでしつこいほどご紹介済み。

そして、今回のブログも長文かつくだらない上にタイパ最悪なのはいつものとおり。
お時間ない方は読み飛ばしていただくとして、死ぬほどお暇な方は、どうぞお付き合いくださいm(__)m

幼い頃から、夏休みになると再放送された「あなたの知らない世界」で散々ちびらされ、雑誌のUMA、地球外生命体、恐怖体験、心霊写真特集を手当たり次第に読み漁り、矢追純一のUFO&UMA特番、故冝保愛子氏、同じく鬼籍に入ったリモートの池田貴族、稲川淳二の心霊特番に噛り付いては、友人宅にあった梅津かずお、日野日出志らの恐怖漫画に戦慄し、イベントのお化け屋敷や町内会の肝試しが何よりも楽しみで、金曜ロードショーの『エクソシスト』『サンゲリア』『オーメン』に震えあがった小学生の頃。
多感な思春期も、ムーを愛読した挙句、中二病を発症し、ヤンキー達とつるんでは、廃墟、心霊スポット、都市伝説を追っかけ、同じく中二病のツレ宅で怪しげな召喚儀式をしばしば行い、何を思ったのか秘密裏に行われていたカルト宗教の集会にツレ達と潜入してしまい、浮きまくった坊主頭の中学生3人がつまみ出されたことも。
中二病とカルトへの傾倒はさらに加速し、徐々に水温を上げていくことで茹ダコにならない無敵のタコにする生体実験は、温度調整がうまくいかず失敗に終わるも、1ヶ月にわたりピラミッドパワーを検証する実験を行い、部屋の中にアクリル板で10個ほどのピラミッドを建て、その中に、フルーツの断片、生肉、カミソリを入れ、腐食具合や切れ味の変化などを事細かに記録したレポートを理科の自由課題として提出し、なぜか国語教師に絶賛された15の夏。
TVの特番で、毎回、オカルト代表の韮山さんを涙目にする大槻教授が大嫌いで、絶対に上京してディベートで不倶戴天の宿敵を打ち負かすべく受験勉強を頑張るも、悲しいかな文系の学部で全く接点が無かった学生時代。

そして、現在まで、数々の心霊体験、UFO、都市伝説の目撃などを経て、年に一回のホラー映画大会を仲間内でする傍ら、オカルトパーツを愛してやまないは当然の成り行きでして、、、、
その中でも、アーシングやらアルミシールなど電気系のオカルトは体感度が高いと言われている部類ながら、数値的な実証がされたのは、アルミテープの他、ごくわずか。
高額なものも多く、値段が高いから効くに違いない、いや、効いたと思い込むプラシーボがほとんどと言われている中、私は、ついに目の当りにしてしまったのでした!!

ドラシャブーツ交換騒動があって、出動する機会が減っていたのと最近の気温低下で、M3のバッテリーが心もとなく、ポータブル充電機をつないで100%チャージをした後、嫁と一緒に道の駅へと出かけた時のことでした。

S55が目覚め、しばしのアイドリングの中、M3のキャビンに流れるのは、ランダムにチョイスされた、ウィルソン姉妹でお馴染みHeartの『Never』


80年代ならではの、煌びやでどこか切ないキーボードの旋律がイントロを刻み、ウイルソン姉妹の姉、アンのパワフルで透き通ったボーカルに、妹のナンシーの分厚いコーラスとキレのいいギターワークが特徴的な、ALONEとならぶスマッシュヒットを記録した佳曲。

普段なら、『これ懐かしいね。』 『うん、MTVでヘビロテしてたよね。』ぐらいの会話で終わるのに、
なんか、めちゃくちゃ音が良くない?」とのコメントが、この時、さほどカーオーディオに興味のない嫁から、発せられたのでした。
「え、そう?」と答えたものの、
実は、この曲が流れ始めてから、私自身も、やけに音の分離がはっきりし、かと言って全体のまとまり感を損ねることなく、よく抜ける高音に加え、当時のレコーディングではそれほど前に出ないはずのベースラインをはじめとした低音もズンズンと響いているなぁと感じてはいたのです。
アンの伸びやかなボーカルの強弱やビブラートもはっきりと聞き取れるほど。
それは、M3を動かしてからも変わらず、次の曲が流れ出しても音の位相はそのままに、
「ホントだ。音、良いかも。」と、実感する私に、
少し開けた窓からの秋風に乗せてハミングしていた嫁は、
「うん。この前M3に乗せてもらった時よりもクリアだよね。」と、どちらかの気のせいではないことが判明したのでした。

前に嫁を乗せた時から、何かしたかと言うと、デッドニングは勿論、イコライザーすら触ったことはなく、ハブベアリング&デフオイル交換に、右側のドラシャブーツにクランプを巻き直したのと、全然関係ない左リアにゴムの肉盛りをしたぐらい(羞恥涙)

「特に何もしてないけど、何だろうね。」と独り言ちつつ、信号待ちで止まると同時に、ストップするアイドリング。
ということは、電圧が充分ある証。
そう、何かしていたと言えば、直前まで満タン充電していたのでした!!

「そう言えば、バッテリー満タンだったわ!」
「ふ~ん、それで音がこんなに良くなるんだね。」
「オーディオにたっぷりと電流が行くからかなぁ。」
「かもね。」と、理系の嫁だけに、メカニカルな回答が続くのをちょっぴり期待するも、今日が14才の誕生日となる娘のことや、天国に行ったRANDYに、いつも変わらずおちゃめなニャンコ達のことなど、とりとめなく話している内に、森の合間を抜けて目的地に到着。



施設前の広場は、丁度、猿回しの演目の時間。
ニホンザルの十兵衛さんは、御年32歳で、人間年齢で言うところの96歳(驚愕)
ベテランらしい円熟のパフォーマンスでオーディエンスを沸かせていました。


(SNSでどんどん上げてくださいとのことで目線無しです。)

目当ての買い物も終わり、帰路へ。
駐車場を出る際に、ノールックで右折してきた高齢者運転のXtrailに突っ込まれそうになるも、音質にも慣れ、十兵衛さんのインパクトが強すぎたこともあって、オーディオに関する話題はなく、中秋のドライブは、まったりと終わりました。



オカルトは、オカルトであるからおもしろく、クリスタルスカルや人魚のミイラなど真実が次々に暴かれてしまうと、途端につまらなくなるのは、私だけではないはず。
しかし、最近、メキシコ政府のUFO&宇宙人報道や、東京大学も宇宙から発信された電気信号を受信したとのニュースは、大槻教授やらに虐げられてきたオカルトマニアの胸を再び熱くすること間違いなく、そして、この日、電気系のオカルト効果を体感してしまった私は、愛機Killerのピックアップの電池とシールドを買い替えることを決心し、少年誌の裏表紙でよく見た、身に着けるだけで大金が転がり込み、モテモテになるブレスレットを密かに買ったクラスメイトや、ロメオ三部作『死霊のえじき』で脳に電極をぶっ挿してヒィーヒィー言っていたローガン博士を思わずにはいられなかったのでした。

Posted at 2023/10/23 16:10:28 | コメント(3) | トラックバック(0) | F80M3 | 日記
2023年10月14日 イイね!

神・回・避

神・回・避かの半島の将軍様やチャウシェスクさながらの、我が家の諭吉さん達30名のジェノサイドが執行される非人道的高額修理の数時間前。
せめて、潔く身を清めておくかと、グリスが飛び散っている右側の清掃と、ディーラーから指摘を受けた左側のブーツの補強でもしておこうと、巨額出費に気が滅入るも、リアにジャッキを差し入れ、ウマをかまして、F80M3の下回りへと潜入。

と、その前に、こちらがディーラーで撮影された左右ブーツの状態。


右側はグリスが飛散した跡が見られ、左側もブーツのゴムが薄くなっていると脅され説明を受け、この時、左右セットで50万超の見積もり金額を告げられたのでした。

まずは、肉厚が薄くなっていて時間の問題と言われた、左側のブーツ接合部分に強力ゴムボンドで肉盛りを。




同時に左右交換するのが好ましいと分かっているも、ダメになっている右側だけ交換することとし、諭吉さん3個分隊の桜花特攻が決定したのは先般のブログの通り。
今さらトラブル箇所を直視する気も起きるわけもなく、左側の補強ついでに、現在の状態を視認しながら、右側のブーツやアームをパーツクリーナーで拭き上げ、グリスで真っ黒になったウェスを裏返したりしていると、どこからともなく、猛烈な違和感が湧き上がってくるではありませんか。



まず、ブーツが破れているにしては、破断個所がどこにも見当たらない。
それどころか、ゴム部分は弾力もあって、すこぶる状態がいい。
でもグリスは、そこから間違いなく飛び散っている。

「何だこれ???」
別の足回りやゴム部分を確認しても、グリスはブーツから漏れている。
試しに、ブーツを手で持って、ジョイント部分をずらしてみると、グリスがたっぷり入った金属の内部が見えたのでした。

「えっ?どういうこと?????」
仰向けになったまま、混乱すること数秒。
左側のブーツが時間の問題と言われて、急いで購入し、納屋で厳重に保管している中古の左ドラシャと見比べてみようと、下回りから這い出して、中古のドラシャを持ち出し、再びリアに潜り込んで、双方を見比べてみると、私の予想の斜め上をいく解が導き出されたのでした!!!

「バカな、、、、、、、あるはずのアレが、ないだと、、、」


そうなんです、アレとは、ブーツが外れないよう留め置くための『クランプ』が、なんと脱落しているのです。


(↑は正しく取り付けられたもので、赤枠の部分)

極めて稀な取り付け不良によるものか、もしくは、グリスを交換するなどの人為的な何かによって嵌め忘れていたがために、走行中、ブーツが外れ掛かり、その隙間からグリスが飛び散っていたのです。

試しに手で持って、ジョイントに押し込んでみると、「カポッ」とコミカルな音と立てて、無事元通りにorz

クランプは当然装着されているはずとの先入観と、左側も恐ろしく汚れていたために、ディーラーの判断を誤らせたに違いなく、そして、左側の同じ個所を拭き上げてみると、左側もゴムが薄くなっているのではなく、ただクランプ表面に付着した黒い汚れが少し落ちてクランプの金属面がチラ見えしているだけと判明。
って、ディーラーの説明を鵜呑みにして、全然問題ない所に肉盛りしちゃってるし(*´艸`)ザッケンナ

しかも、その説明を真に受けて、慌ててあちこち探し回って左側のスペアとして購入したこれ、一体、どうしてくれるんだ・・・・


ま、結果的に、不具合を見つけてくれたので、ディーラーには感謝ですけど。

てな感じで、諭吉さん30人が天に召される数時間前、私の気まぐれによって、ドラシャ交換と言う非人道的高額修理を、無想転生ばりに神回避し、クランプ取り付けとの平和的解決へと導かれたこの日。

当初の予約通りにTKさんへ向かい、ドラシャは幸いにも国内在庫の取り置きだったため、無事キャンセルされ、クランプの取り付け、グリスの補充、工賃の良心的プライスで、健康体を取り戻すことができました。



ああ、、人の不幸は蜜の味とはよく言ったもの。
メシウマ的展開を期待された諸兄の皆様、誠に申し訳ありませんm(__)m
そんな皆様に成り代わり、私自身がメシウマをさせていただきました。


嫁に内緒の豪華飯。お値段2,400円、そして痛風待ったなし。

E36M3やE46M3の並行車はじめ、GTVでも起きていた謎トラブルが、正規ディーラー車のF80M3でも起こり得るとは、我が家の伝統芸を通り越して、もはや宿命の域。

それでも、財布の全損が免れたのは大きく、ウキウキ帰宅すると、
申し訳なさそうな顔をした嫁から、
「あのね、洗濯機、もうダメみたい、、、、冷蔵庫もあまり冷えないんだけど。」
と、諭吉さん3個分隊に対し、再びコードレッドが発令されたのでした(涙)

Posted at 2023/10/14 19:37:34 | コメント(7) | トラックバック(0) | F80M3 | 日記
2023年10月06日 イイね!

嫁様、お気持ち表明

F80のドライブシャフトブーツ単体の部品供給がOEMでもなく、代替品もリリースされていなかったことから、シャフト丸ごとアッセンブリー交換という非人道的高額修理入庫が今月の14日に確定。

すでに腹を括ったものの、痛すぎる出費に、
「ああ、、あのパーツが買えたのに。。。。それと、これも、、、こんなのまで。。。」との独り言がうっかり口から零れてしまう私を見かねて、拙美しくあそばれる我が家の嫁様が、夕食後の食卓で、弊優雅な御仕草でお気持ちを表明されたのでした。
「パパ、なんか納得してないみたいね。」
「あ、いや、納得、、、、うん、理解はしているよ、当然そうすべきだって。」
「その割には、なんかウジウジしてない?」
「だ、だだだだ、、、だってさ、、、さ、さささささ、、、、さん、、じゅ、、、う、、ま、、、う、うん、うう、、、ぐ、ぐはぁ、、(吐血)」
「お金で片付くんだから、大したことじゃないじゃん。」
「事業の負債を抱えた時にもそう言って励ましてくれたよね。」
「大変だったよね~、ま、あの時に比べたら、桁も全然小さいしさ、M3も喜ぶんじゃない?」
「喜ぶには喜ぶけど、これからもっと大きなメンテや修理が出て来るかもしれないし。。。」
「まだ、そんなこと気にしてるの?直すんでしょ?」
「勿論だよ。だけどさ、そもそも、その不安がないようにしたいというか。。。」
「ふ~ん、やっぱり、そんなこと考えてたんだ。」
「・・・・・・」

沈黙する私に、お茶を一口飲んで、大きく息を吐きだす嫁
「それならさ、私から提案してもいい?」
「いいよ。」
「あのね、かっこいいなぁって思っている車があるの。」
「うん?」
嫁からこういう話を積極的にするとは、どういった風の吹き回しなんだろう。
「え、今の車で?」
「そう。」
「何?」
意外過ぎる嫁の言葉に、前のめりになる私。
そして、少し勿体ぶった嫁の口から出たのは、
新しいZ
「って、あの一昨年発表されたニューZ?」
「そう!!久しぶりにこの車に乗りたいって思っちゃった。」
「確かにかっこいい。一度は運転したいと思った。」
「なんか最初に乗っていたZ君にも似てない?」と、まるでZ31で迎えに行っていた、20代の頃のような表情を浮かべる嫁。
「色々な世代のZの要素が感じられるよね。」
「でさ、Zで始まっているから、最後もZじゃない?ちょうど、アルファベットの最後だし。」
「で、Zにしろと。」
「ううん、今じゃなくてもいいけど、もうこれが最後の車ってなったら、Zがいいなぁと思っただけ。」
その瞬間、黄昏時に染まる海を横目に、V6ツインターボを緩々と回しながら、海岸線を流すZの助手席で、水筒から注がれた暖かい紅茶をこちらに差し出す、美しく年を重ねた嫁の姿が浮かんできてしまったのでした。


「パパ、ゴリゴリの走りはM3で充分楽しんだでしょ?最後はZでゆる~く走るのもありかなって。」
「いやいや、まだ乗りたい車もあるし、M3だって、乗り続ける約束じゃん。」
「そう言うと思った。でも、今から伝えておかないとさ、マニアックな車、選んできそうなんだもん。」
てなことがあって、アガリの車について考え始めたここ最近。
気が付くとRZ34関連の動画を観たり、カーセンサーを開いたりと、嫁の思惑にはまりつつあるのが少し気に入らないのですが、Z31から始まった車人生の最後の伴走者として、RZ34は悪くない、いや、もしかしたら最良の選択なのかもしれないと思い始めてしまっているんです。

「その前に、Zに似合う、シブいイケおじになってねね。」
食卓を離れる際、こう言い残した嫁。

目指せジョー・ペリーですが、




葬送のフリーレンの勇者ヒンメルみたいになっても、イケてるって言ってね。


Posted at 2023/10/06 09:07:28 | コメント(8) | トラックバック(0) | My Life | 日記

プロフィール

「ネバーランド(約束ではない方の)へ http://cvw.jp/b/192969/47688141/
何シテル?   04/30 12:26
20年前に偶然出会った96年式M3CLimousineを溺愛すること4年、そして涙の別離を乗り越え、その後、やって来たE46M3と忘れえぬ10年来を共にした不人...
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