断熱材入り専用シェイドの作成
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
まずは型取りから。
新聞紙だと採寸が難しいのでビニル袋などを用いて
霧吹きで吸い付けてシワをヘラで延ばしてから
マジックで縁取りをしていく感じです。
DIY嫌いな人間なのでかなり適当ではありますが
採寸は結構合ってました(笑
2
後に購入してきたカラーボードの入ってたビニル袋が
型取りするのに確実に大きいし最適だと気づいて
慌てて型取りをやり直しました(汗
デリカミニの場合、TVアンテナがリヤクォーターにあるので
そのアンテナが引っかからないようにするのが少し大変です。
大きすぎても隙間になるし、小さすぎてもボードがハマらなくなるので。
3
1枚のカラーボードから余裕で左右分取れます。
極力カットを入れずに済ませたいので一番端に型を合わせます。
とにかく加工しやすいのでカッターで軽くなぞれば綺麗に切れます。
逆にハサミは絶妙に扱いにくくなるので使わない方向で。
4
とりあえずこの段階でボードを実車に充てがって確かめます。
正直、このボードはギリギリのサイズよりも
3~4ミリくらい小さめにカットするのがポイントです。
そのわずか数ミリの隙間はこの上から貼るシートを
大きめにカットすることで埋めることが可能です。
5
TVアンテナの位置を見極めてその場でカットしちゃいます。
これがプラ段では困難なので、スチレンボードは本当に楽ちん。
因みにこのTVアンテナ設置は左右対称かと思いきや、
絶妙にズレていたりするので型取りをする際は要注意です。
窓枠の型紙は左右どちらかのコピーでも良いですが、
アンテナ部分は左右それぞれ位置を確認してカットします。
この段階でボードが確実に枠にハマるか確認します。
実際の枠よりも5ミリくらい小さければOKです。
ギリギリとかピッタリな場合は全体的にカット調整します。
6
次にボードに保温アルミシートを貼付していきます。
長さが180cもあって扱いづらいので先にある程度の長さに
カットしちゃいます。
アルミシートはハサミの方が綺麗に切れますね。
そこで注意なのは…
この小窓に関しては保温シートを両面に貼ります。
何故ならTVアンテナの突起部分が邪魔になるからです。
なので左右合計4枚カットするんですが、
カットする際はボードのサイズよりも一回り大きめで。
この少し大きめにした分がボードで微調整しきれなかった
隙間を埋めてくれる算段なのです。
7
4枚分カットしたらボードに両面テープを貼り巡らせます。
この辺もまぁ適当です。極力沢山の方がシワにならないかな、と。
8
そしてボードを挟んで両面アルミシートを貼り合わせますが、
シェードの外側になる面はTVアンテナ突起部分も含め
ボードのサイズとほぼ同じくらいでカットします。
逆にリメイクシートを貼る内側については少し大きめのまま、
最終的にリメイクシートを貼った後で車内で微調整します。
9
次にリメイクシートを広げます。
かなりクセがついてしまってるので手で強引に延ばします。
この際、シートに折れ目だけつけないように気をつけます。
材質的に少し鋭利になったりすると亀裂が入るからです。
10
裏紙を少し剥がして角から貼っていきます。
その際、片手はシートの裏から裏紙を引っ張るようなカタチで、
反対の手は表面のシワを延ばして押さえながら慎重に貼り付けていきます。
意外と空気が入るようなことはなく、若干ならやり直せます。
ただ、材質上パキッと亀裂が入りやすいので要注意です。
またリヤ窓のみ両面保温シートになっているので
貼る面を間違えないように(汗
11
リヤ窓は小さいのでこのように大雑把に貼って
後から保温シートに合わせてカットすれば良いかと。
貼り終えたら保温シートに沿ってカットします。
12
左右それぞれカットしたらひとまず完成です。
この時点で、このシェードは実寸より1センチ以上
大きめとなっていると思いますが、それでOKです。
最終的な微調整は車内で直接行います。
13
次に、こうしたボードやプラ段を利用したシェードの場合、
窓枠のゴムを活かしてピッタリと抑え込んでハメるので
きっちりハマるのは良いけど外すのが難儀になってしまいます(汗
なので、容易にシェードが外せるようにボードの1箇所に
このような「耳」をつけます。
材料は何でも良いです、自分はたまたま余っていた
薄手のクッションテープがあったので利用しました。
14
表側から内側へ貼りつけます。
あまり大袈裟になるとカッコ悪いので
あまり目立たないギリギリのラインで(^^;
当初は小型のU字フックとかも考えたんですが、
このシェードを片付ける際、天井収納を利用予定なので、
収納時にボードを重ねてフックがボードに当たって
ボードを破損させる可能性を考慮してこうした耳にしました。
これのヒントは…リモコンなどに入ってる乾電池です(笑
15
そうして実車にシェードをハメ込んでみます。
ボード自体は若干小さめなのでスポッとハマりますね。
但し、あまりに小さいと枠にハマってくれないのでNGです。
若干小さくした分の隙間を少し大きめにカットした
アルミシート(リメイクシート)が補うカタチで
隙間がピッタリと埋まります。
そしてガッツリ収まっていても耳を引っ張ればすぐに外せます。
因みに自分のデリカミニはこのリヤ窓に関しては
シェードは常時つけたままにしています。
普段の運転にも支障はないし、何より車中泊をする際、
車を停めて3分以内に完璧にセッティングして
爆睡出来ないとイヤだからです(笑
素早く展開出来て即入眠、というのが大事なのです。
いちいちあれこれ準備してたら眠れなくなりますからね…
16
因みにリヤ窓を外から見たところ。
アンテナ部分はボードと外側に貼ったアルミシートが
そのようにくり抜いてあるので干渉はせず、
しかし内側のアルミシートとリメイクシートは未カットなので
一切の隙間もなくないので光も全く漏れません。
17
次に後席サイドと前席サイドを制作していきますが…
リヤ窓と違ってアルミシートは外側のみなので作業は減ります(笑
但し、ボードの短辺サイズが窓よりわずかに小さいので
かなりキッチリ採寸してカットしないと大幅にズレます(汗
後席サイドに関しては縦寸45cmなので
奇跡的に?ボードと同じになります。
前席サイドに関しては縦寸46cm弱なので微妙に足りてません。
というワケで、窓枠上下を裁断することはありません。
型取りから保温シート、リメイクシートを貼る手順は
リヤ窓と基本的に同じなので割愛します。
因みに両面テープですが、こんな感じで貼っていくと
5巻くらい必要になります。結構面倒なので
ダイソー製の手でカット出来る両面テープを推奨します。
18
先述のように前席サイドはボードをカットする時点で
上部が最大1cm近く不足する状態にあるので、
アルミシートを貼る際は他よりもさらに1cmほど
大きめにカットする必要があるので要注意です。
この遊びの部分が足りないと隙間が出来てしまい
さらに窓枠にしっかりハマらず外れてしまいます(汗
19
またリメイクシートも幅が45cmしかないので
ボードに貼っていく際、物凄く慎重に端に沿って
綺麗に並行に貼っていかないと貼り残し部分が盛大に出来てしまいます(爆
20
リメイクシートを貼り終えたら縁の方が余ったら折り返します。
粘着力は非常に弱めなので、この折り曲げた角については
最終的にはボンドか何かで接着した方が良さそうです。
1度ハメただけでもここからペロンとめくれて来ます(汗
また、先述のようにシートは鋭利なモノに弱いので
何かの拍子に亀裂が入る可能性も高いです。
21
実車にシェードを設置して最終的な調整をします。
ボード外枠の1~2ミリの隙間をアルミシートが補ってます。
但し、上部はボードがさらに小さいのがわかりますよね。
左上のアルミシートは余分すぎたのでこれはカットして微調整。
多少青いボードが見えちゃってるのは仕方がないですね。
ここで思ったのは…それなら黄色か白色のボードを
使えば良かったんじゃね?っていう(爆
白は発泡スチロールっぽすぎてイヤだったんですよね(汗
22
そして完成した全体像です。
手先も不器用、手際も悪いDIY嫌いな年寄りのワリには
そこそこ見た目も良さげな感じになった…と思います。
色合いをベージュ系にしたのはデリカミニの内装のマッチングもありますが
長年車中泊をしてきた結果、内装は明るい色が圧倒的に良いとの結論です。
車内で照明を灯す際、真っ黒では明かりが吸収されるので
夜間の車内が物凄く暗いし淋しく感じます。
リメイクシートは多種あるので模様替えの感覚で
飽きたら違うパターンにするのも面白そうです。
このシェードの作成で一番重要で面倒なのは「型取り」。
なので、ボードが破損したり劣化してきたら
このボードを元に裁断すればほぼ間違いなく同じモノが出来るので
再び品薄になる前に材料を1セット買い置きしようかと思ってます(笑
それか、このボード(型)を元にプラ段製を造れば
このカラーボードよりも頑丈なシェードが出来ますよね。
23
最後に、外から見た感じです。
とてもスッキリしています。
これだけ制作するのに材料費は…
カラーボード×5枚
両面保温アルミシート×2枚
リメイクシート×5枚
手でちぎれる両面テープ×5巻
合計1870円でした(笑
同じようなシェードを買うと10倍します(爆
また、リヤに関しては別途投稿したようにマグネットカーテンを使用し、
フロントとAピラーの小窓は市販品で車種専用の折り畳み式シェードを使用しています。
それらを合わせても4000円以下なので、
デリカミニの窓ガラス全面目隠しするのに
総額約5000円で可能でした。
市販品では大半が前席のみ、とか後席のみ、
また劣悪極まりない吸盤式ばかりなので、
車中泊される方は是非、シェードを作成しましょう(^^;
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