地獄のぞき
切り立った絶壁から地獄のぞき
2024年01月21日
凝灰岩で出来た鋸山は江戸時代から建築石材として石切されており
それが独特な景観を作ることから観光スポットとしても人気となった山で、
正式には乾坤山と呼ばれ、約1300年前に開山され日本寺が出来た事で知られます。
名前の由来通り、離れた場所から見ると何故鋸山なのかがよくわかります。
山頂の峰々が鋸の刃のように凸凹している姿がまさにそれです。
山としては標高330mしかないですが、麓がすぐに東京湾で急峻な為、高度感があり、
更に山頂付近は石切場となっているので垂直に切り落ちていて迫力があります。
写真はその中でも有名な「地獄のぞき」から見た石切場跡の絶壁です。
因みに観光本でもよく見かける地獄のぞき自体を撮るには瑠璃光展望台から望みます。
アクセス方法としては、鋸山ロープウェイで山頂駅まで行き、
そこから30分ほど歩くと山頂の展望台(地獄のぞき)となります。
車の場合は日本寺表参道側から町営日本寺東口駐車場へ。
そこから30分ほど歩くと山頂の展望台に出ます。
どちらも時間的にはほぼ同じですが、後者の場合は急な階段が連続し疲弊します。
また、山頂展望台とはありますが、実際の鋸山の山頂はさらにそこから
30分ほど東へ渡り歩いていった先となります。
樹林帯とマグマが生んだ凝灰岩、それを石切した光景はどれも不思議で飽きません。
天気が良いと東京湾越しに約100キロ先にある富士山や
50キロ先にある東京都心部などもよく見えます。
実際に遭難事故が発生した事例がある通り迷路のように登山道があり、
特別登山装備は不要ではありますが、注意は必要です。
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