
(続き)
一連のドナドナ作業も完了し、
まずは車両オーナーのかめてちさんに、
お手本をお願いする。
スタートと同時に、
車両は鉄砲玉のように前進する。
が、タイヤのグリップは頼りない。
何と言うか接地感が無い。
。。。こんな不安定なところを走るのか。。。。
助手席で少しだけ来たことを後悔しつつ、
正直そう思った。
運転するかめてちさんを、ジーと観察。
ブレーキングで溜めを作り、
舵でヨーが発生し旋回とタイミングを合わせ、
向きが変わったところで加速が立ちあがる。
これ、自分でできるのか?
「角ふじ(※)」のラーメンばりに、
通常の3倍以上のてんこもりに不安が募る。
(※角ふじさんについては、
1月15日の日記参照願います。)
そして運命の時を迎える。
いよいよドライバ交代。
緊張で体が堅い。大丈夫か?
心臓はかろうじて口から飛び出ておらず
定位置にとどまっているようだ。
10年の想いと、
不安と希望と魚圭とかめてちさんを、
ぎっしり詰め込んだVIVIOが、ゆっくりとスタートした。
(妻コメ:大きな男2人が小さな車に詰まってて面白い。)
想いが強すぎるのか、いやいや、
強いのはアクセルと体重と腰。
車輪は空転し前に進まない。
そのままゆっくりと1周周り、ゆっくりとゴール。
後続車に追いつかれなかったところを見ると、
スタートで御配慮頂けたようだ。感謝。
しかし、極度の緊張でドライバはこれでも息切れしている。
ダートすげぇ。
加重がかかると舗装のグリップ、
抜けると雪の低μ。
雪の低μと、舗装のグリップが同居している。
実に面白い。
車に対する操作が顕著に出る。
顕著にといっても、速効性のあるものでなく、
大分前に実施したアクションが後で効果を発揮している。
求めていたものは、ここにたくさん詰まっている。
いわは宝箱だ。
運転してみると、
VIVIOはドライバーにメッセージをひっきりなしに、
たくさん投げてくる。
その分ノイズも多いため、最初は何がなにやら。。。
でもとても素直で、乗りやすいいい車。
何度か会話を重ねるうちに、
VIVIOとの親密度も増し、
ネガティブな一面も顔を出し始めた。
このあたりは女性と同じ。。。か?
軽自動車の特性かもしれないけど、
ヨーが強すぎると、巻き込むように旋回する。
これは、転倒の原因に直結しそうだ。
アクセルで調整して、
ステアは合せる程度が心地いいようだ。
試行錯誤を繰り返していると、
muetaiさん登場。
同乗させていただくと、これはお見事!!
張った糸が一定のテンションを保ち続ける丁寧な手綱捌き。
4WDのドライビングと見事に乗り分けられている。
とても素敵だ。
あれ?今、車飛ばなかった?
夢のような同乗走行を終え、自分のドライビングに戻る。
しかし、脳が警告を発する。
視線が「muetai's EYE」になっているから、
同じペースで行くと自爆するのは検証済みだ。
以前GCSCの雪道で遭難した苦い経験を思い出す。。
気をつけつつ、
感覚がある程度つかめたところで、
ちょっとだけペースアップ。
コースもレイアウトは覚え、
ダートドライブの感覚が少しだけインストールされた様だ。
その頃には、雪に覆われていた路面は、
刻々と状況が変化していき、
最終的にはドライに変わった。
そして気づく。
ん・・・。VIVIOからいやな音がする。
・・・続く。
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Posted at
2010/04/20 21:39:34