
初めての飲み物。
文章上現れていないかもしれないが、
今日は機嫌が非常にいい。
今日、はじめて飲みました。
感想としては、咽を通過するときにつっかえる感じがあって、
胃の中に入って威力を発揮する恐るべき存在感。
日本酒やビール位は大好きだが。。。。
今回のは、体に合わぬ。。。
心にも合わぬ・・・・・。
本日のメニューは。。。。「胃カメラ」
決しておいしいものではない。
先日の人間ドックで優秀な成績を修めてしまったため、
是非もう一度ということになり、二次検査行ってきました。
まず、食前薬。。。。。。胃の洗浄をするようです。
ほんのり甘い風味。色は、薄いカルピス。。。後から来たおじ様は、
甘くておいしい!と絶賛していたが、
魚圭は飲んだ時点で吐きそうになっていました。。。。まずい!!非常にまず
い!!
かわいらしい看護婦さんに、一通り内容を説明され、
最後に、
「今夜は飲み会とか、無いですか?」
と、聞かれる。一瞬合コンのオファーかと、ありえない錯覚をする。
「君のためなら、あけてもいい。」
と歯の浮く台詞まで脳裏を光の速さで通過する。
全く都合の良い思考回路だ。自分でも感心する。
「予定ない!ないっっ!!!!」
そして看護婦さん、続けて言う。
「組織検査になったら、食事制限有りでお酒飲め無くなるので、ご注意ください。」
との事。左から右へ受け流された感じだ。
錯覚した自分が恥ずかしい。
お返事にはロマンスのかけらすらない。
まぁ、そりゃそうだ。妻ある身ですし。
そして、咽の麻酔。。。咽に2分間溜めて飲み込むよう指示が下る。
ご丁寧に、キッチンタイマーでキッチリ計測される。
溜めている間に、麻酔が広がり始め、咽から全自動で食道に流れていくのがわかる。
口の中も併せて感覚が消失していく。
「顔色悪いですね。大丈夫ですか?」
かわいい看護婦さんが声をかけてくれたが、
。。。どちらかというと、大丈夫ではない。
ぶっちゃけだめです。
緊張と麻酔で、血の気どん引きです。
いつもであれば、屈託の無い笑顔で、
見えない尻尾を千切れんばかりに降りつつ、会話を続たいところだが、
今回ばかりは参って、それどころではなかった。
か細く、「初めてなんで。。。。」と
答えるのが精一杯。
心に余裕は無い。
最後にもう少し強い麻酔薬。
これは、歌手の小金沢君がフィニッシュコーワのCMでやっていたように、
ぴゅぴゅっと、直接咽に噴射されます。
トドメデス。
口の中がびりびりする。キモチワルイ!!!半泣きです。
ここまで来ると、咽の感覚は無くなり、つばを飲み込むことすら出来ません。
(チャレンジしていないが、つばを飲み込むと、むせてかなり苦しいらしい。)
まるで、飲み込むという行為自体を忘れてしまったような感覚です。
さて、もうおなか一杯になっていたわけですが、ここからが始まりです。
本日のメインディッシュの「胃カメラ。」
撮影場所である診察室入ると、
先端がビカビカ光を発する直径10mmくらいのゴムっぽいワイヤーが、
自分の意志でそうしているかのように、前後にぶらぶらしている。
あ。。。。あれ・・・・・あれを飲むというのか。。。。。
い。。。活きてないか?あのワイヤー!?
即刻、帰りたくなった。見なかったことにして帰りたかった。
心境的には、
紐解いていない引越荷物。何が入っているかわからず、
ふたを開けるが良い収納先が思い浮かばず、後回しにしようと、そっと箱を閉めるような心境。
いや、、、閉めて押入れの奥にしまたい心境。
「靴を脱いで横になって、楽にしてください」
靴を脱いで、横になる。。ね。。了解。
しかし、楽には出来ない。。。。
峠アタック出走直前以上の緊張で、胸一杯だ。
まな板の鯉よろしく、診察台の上の魚圭。
口にプラスチックの輪をはめられる。
口が閉じられない。まるで南極XX号状態だ。
準備は整った。まったく、やれやれだぜ。大変なことになった。
しかし、後には戻れない。
黒いゴムチューブみたいなワイヤーが、ぐりぐり口の中へ入ってくる。
うげぇ~、、、、気持ちわるい。。。。
でも、暴れると内臓が傷つきそうだから、じっとしてる。。。ひたすら耐える。
「飲んでください。」
いやいや、無理でしょ。喉は自力らしい。
異物の体内進入で、不安に心を鷲掴みにされ、思わず発狂しそうになる。。。
えぇ~っ!!そんなところまで~~~~~。
が、じたばたしても仕方が無いので、モニターに映し出される、
「内側から見た自分」を見物することにした。
自分でいうのもなんだけど、美しい。
どう見ても外から見ると、立派なおっさん魚圭@33歳メタボ半歩手前も、
外から見るより、中は意外と美しい。
まるで、心優しい青鬼さんのようである。外見で中身を判断すること無かれ。
見とれていると、
「はい、空気いれマース。」
何?おっしゃってる意味が分かりませぬ。
このカメラ、そんな機能もあるのか!?どんだけハイテクですか?と思う間もなく、
膨らむ我が体。。。。おいおいおいおい。膨らまして空飛ぶか?
突っ込みを入れたくても、恐怖とチューブで声すらでない。
いや、参った参った。
そうこうしているうちに検査終了。
検査結果は良好との事。
健康はすばらしいね。
胃カメラって、テクニシャン。
(もうイヤだ。)
・・・・というわけで、
人間ドック初診以来、ぽっかりあいた心の穴は、
胃カメラの活躍でズッポリ埋まりましたので、
峠アタックに向け、障害はなくなりました。
4WDクラスに参戦される皆様、ご覚悟を。

Posted at 2007/07/24 00:08:06 | |
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