
「峠アタック」で肩についた、シートベルトの傷も癒え、
「新兵器」導入の際に、ついた心の傷も癒えはじめましたので、
そろそろ、「鮭」の自分への戒めとして執筆します。
記憶と、現実に大きなギャップが生じていることって
ありませんか?
思い込みと言ってしまえばそれまでですが、
時としてそれは現実以上のリアリティをもち、
頑ななまでの確信に変わることがあります。
今日はそんな話です。
【事例1】
同窓会。再開するのは十年振り。
片思いだったあの子はまだ独身だと、
風の噂で聞いている。
逢いに行く。
そぅ、想いでの中で美化されたまま。
再会して一言。
『こんなもんだっけ?』
【事例2】
昔行ったラーメン屋。
こってりとしたスープに秘密あり。
家族ででかける、たまの外食。
楽しい会話も弾みます。
時を経て久しぶりに食べにいく。
そう、想いでのなかで美化されたまま。
食べて一言。
『こんなもんだっけ?』
【事例3】
9年前に貯蓄だけでは足りずに、
その月の給料まで突っ込んで買ったインプレッサ。
恋する気持ちは変わらないけれど、
・・・心の景色はちょっと変わってました。
今回はそんなお話です。
買った当時はSTIとの違いがよく解らなかった為、
黒い車体と少ない走行距離に惚れて、WRXを選択しました。
当時9千キロ、今9万キロ。
大きなトラブルも起こさず、下手な運転に付き合ってくれている。
ある程度慣れてくると、今度はSTIとの
違いに嫉妬するようになっていた。
その度にその差を埋めるべく、衝動買いを繰り返していた。
ある時を境にSTIと鮭号のスペックを比較するのをパッタリとやめた。
それはGC生産終了の時だった。
『次代のインプレッサは見た目も中身も違う自分の車と全く別』
というふんぎりだった。
それまでは、マイナーチェンジが繰り返されるたびに、
自分のスペック表と良く比較していた。。。。それが無くなった。
と、同時にSTIと自分の車に大した差は無いと思い込みはじめていた。
その瞬間から記憶の美化はゆっくりと、しかし着実に始まっていた。
Posted at 2006/05/30 12:37:38 | |
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車(投資) | 日記