
今回の佐渡島強行軍で一番心に残っているのは、
会社帰りにふらっと駆け抜けた1000kmも、そうですが、
そんなことより、
「大野亀、登頂。」
標高は約170m、大佐渡側、外海府の海にそびえています。
この「大野亀」は、亀がうずくまっているように見えるため、付けられた名称との
こと。
もう少し先に行くと「二つ亀」というのもありますが、、、それはまたの機会に。
6月には、カンゾウという黄色い花が一面に咲き乱れますが、
8月下旬の現在は、花は無く緑の草に覆われた大野亀。
ふもとから見上げよくよく見ると、獣道のような道が一筋見えました。
誘っているな。。。。これは、登ってみるしかないな。。。。
決心する。
青々として草が茂る獣道。虫が苦手な妻を説き伏せ二人で頂を目指す。
見えているけど近づかない山頂に、若干いらだちながらも登りつづける。
足場は決して良いとはいえない、滑りやすい個所もある道でした。
手に握り締めたビタミンウォーターも、残り僅かになり、振動であわ立っている。
運動不足が祟り、足取りが重くなる妻を、「きっと凄い景色が待っているに違いな
い!」
と励ましつつ、手に手を取って山頂へ。
20分くらい登りつづけ、山頂へ到着。
見上げると、そこには、石碑が建っていました。あとは空だけ。
次の瞬間、疲れは、爽やかな風と共に吹き飛んだ。
足もとを見渡すと。。。。素晴らしい!!
日本海佐渡島の断崖絶壁と、どこまでも蒼い海。
眼下に広がる景色は、神秘的に美しく、まだ日本にこのような景色が残っていたの
かと、
感嘆・絶句するほどでした。
登ってよかった。苦労の甲斐がありました。
もし、佐渡にいらして、大野亀を訪れた際には、下から眺めるだけではなく、
是非、山頂まで登ってみてください。
魂が洗浄されるような光景が、私達を待ち受けています。
但し、足元注意です。
あと5円玉はあるといいかも♪

Posted at 2008/08/26 23:26:30 | |
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