
残業から深夜1時に自宅の玄関先に到着する。
いましがた食べた吉ブーの豚鮭定食が腹に重い。
ため息一つ。
妻もう寝てるかな?
そんな事をぼんやり考えながら玄関に続く16段の階段を登る。
この階段は色々な昆虫達と遭遇した、
ある意味思い出の詰まった場所。
今は蜘蛛が我が支配地とばかりに領土を
顕示せんばかりの勢いで巣を
神経の如く張り巡らせている。
ぶら下がっているのは、とんぼか。
はりつけられて、晒されているようだ。
いつか見た映画のワンシーンが頭をよぎる。
そっと、ポケットから鍵を取り出し、
鍵穴に挿入し、回す。
ドアを明けると、玄関に置いてある灯油缶が
世帯主を出迎える。
『今日もあかいな。』
ねぎらいの言葉をかける。
妻を起こさぬように静かに歩く。
このこっそり家に帰る生活はかれこれ、
15年位やっているため、
いまや特技の一つになっている。
今転職を考え、履歴書を書かざるを得ない局面に直面したら、
趣味:料理、
特技:忍び足
ということになる。
採用してくれるのは、忍び足業界だけですね。
帰宅侵入成功。
妻の眠る寝室を通過し、
第一目標のリビングまで後1メートルというところで、
リビングに何か違和感を感じる。
何かが違う。暗闇に微妙に差し込む
廊下の明かりに何かの影がそこに
存在することを示している。
『だ、誰だ!』
明かりをつけるとそこに浮かび上がった影の正体は
『GEARMAX GYMBALL』
和名、
『大きく、丈夫なゴム風船。』
訳せてませんがご容赦を。
SAB沼南行ったときXEBIOで買ったの忘れてた。
買って満足していた。。。。
妻が見かねて、膨らませたようです。
自分のっても平気かな?
とりあえず試してみる。
説明書の写真よりも、かなり潰れているが
魚圭の約70キロの体重にも耐え抜いている。
なかなかやる。
しかも、
面白い。
しばし戯れていると、廊下に人の気配が。
妻である。
起こしてしまった。
しかも、トランクス一枚に靴下といういでたちで
ボールと戯れるという一番人様に見られたくない、
32歳の醜態を。。。。。。
『た、ただいま。。。』
妻によくよくきいてみると、
ソファに座ってテレビをみているとき、
足を載せると快適だそうで。
使用用途間違ってないかい?
だいえっとだろ?
・・・それとも、打倒!嶋・健介?
Posted at 2006/10/17 12:23:59 | |
トラックバック(0) |
よもやま。 | 日記