
今日は無駄に長い。しかも過去日記。
私が愛するラーメン屋、
『天下一品』
私同様、こってりとした独特すぎるスープを
愛してやまない同胞にメッセージを送るべく、筆を・・・いや、携帯をとる。
携帯・・・最近私の筆記用具と化している。
さて、本題。
確か、おととしくらいからかな?
天下一品に、満を持して新ラーメンが登場したのが。
その名前を、
『味重ね』という。
全ての店舗にあるわけではない模様で、
私の通う三郷店にはキラ星の如く出現しました。
しかしながら、いつも私が天下一品でいつも注文するのは、
『コッテリ』
残念ながら、それ以外に価値を感じていない。
このどろどろとしたスープに魅入られて久しい。
噂では京都の本店では、その日のスープの出来を、箸を立てて確かめているとの
事。
箸の立つスープ・・・経験の無い方は想像を掻き立てて欲しい。
今回の主題である、『味重ね』は味噌で彩られた期待の新人だ。
発売以来興味はあった。おとなしい転校生に抱く程度の興味。
新商品に心くすぐられるのは、体験したことが無い物を無意識に追い求める、
生物としての本能的な冒険心を司る謎解きDNA。
その本能があったからこそ、人類は毒キノコを克服し、河豚の毒を避け、ウニ・なまこといった、
普通に存在したら、見た目で嫌忌する「ゲテモノ」を捕食してきたのだろう。
「ホヤ」に至っては、もはや意味不明だ。
つまり、体験することは、
DNAに織り込まれた、後進に対する責任を果たす行為と言うことができる。
と、言うわけで、見過ごすわけには行かない。
味噌ラーメンは嫌いでは無い。むしろ愛している。
涙をのみ、「こってり」への未練を断ち切る。
水を持つ手に力が入る。
そして一言。。。『味重ね一丁。』
この行為、例えるならば、そう、、、、
COCO壱番館へ行ってカレーを食べないようなもんだ。
吉野家に行って、牛丼食べないようなもんだ。愚行にも映る。
のんだ涙が乾き始めた頃、色々な薬味が目の前に並べられる。
ここで味重ねの意味を知る。イロイロな味を折り重ね、味重ねか。
すり胡麻、アゲアゲネギ、肉味噌、にんにく。そしてマニュアルも付いて来た。
まずはそのまま食べ、次はすり胡麻、あげネギ、にんにく、肉味噌の順で試すよう
指示が記載されている。
やれやれ、携帯やらテレビやら、取扱説明が分厚くなる昨今、
遂にラーメンにも取説導入か。。。
さて実食。
麺は、いつものより少し太めだ。具は、白菜と豚肉。ちゃんぽんみたい。
スープを一さじ頂く。アツアツの未知のスープと、ファーストコンタクト。
味噌としょうがの風味が口に広がり心地よい。
遠くのほうで、こってりラーメンの風味がささやく。
「僕はここにいるよ・・・・・」と。
まるで、、、そう、爽やかな草原に吹く、一筋の風のようだ。。。
しかし何だ?この苛立ちは。。。。そうか!?
。。。
こってりしていない。
スープのベースは「こってり」を流用することで、まろやかさにはつながっている
が、
物足りなさは否めない。
うむむ。これは。。。。「天下一品」で食べなければ、素直においしく頂いただろ
う。
しかし、私は、天下一品にラーメンを食べに来ているのだ。
あの独特の箸が立つようなスープが懐かしくなる。。。。
こんなこともあろうかと、同伴した妻には、「スープライスセット」を頼ませてい
る。
通常よりスープ多め&明太ご飯の小粋なセットだ。
妻ラーメンをつまみぐいしつつ、箸を進める。
これが無かったら、危なかった。味重ね食べた後に、こってりもう一杯いくとこだった。
飲んだ後にラーメン食う感覚に似ているかも。
ラーメンの締めのラーメン。メタボリックサイクルは止まる事を忘れてしまう。
で、
色々妄想交じりで書きましたが、やっと結論に至る。
残念かな、「味重ね」2度は無い。
ただし、ラーメンがまずい訳ではない。
私にとって、「天下一品」=「こってり」だから。
ただそれだけ。
【追伸】
「味重ね」は、女性向きかも知れません。
まろやかスープで、別のラーメン屋でこれを提供されたら、
多分ファンになります。
お勧めはできますが、コッテリ中毒患者はやめておいた方がいいかな。

Posted at 2008/02/04 23:29:43 | |
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