ハイゼットS210P背面ガラスへフィルムを貼る
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
平成16年登録のハイゼットS210P軽トラのエアコン修理を行ったところ、アイドリング状態で吹き出し温度が14度~15度と冷える様にはなったものの、ガラス正面、そして左右ドアガラス、更に背面ガラスとすべての方向から直射日光が注がれて仕舞います、おまけにエンジンの真上の位置ともあって、熱も室内へ上昇します、キャビンはどの車両よりも狭いのですが、ガラスから入る熱を一面でも遮断できれば、また少しでも室内を冷やしたいと謂う思いから、背面ガラスへ「ミラーフィルム」を張る事に致しました。
ところが、ヘッドレストが作業に邪魔、普通のM6ネジなのですが、超硬くて廻せません。
ご覧の様に何気ない普通のM6ネジが超硬くて、硬くて廻らないのです。
2
ネジ山にあわせ+3のプラスドライバーを使って「命いっぱいの力」を込めても、ビクとも致しません。
え~~い” 面倒だ!!
電動インパクトなんか使うものなら、一発でネジ山を舐めてしまいます。
この何気ない普通のM6ネジなんですが、実は安全制を高める為、生産時からネジロックが施されており、
「基本ネジを外すさせない」様、すべての軽トラックに施されている様です。
それでも外さなければ背面ガラスへフィルムを張るのにめっちゃ邪魔になるので、なんとか外して作業ができれば、、、、とその様な書き込みを沢山目にします。
以前スノーモービル修理でもネジロックされたネジを無理やり廻して、すっかりネジ山を舐め切って、どうにも出来なくて、プロの修理店に持ち込んだ、苦い経験が御座いました。
先に答えから謂いますとネジロックボンドが施された、ネジは基本廻しちゃいけない、外されると危険、安全性が保てない、その様な理由からネジロックされているそうです。
ネジロックには低度、中度、強度と種類別されていて、特に「強度のネジロックが施されている」んで、インパクト等で外しにかかると、即ネジ山を破壊して仕舞います。
そこで、私はネジロック剤はボンドの類と過程して、外したいM6ネジを熱くすればネジ山に塗られたボンドが解け出すのではないか?
っと考えました。
早速電気半田ゴテを使い、M6ネジが触れないくらい十分に「チカチカ」と熱してから、冷めない内に充電インパクトで回すと、あれ?
何じゃこれ、っと思うくらい、超簡単に外せます。
3
3か所のM6ネジ中、2ヵ所だけでも外して仕舞えば、残る一か所はヘッドレスト本体を左右にしごくだけで緩みますが、
如何せん強度ロックされた場合は「永久ロック」と謂う施工なので、いきなり高力で回せば当然ネジ山を破壊してしまい、逆にハズすのに難度を増すばかりです。
4
運転席と助手席のヘッドレストさえ外せれば、背面ガラスへのフィルム貼りは超作業をし易くします。
もちろん、正面ガラスや左右ガラスからも直射日光は入りますが、背面ガラスからの直射日光を遮断しただけでも、冷却効果の違いが出ます。
参考迄、ハイゼットS210P 平成16年登録車の頃のA/Cですと、外気温28度前後のアイドリング時のエアコン吹き出し温度が、18度前後らしいです。
走行中は更に下がり13度~18度の能力です。
従ってこの頃のA/Cなので今の軽トラックと比べると元々が余り冷えません。
ハイゼットトラックに入っている、134a冷媒が270g+-30gです。
1缶200g入りなので、すべてガス抜けたと過程しても、1缶半しか入っていません。
おそらく今のS550であれば400gくらい入っていると思うので、冷媒の量から謂ってもガッチリ冷えた風が出るでしょう。
後で掲載致しますが、助手側のエボバレーター清掃も大事です、吹き出す風量が減ってきますし、カビ臭い匂いもします。
エボバレーター本体を外す事は大変な作業ですが、助手席側からある程度外すとエボバレーター本体を出せますので、家庭用エアコン清掃スプレーで洗浄しただけでも、冷えも風量も極度に改善します。
結果、S550の新車程まで冷却しませんが、走っている時は9.5度まで下がる様になりました。
たぶんこれ以上やれるとすれば、椅子真下から登るエンジン熱を遮断する為、両方にマットを張り付けるくらいでしょうか?
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