2014年08月25日
Well to Wheel という自動車のCO2排出量把握による、欧州の自動車販売規制
長いお題になってしまいました(^^;)
補足と、何が大事だと思っているのか?を書いてみます。
問題は、
どうしたらクルマに関係するCO2の排出量のを少なくできるか?
なんです。
コレは、大気の清浄化を求めた『ゼロエミッション』ではナイんです。
一番解りやすい例が、水素燃料電池車です。
今の燃料電池車のための水素燃料は、天然ガスを改質して作られます。
つまり、メタン(CH4)から水素(H2)が取り出される際に、
残った炭素が(CO2)として排出されます。
結局、化石燃料を使っているのに、
クルマから二酸化炭素が排出されないから、『クリーンな排気です。』
『なんて言い方は、ペテンでしかナイ。』
『地球から見たら、二酸化炭素を出している!!』と、いうことなんです。
電気自動車の電源も、一緒。
ただ、欧州では、日本よりも火力発電の割合が少ない様です。
従って、
欧州では、ピュアEVはもとより、
プラグイン・ハイブリッド車も『EV』として考え、優遇策をこうじています。
ただ、それだけだとCO2を全く排出しないクルマが、そうそう無くなってしまいます。
さらに、
従来からのクルマが、全く売れない事になってしまうのは、本意ではナイ様です。
従って、
キチンと排出しているCO2を把握して、
クルマを製造販売する会社は、1台あたりの平均排出量を少なくしましょう!!
と、いうのがこの規制の考え方です。
とはいえ、現実には難しい判断が含まれています。
『バイオ燃料で走るクルマは、カーボンフリー?』とか。
という考え方なのです。
アメリカでも、同じだそうです。
で、思うのです。
日本だけ緩い規制である方が、自動車メーカーにとっては、
コスト高になってしまうのではナイか?
規制が緩ければ、それだけで産業保護。じゃぁ、ナイんじゃないですか?ヾ(^^ )
ブログ一覧 |
次世代自動車 | ニュース
Posted at
2014/08/25 21:18:40
タグ
今、あなたにおすすめ