せっかく、GDIのNOxの事に触れないで、ツッコミを待っていたのでしたが(^^;。
・・・仕方がないのでノリツッコミ(T_T)
要は、「
GDIエンジンって、NOxも出していたろう!」って(^^;
なんでそうなるの?
超希薄燃焼(リーンバーン)という事は、
燃料が少ない状態で燃やす。
ということですので、高温高圧状態のシリンダー内で、酸素が余るし、多量の窒素があるから、
余った酸素と窒素で、NOxができる。というもの。
ススができるのは、拡散燃焼によるのですが、
この
拡散燃焼とは、
ガソリンが完全に気化しないで、滴状態で外から燃えていくので、水素が先に奪われて炭になる。と考えてもらって、差し支えナイ。
それなら、ディーゼルエンジンも、超希薄燃焼だと同じ?。
同じ理由。(^^;
どうしたら良いのか?
直噴エンジンでも、
混合気中の酸素と燃料が、過不足なく反応する時の空気と燃料の比率(理論空燃:約14.7:1)の領域(ストイキ)領域で燃やせば、NOxが発生しない。
言い返せば、酸素が水素や炭素と結びついて、余らナイから。(^^;
これが、
ストイキ直噴エンジンと呼ばれているもの。
また、
ストイキ直噴エンジンでは、シリンダー内が高温なので、約100気圧で噴射されたガソリンが瞬時に気化熱を奪ってガス化し、キレイに燃えてくれる。
従って、ススもできにくくなる。
しかも、噴射された燃料が大量に気化熱を奪うので、ノッキングしにくくなるため、
圧縮比を約1.5ほどもあげられる。(^^)v
よって、
燃焼効率をあげる事が可能になる。と、イイ事づくめだったりする。
これが、スワール渦をうまく作ってくれれば、尚良い!
(ありましたネ\(^_^ )サイクロンエンジン\(^_^ ))
これで、NOx対応はO.K.
今、世に出ているガソリン直噴エンジンは、殆どコレ。
あとは、
希薄燃焼時の拡散燃焼によるスス発生問題。
これは、クリーン・ディーゼルエンジンを例にとって考えてみればイイ。
ディーゼルエンジンもススが発生する原因は一緒だったのでしたが、
燃料の液体の粒を、小さくして対応しました。
これが、
コモンレール式と呼ばれるもの。
1800気圧だった?かな?の圧力で、細かな霧状に噴射する事で、解決しました。
では、ガソリンエンジンの場合は?、
「
スプレーガイデッド直噴」と呼ばれていますが、
基本は同じ。超高圧(約200気圧)で細かな霧状に噴射する。
これで、拡散燃焼によるススの発生を防いでいます。
しかしながら、リーン領域(理論空気燃料比より薄い燃料)で燃やすと、結局NOxが発生するので、ディーゼルエンジンで使っている様な、排ガス浄化装置が必要になります。
では、どうしたらイイのか?
アウトランダーPHEVは、ある程度の負荷領域で、ある程度の回転数でしか回さないので、
リーンバーンエンジン(希薄燃焼エンジン)は不要デスよネ。
(^O^)v
examineさんのRes.にあった「ストイキ領域」で使えば、排ガス浄化装置が従来からの「三元触媒」で充分なので、これでイイですよネ.\(^_^ )
という話しでした。
Simple is Best!
・・・原因が解れば、対策が立てられる。
・・・あとは、使えるお金と時間とに、ご相談。m(_,_)m
・・・と、理論上は良くっても、キチンとテストして、そのデータを評価して、実施すべし!
・・・なんでも、同じデスね\(^_^ )
ってぇことです。\(^_^ )
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Posted at
2014/09/12 17:07:00