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2014年11月13日

アウトランダーPHEVの復習 その1(安全安心編)

予約注文開始から2年になろうとしている、アウトランダーPHEV。
私は、2013年2月納車だが、既に34千kmを超えた。(^^;




実に、様々なことがあった。

しかし、まだまだ、このクルマの認知度が高いとはいえない。
最近納車された方には、このクルマがどんなモノなのか?
理解するのも、大変だと思う。

そこで、
アウトランダーPHEVを振り返っておきたい。

発売: 2012年12月開始(しかし、この時点ではカタログがあっても、機能や名称の意味がわからなかった(^^;)
納車: 2013年1月開始
全長: 4655 mm
全幅: 1800 mm
全高: 1680 mm
ホイールベース: 2670 mm
車両重量: 1820 kg
車両総重量: 2095 kg・・・この手のクルマで、300kg近いバッテリーを積んでいるのに(^^;
前後重量比: 54:46 ・・・この前後重量比が、すばらしい走りの秘訣!
新車価格:341~443万円
中古車価格:293~412万円(130物件)2014/11/12現在

税制優遇等:エコカー減税/140,700円,補助金/290,000円⇒430,700円(グレードによって取得税が変わる)
※405,400~430,700⇒実質約253万円~約369万円
※補助金支給による縛りは、現在4年縛り(当初は6年縛りだったが、金額も高かった(^^;)
 その年限で手放す場合には、残りの期間分を返納する約束。

では、このアウトランダーPHEVの何がスゴイのか?

モータージャーナリスト:岡崎五郎さんのコメントが、一番言い得ていると思う。

まずはどこから話し始めればいいだろう?三菱の新たなフラッグシップとして誕生したアウトランダーPHEVは、語り手にそんな嬉しい悩みを与えるほどに、数多くのトピックを備えたクルマだ。
全くその通りだ。\(^_^ )

ただ、発売して、これから!というところで(2013年3月)、
駆動用バッテリーのリコール発表があって、出端をくじかれた感があった。
何があったのか?発表までに時間がかかった。

結果的には、Liイオン電池の製造工程の作業ミスという事が判明・対策されて、
現在は安定しているのだが、
その間、
私たち既納車組は「充電を控えてくれ」とメーカーからアナウンスされ、ハイブリッドモードでの使用を余儀なくされ、
それより、納入間近の方々が納入延期になり、大変な思いをされた。
(ガソリン代や、交換作業の間の代車などの対応はしっかりしていた)

だが、そのとき、
実は、安全性を確認することができたのだった。\(^_^ )

それは、
「車両にLiイオン電池が搭載されている状態で、発火・炎上しなかった!」ということだ。

駆動用バッテリーは、鋼鉄製のケースに搭載され、防水密封されている。
圧力調整用の穴が開いているが、そこから水は進入できない構造になっている。



さらに、
密封されたバッテリーは冷却する必要がアルので、エアコンの冷媒を通して充電中や走行中は、冷却されている。
従って、充電中に電池が熱暴走したとしても、
冷却され続け、内圧が上がり酸素の供給がされなかった。

もしも、こういう機構になっていなかったら、
溶損から事態は発展して、取り返しがつかなかったかも?しれない。


私も技術者の端くれだ。
我々に、「想定外」などという単語は存在してはならない!。
厳密には、想定できないことはアルが、
その範囲を想定し、「安全に止める。」という「フェールセーフ」を必ず付け加える!

MITSUBISHI アウトランダーPHEVでは、フェールセーフがしっかり出来ている!

従って、
発熱・溶損したセルが発火に至らなかったのは、
「この安全構造にあった。」という証明でもあった。
\(^_^ )
・・・って、誰も宣伝しないのねぇ~(T T)

Liイオン電池が発火したのは、i-MiEVの車両組み立て工場で、
電池パックの組み立て工程にはいる前に充電していた時だった。
(i-MiEVも同じ構造なので、バッテリーパックに搭載されていれば、溶損だけだった)

奇しくも、あのリコールの元となる溶損によって、安全性を確認できたので
考えようによっては、ありがたい話しにもなったのだった。

実は、あの事故にはもう一つ、私にとっての恩恵があった。

それは、
アウトランダーPHEVの造りその他の情報が、公開されたことである
乗る者にとって、クルマの構造や機構がどうなっているのか?
知る事は重要だと思うのだが、なかなか開示されないのだった。(T T)

三菱自動車「アウトランダー PHEV」の電池パック交換作業を見る
生まれ故郷に帰ったクルマを大手術し、リコール改修 (2013/7/17 00:00)


この中には、
バッテリーセルを監視しているモジュールが存在する事ほか、様々な安全対策がなされている事も含めて、公開されていた。
















まだまだ、欲しい情報が公開されていないが・・・(T T)
これだけでも、ありがたいものだった。

さらに、
駆動用のバッテリーパック内を冷却するために、冷媒を使用している事を記したが、
使用している冷媒は、HFC-134a テトラフルオロエタン(C2H2F4)です。
「代替フロン」と呼ばれるモノを使っているので、万が一、配管から漏れだしても、漏電や引火等の危険がありません。
(将来的にはこの代替フロンも、温暖化係数を持った物質なので、終息せねばならないそうですが(^^;)

もし、冷却に「水」を使っていたならば、300Vの高電圧がかかっているモノなので、
何が起きるか?は、想像にかたくない。
また、Liイオン電池が溶損した時に冷却水がかかったら、ゾっとします。(T T)

つまり、ただ単に『バッテリーを冷やせれば良い』ではナイ!のでした。(^O^)v

エアコンシステムは三菱重工製との事ですが、結果的なモノか?は分りませんが、ナイスな選択だと、考えています。\(^_^ )

得られたものは、安全・安心であった。

という事で、次回、発動編・・・としてみようかな?(^^;
ブログ一覧 | PHEV | 日記
Posted at 2014/11/13 13:04:52

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この記事へのコメント

2014年11月13日 13:57
どもども♪

いつもながら素晴らしいデス。
ドラゴンさんのレポートをスクラップして、三菱の営業陣に勉強させたいくらいです。
電池については、耐久性が問題でしょうか?
補機バッテリーのように簡単に交換できませんしね!
コメントへの返答
2014年11月13日 17:55
ちょび人さん
まいど!ヾ(^^ )

駆動用Liイオン電池も、あとで取り上げるつもり(^^;)ですが、
i-MiEVの初期に使用していたLEV50の改良型
LEV50Nを使用していて、この時に大幅な長寿命化とコストダウンが出来ているそうです。
ヾ(^^ )
まだ、電池の劣化報告もあがっていないので(^^;)本当に、私たちにわかる様な劣化が、まだナイのかも?知れません。(^^;)
・・・このクルマの死角って(^^;)ナイ?(^^;)

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