国土交通省 平成17年3月31日 世界で初めて燃料電池自動車の基準を整備~燃料電池自動車の安全・環境に係る基準が公布され型式認証の取得が可能となりました。 ~
(概要)
1. 国土交通省は、本日、圧縮水素ガスを燃料とする燃料電池自動車を対象として、衝突時の安全を含む水素ガス漏れ防止要件等を内容とする、安全・環境に係る基準を整備するため、道路運送車両の保安基準等の関係法令を改正・公布し、即日施行しました(主な 基準は、別紙1参照)。燃料電池自動車の安全・環境に係る基準が整備されるのは、世界で初めてのことです。これによって、圧縮水素ガスを燃料とする燃料電池自動車の型式認証の取得が可能となりました。 なお、本日公布した安全・環境に係る基準については、今後検討が開始される世界統一基準(GTR)でも採用されるよう、国土 交通省から働きかけていくこととしています。
(経緯)
2. 燃料電池自動車は、環境負荷の低減に寄与すること、エネルギー安全保障に資すること、我が国産業の競争力の強化も期待でき ること等から、その実用化・普及が強く期待されているところです。このため政府は、その実用化に向け「燃料電池自動車の実用化に向けた包括的な規制の再点検について」を決定(2002年10月燃料電池実用化に関する関係省庁連絡会議)し、安全性の確保を前提としつつ、包括的な規制の再点検を進めることとしました。本決定において車両に関しては、燃料電池自動車に係る車両適合基準の整備 を行うとされました。
3. これを受け国土交通省では、平成15年度から平成16年度において、独立行政法人交通安全環境研究所を中核機関として、圧縮水素ガスを燃料とする燃料電池自動車を対象とした、「燃料電池自動車実用化促進プロジェクト」(座長:石谷 久 慶応大学大学院 教授)を実施し、安全・環境に係る基準について検討を進めてきました。 (意見募集の結果)
4. 本基準の策定に先立ち、平成16年11月16日から29日までの期間、基準案に対する意見の募集を行いました。その結果は、別紙 2のとおりです。
圧縮水素ガスを燃料とする燃料電池自動車等の基準(概要)[別紙1]と、意見の募集結果 道路運送車両の保安基準等の一部改正に係るパブリックコメントに対する回答 [別紙2]
(その他の意見)
ニ.圧縮水素を燃料とする自動車は、その使用過程も含め、安全を確保することは難しく、圧縮水素の使用を想定すべきではなく、水素吸蔵液体を利用する方に施策をシフトするべき。
回答: 燃料電池自動車は、その実用化・普及が強く期待されているところです。このため政府は、2002 年10 月、安全性の確保を 前提としつつ、包括的な規制の再点検を進めることとし、車両に関しては、型式認証制度の整備を行うとされました。これを受け国土 交通省では、圧縮水素ガスを燃料とする燃料電池自動車の安全確保について技術的な検討を行い、必要な安全基準を整備することとしたものです。
・・・ちゃんと、水素吸蔵液体(水素ハイドレードなど)の採用要求があった。
・・・採用されていタラレバ、
石油業界への異常な投資負担要求や、
しんかい6500の耐水圧を超える圧縮水素タンクなどが一般市民の近くに存在することなど
無かっただろうに。(@_@)
・・・しかし、回答の要約は、
「既に検討して形式認証制度として安全基準を決めたのだから、このまま圧縮水素ガス方式の安全基準を整備する。」
であっているかな?
・・・「経済性の問題は経済産業省の管轄だから、国土交通省は与り知らない。」と行間に書いている気さえする。(T_T)
・・・せっかくのチャンスが・・・(T_T)
・・・一般市民の無関心が、この事態を招いたと、言われるのだろうか?
・・・かく語る私も、当時は無関心だった。(@_@)
でも、言うべき事はちゃんと言った方がいらっしゃった事は、嬉しい。(@_@)
Posted at 2014/08/01 14:20:13 | |
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