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DragonSpiritのブログ一覧

2014年08月01日 イイね!

国土交通省の燃料電池自動車の安全基準検討の際に、水素吸蔵液体(水素ハイドレードなど)の採用要求があった。

国土交通省 平成17年3月31日 世界で初めて燃料電池自動車の基準を整備~燃料電池自動車の安全・環境に係る基準が公布され型式認証の取得が可能となりました。 ~

(概要)
1. 国土交通省は、本日、圧縮水素ガスを燃料とする燃料電池自動車を対象として、衝突時の安全を含む水素ガス漏れ防止要件等を内容とする、安全・環境に係る基準を整備するため、道路運送車両の保安基準等の関係法令を改正・公布し、即日施行しました(主な 基準は、別紙1参照)。燃料電池自動車の安全・環境に係る基準が整備されるのは、世界で初めてのことです。これによって、圧縮水素ガスを燃料とする燃料電池自動車の型式認証の取得が可能となりました。 なお、本日公布した安全・環境に係る基準については、今後検討が開始される世界統一基準(GTR)でも採用されるよう、国土 交通省から働きかけていくこととしています。

(経緯)
2. 燃料電池自動車は、環境負荷の低減に寄与すること、エネルギー安全保障に資すること、我が国産業の競争力の強化も期待でき ること等から、その実用化・普及が強く期待されているところです。このため政府は、その実用化に向け「燃料電池自動車の実用化に向けた包括的な規制の再点検について」を決定(2002年10月燃料電池実用化に関する関係省庁連絡会議)し、安全性の確保を前提としつつ、包括的な規制の再点検を進めることとしました。本決定において車両に関しては、燃料電池自動車に係る車両適合基準の整備 を行うとされました。

3. これを受け国土交通省では、平成15年度から平成16年度において、独立行政法人交通安全環境研究所を中核機関として、圧縮水素ガスを燃料とする燃料電池自動車を対象とした、「燃料電池自動車実用化促進プロジェクト」(座長:石谷 久 慶応大学大学院 教授)を実施し、安全・環境に係る基準について検討を進めてきました。 (意見募集の結果)

4. 本基準の策定に先立ち、平成16年11月16日から29日までの期間、基準案に対する意見の募集を行いました。その結果は、別紙 2のとおりです。

圧縮水素ガスを燃料とする燃料電池自動車等の基準(概要)[別紙1]と、意見の募集結果 道路運送車両の保安基準等の一部改正に係るパブリックコメントに対する回答 [別紙2]

(その他の意見)
ニ.圧縮水素を燃料とする自動車は、その使用過程も含め、安全を確保することは難しく、圧縮水素の使用を想定すべきではなく、水素吸蔵液体を利用する方に施策をシフトするべき。

回答: 燃料電池自動車は、その実用化・普及が強く期待されているところです。このため政府は、2002 年10 月、安全性の確保を 前提としつつ、包括的な規制の再点検を進めることとし、車両に関しては、型式認証制度の整備を行うとされました。これを受け国土 交通省では、圧縮水素ガスを燃料とする燃料電池自動車の安全確保について技術的な検討を行い、必要な安全基準を整備することとしたものです。


・・・ちゃんと、水素吸蔵液体(水素ハイドレードなど)の採用要求があった。

・・・採用されていタラレバ、
石油業界への異常な投資負担要求や、
しんかい6500の耐水圧を超える圧縮水素タンクなどが一般市民の近くに存在することなど
無かっただろうに。(@_@)

・・・しかし、回答の要約は、
「既に検討して形式認証制度として安全基準を決めたのだから、このまま圧縮水素ガス方式の安全基準を整備する。」
であっているかな?

・・・「経済性の問題は経済産業省の管轄だから、国土交通省は与り知らない。」と行間に書いている気さえする。(T_T)
・・・せっかくのチャンスが・・・(T_T)

・・・一般市民の無関心が、この事態を招いたと、言われるのだろうか?
・・・かく語る私も、当時は無関心だった。(@_@)

でも、言うべき事はちゃんと言った方がいらっしゃった事は、嬉しい。(@_@)
Posted at 2014/08/01 14:20:13 | コメント(1) | トラックバック(0) | FCV | ニュース
2014年07月15日 イイね!

ヒュンダイの燃料電池車 ix35、水素補充なしで 700km走破…新記録ですって。

レスポンスから、現代のFCEVが水素補充一回での走行距離で、記録を作った。
と。

車両としては、
アウトランダーPHEVの2倍(24kWh)のリチウムイオン電池を搭載。

だが、本当の問題は、

トヨタのFCVの技術的優位性が、
今、消えようとしている。様に思う。
のだが、どうだろうか?(^^;)
Posted at 2014/07/15 08:04:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | FCV | ニュース
2014年07月08日 イイね!

FCVを重視する理由の1つは、コモディティーになりづらい。という・・・!?



トヨタを超えるベンチャー目指す
始動した社長特命プロジェクトに込めた思い


「トヨタがEVよりも燃料電池車(FCV)を重視する理由の1つは、コモディティーになりづらいという事情がありそうだ。」という記事。

ただ、実際どうだろうか?

燃料電池スタックの特許件数が2,400もアルのがその理由だそうだが、

来年にホンダや現代がFCVの販売を予定している。
日産もベンツもリース車は走行している。
本当に、技術的優位性がアルのだろうか?


一方で、
現在、量産されているピュアEVのi-MiEV、leaf、テスラ・モデルS、i3 etc.
これらは、コモディティ化しているだろうか?
否、何れもが、誰もマネすらできないクルマになっているのでは?なかろぉか?

PHEVもそう。
アウトランダーPHEVとi8は根本から考えが異なる。
どちらも、容易に真似られるモノだろうか?

だから、チョット「カチン☆」と来た。
(どこか?おかしくないか?)


逆に、プリウスPHVは、

アメリカで発売された、2代目プリウスの電池を外部充電型のリチウム電池に載せ替え、
プラグイン・ハイブリッド車に改造するベンチャーが現れた。
この中には、
「しかし、われわれのプリウスを改造され、政治キャンペーンに使われ、さらにはその改造を商売とするところまで現れ、トヨタからのPHV発売待望論まで飛び出しては、だんまりで開発検討を進めるわけにも行かなくなりました。」
と書かれています。

・・・となると、プリウスPHVは、トヨタの中では嫡出子ではナイ。
という扱いなのだろうか
『売れないよりも、売るのが面倒で売らない。という噂も耳に入っているが・・・?』
少なくとも、環境対策としての販売攻勢をかけている様には、見えにくいし、
このクルマへのトヨタの愛情は感じられない。(主観です)


シリコンバレーで見たエコカーの未来
EVが狙う「プリウス後」の主役


ましてや、ZEV法では、HV車は対象外となる。
「カリフォルニア州は自動車メーカーに販売台数の一定割合以上を排ガスゼロ車(ZEV=ゼロ・エミッション・ビークル)にする規制を設けている。
HVは現時点ではZEVとして認定されているが、2017年から除外され、各社はEVやPHVなどを売らざるを得ない。
規制を達成できなければ、排出権を他社から買うことになる。
先進イメージに傷がついてしまうため、各社は規制対応に血眼になっている。
しかもZEV規制を採用する州は広がりを見せている。」
という。

自前主義を貫くことにこだわり、他社にも技術提供することは立派。
されど、
本当にこの地球上で繁栄できるための技術を磨いているのか?
客観的に見て欲しい。

自然エネルギーが人の手で制御できるのは、電気に変換されて以降であり、
電気は電気のまま使うのが、一番、効率が良い。


また、
「トヨタベンチャーズでの自由な発想を基に、全く新しい概念の「愛(i)カー」を作る考えだ。これを2020年の東京五輪でデビューさせ、世界に発信することを狙う。」

ならば、三菱自動車工業は、i(アイ)を容易に捨て去っては、いけない。
『I(自分)』、『愛』、および『innovation(革新)』、『imagination(想像)』、『intelligence(知性)』の頭文字からとったのだそうだ。
せっかく、先取りしているのだから。
Posted at 2014/07/08 17:33:29 | コメント(1) | トラックバック(0) | FCV | ニュース
2014年06月27日 イイね!

現在の日本のFCVメーカーが無視している水素貯蔵技術

「水素社会」を展 望する~道路新産業開発機構の資料~
水素・燃料電池戦 略ロードマップ 2014/6/24

これらを投稿した際に、 有機ハイドライドの活用が、水素の輸送・貯蔵時に、
「既存のガソリンスタンドに係るローリーやタンク等の設備を活用し得る方法」 として、2020 年代頃まで、国が重点的に関与する事を紹介しました。
※今年2014年までが実験で、2015年から実用のスケジュールでした。
※石油業界の方々は、当然ご存じなハズ。
(なぜ、自分たちを省みないT社やH社に、唯々諾々と従っているのか?相当つらいハズだが)

とはいえ、有機ハイドライドとは何か?ついて、 もう少しかみ砕きます。

有機ハイドライドは、「常温常圧で液体」として扱えることが最大の特徴です。
また、取扱分類がガソリンと同等の第4類第1石油類のため、 タンクローリーやガソリンスタンドなど、既存のインフラを活用して、 水素を輸送・貯蔵することができるものです。

ベンゼンに水素を化学結合させたシクロヘキサンですが、これは、
1分子のベンゼン(C6H6)に3分子の水素を化学結合させると 1分子のシクロヘキサンになります。

また、 ナフタレンに水素を結合させたデカリンですが、これは、
1分子のナフタレンに5分子の水素を結合させると1分子のデカリンができます。

そして、化学結合した際に、体積変化がナイのです。 (水素と化合しても1つの分子のままなので)

さらに、 「水素の漏れ」の問題もあります。 液化水素タンクの場合ですが、1日あたり全体の数%から10%も漏れだしてしまっている。 研究室で使う小さなタンクですと、下手をすると1日持ちません。 ・・・液化水素ですら、自然に漏れだす。
・・・水素の分子があまりに小さく、金属結晶の隙間(結晶粒界)をすり抜けるのです。
・・・完全に漏れを止めるには、単結晶の高圧タンクが必要。
これが、有機ハイドライドは、「分子量が大きく、常温常圧で液体」でありますので、
水素ガスの様に、結晶粒界をすり抜ける事ができません。

・・・さて、70MPaの高圧タンクは、どれだけ漏れを無くしているだろうか?
・・・高圧タンクをカーボンで補強しても、閉じ込め性能は上がりません。
※FCVを取得した人に聞くしかナイかな?

ですから、 運搬や保管といった面で、高圧タンク保存や液化よりも大きなメリットがあるのです。 ・・・既存設備がそのまま使えて、安全性が担保されているのは、大きい!

そして、コスト。 ベンゼンやナフタレンは、安い!

「有機ハイドライドは石油精製所から大量に流通市販される製品です。
コスト的にも、今、有機ハイドライドは㎏100円程度でして、 普及時には石油と同程度かもっと安い値段で、流通させることも可能なのではないか思います。」
出典:第二回「有機ハイドライド」が 拓く水素社会

とはいえ、有機ハイドライトにも課題があります。

1つ目は、水素を取り出す際に、200℃~300℃の高温が必要であること。
2つ目は、水素を取り出す際に、現在は白金という触媒を必要とすること。

1つ目の高温が必要な点は、燃料電池の発熱(約400℃)を回収すれば良いのですが、
2つ目の白金を使う点は、資源の面でつらいものがありますので、
今後、白金を使わない方式が望まれます。

ただ、日本の自動車では、こうした方式は採用されないのですが、
風力発電の発電量変化を吸収するためのプラントが、既に、商業レベルとなっております。

こうした Power to Gas が、安全に活用されるのであれば、
自然エネルギーという不安定なエネルギーを安定利用できることになるので、
期待したいと思う次第。
※自然エネルギーに、ベース電源化の可能性が出てくるのです。(残るは、コスト問題のみ)

以下、参考資料
有機ハイドライド を利用する燃料電池用水素貯蔵・供給システムの試作

有機ハイドライドを用いた水素 供給および燃料電池運転特性 ※これは、市川 勝(北海道大学教授)が支援していた。
Posted at 2014/06/27 17:30:27 | コメント(1) | トラックバック(0) | FCV | ニュース
2014年06月20日 イイね!

ドイツでは、水素をそのまま使わない理由は?

厳密には、ドイツでの水素ガス活用計画は存在している。
しかし、商用稼働に入った方式は、水素からメタンを合成する方式だったりします。
また、その水素を得る方法には、メタン改質等の化石燃料からの製造ではナイのです。

ちょっと調べただけで、多くの情報が入手できました。
(それだけ、喫緊な課題を抱えていたのです)

一つは、風力発電所を数多く作ったが、安定電源ではナイので、「発電し過ぎる時」があり、
風力での「余剰電力」が、特にポーランドやチェコなどの送電連携した隣国に悪影響を発生させる危険が出てきたのだった。

ブルームバーグ2012/10/25の記事


ドイツの電力事情⑤ -送電網整備の遅れが他国の迷惑に-


一方で、天然ガス等の燃料は、輸入に頼っているので、安全保障上の問題も依然として抱えている。

そこで、ドイツ最大手の電力会社[E.ON(エー・オン)]は、風力などの再生可能エネルギーでの余剰電力と水から水素を作り出し、その水素と大気中二酸化炭素からメタンを生成(合成メタンと呼ぶ)し、既設の天然ガスパイプラインに圧入・貯蔵する運用を開始した。
※水素の厄介な問題を解決している。(保管・運搬)
また、その際に風力などの再生可能エネルギーでの発電が需要より少ない場合には、天然ガスと生成した水素をガスタービン発電の燃料として使っている。
(これはこれで、天然ガスの使用量を減らしても、出力を維持できるメリットがある。)

以前に、Audi e-Gasが昨年に稼働した事を投稿したが、Audiだけがはじめた方法ではなく、ドイツではスタンダードとなっていて、「商用稼働している。」ということでした。
アウディ、グリーン電力を使用したメタン製造プラントを稼働へ


こうした余剰電力を活用した方法により、
水素活用でのCO2排出を軽減できるばかりか、カーボンニュートラルを実現し始めた。
また、天然ガスの輸入量が減り、系統電力(グリッド)への負荷調整もでき(直近の目的)、
一石二鳥どころではナイ。
※輸入燃料にエネルギーを加え、CO2を排出してまで、水素を得ていないのがミソ。


こうした余剰電力をガスにして貯蔵・活用する方式を、Power to Gas(P2G)と呼び始めている。

実は、この日本でも、風力や太陽光再生可能エネルギーと水から水素を生成し、発電量が少ない時に燃料電池で発電する方式での実証実験が行われている。
ただ、ここで注目したいのは、水素を貯蔵する際に、高耐圧容器を用いるのではなく、液体に水素を溶かし、「常温常圧で保存している」点だ。
これにより、高耐圧容器との容量比で数百倍の水素を、安全に、ローコストに、高い閉じ込め性能を持って、実証している。

日立、電力を水素に変換して備蓄できる風力発電機利用水素発電システムを受注

(頑張れ日立!)

既存テクノロジでの、水素の上手な使い方は実用段階に入っている事を、広く知ってもらえれば幸いです。m(_,_)m
Posted at 2014/06/20 12:37:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | FCV | ニュース

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