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2014年06月03日 イイね!

なぜ、私は『現在のFCV』に嫌悪感をいだくのか?

今のFCVがまさに、市販されようとしている状況を、非常に憂いています。

なぜか?

現状のFCVのあり方が、世の中をだましている。様に見えるからです。

※根拠ない考えややり方を、他人に勧める行為を嫌悪するのと、同じ理由です。


そこにきて、ト○タとテ○ラのEV開発中断で、さらに、ト○タの『EVは不要だ』発言があって、憤っていたりする。

私の『現状FCV』への疑念は、3点。

1. CO2ポジディブ
現状のFCVに用いる水素は、メタンの水蒸気改質。
よって、メタンを燃やす時と同量のCO2を排出する。 (他には、アルカリ水の電気分解がアルが、コレだけなら、食料からメタノールを生成するのと同じ。許容出来るのは、余剰電力を用いる方法。また、他にも水素を生成する方法があるが、原子力以外の方法で作られている水素は、既に、化学工場などで使われている)

では、EVで用いる電気の発電でのCO2排出は、どうだろうか? 火力発電所の熱効率は、60%を超えている。さらに70%を超える発電所が検証段階にある。
また、現在の発電では、水力も大きな比率で存在している。これは、CO2を排出しない。

ゆえに、
それだけで、FCVとEVでの走行距離あたりの総CO2量は、現状でもEVが少ない。
さらに、水素の製造だけでなく、輸送・保存・充填でも、莫大なエネルギー(輸送以外は、ほとんど電力)を用いるため、 FCVへ充填するまでのコストは莫大なものとなってしまい、特に水素を再冷却し、充填する電力をEVに与えれば、200Km単位で走行出来てしまう。
この事実は、皆様には、どう思われるだろうか?

2. 安全性の確保
FCVに搭載する水素タンクは、日本の高圧ガス保安法が定める上限の350 気圧(35MPa)で実用化されたが、これでは積載が可能 な水素は3.5kg にとどまるため、5kg を実現するために、700 気圧(70MPa)を密封できる容器が開発された。

水素ステーションの側も70MPa の技術基準を検討し、規制の見直しとともに、35MPa に加えて70MPa の車両にも対応してきてい る。 この700気圧とは、水深7,000mの圧力に相当する。しんかい6500の能力以上。

この圧力容器は、CFRPを用いるとト○タは発表している。
これは、従来からの鋼鉄(炭素鋼)が、高圧水素にさらされると金属が脆くなる(水素脆化:すいそぜいか)に対応するために、代替材料を用いたのだった。

しかし、水素脆化が起こる原因は、水素分子が余りに小さく、水素が金属の結晶粒界の隙間に入り、金属中の炭素と化合し、メタンに成る。この際に、金属を破壊する為だ。
だから、CFRPは炭素を用いているし、高圧水素が通る所は、高圧タンクだけではナイのです。(T_T)

だから安心できるのだろうか?

ガソリン自動車も航続距離を延ばすには、燃料タンク容量を増やせば良い。
EVも電池容量を増やせば良い。
よって、「FCVだから航続距離が長くなる。」という理屈が、不条理であり、問題をすり替えています。
その不条理を通すために、700気圧のタンクが不可欠なのだろうか?理解に苦しむ。
特に、人が乗る事を考えると、さらに、理解出来なくなるのは、私だけだろうか?


3.そもそも、物理法則に反した理論
今のFCVの水素は、生成・輸送・充填に、莫大なエネルギーを用いている。
物理法則では、エネルギーは変換が少ない方が、使用されるエネルギーが少なく、
エネルギーは、変換する度に、再利用不可能なエネルギー(低レベルの熱)に変わっていく。
だから、永久機関は造れない。

今のFCVは、どうだろうか?
(トータルエネルギーコストは、ガソリン自動車より高い!コレで良いのか?)

EVはどうだろうか?
効率良く、または、CO2を発生させないで発電された『電気をそのまま』蓄えて使う。
蓄える事が出来るので、深夜などの『余剰電力』さえ、使うことが出来る。


最後に、
今のFCVは、
地球環境を良くするものではない。
安全性も担保されていない。
物理法則も無視している。

では、本来、どうあれば良いのか?

そもそも、地球上に気体水素が存在しないのに、
水素をそのまま使わなければならないトコロに、矛盾発生の原因がアルのではなかろうか?

これには、既に答えが出ている!

一般家庭に、エネファームと呼ばれる、燃料電池が普及してきている!

なぜ、エネファームは、市場に理解・歓迎されているのか?

それは、天然ガスのメタンをそのまま用いているから、オーバー・テクノロジーに頼る事が、全くない為だ。

まして、一般家庭まで、パイプラインがつなげている。輸送コストが限りなく低い!
保管や取り扱いも、高圧水素とはケタ違いに優しい。

さらに、
天然ガスをそのまま使うので、エネファームの熱効率が40%でも、
天然ガスの火力発電と比較すると、
発電所での熱効率が、70%だとしても、送電ロスで家庭では、約40%になってしまう。
つまり、トータルエネルギーコストは、悪くナイのだ!。

だから、
本来、有効な答えがアルものを、ワザワザ、オーバー・テクノロジーを用いているから、こんなに理不尽になってしまっている。
また、水素でのFCV開発が目的になっているからでは、なかろうか?

また、Audiは、風力発電での余剰電力をe-tronへ、それでも電力が余るので、アルカリ水を電気分解して水素を得るが、扱いづらい水素と大気中のCO2と反応させて、メタンにしてg-tronに供給する。
カーボンニュートラルだ。

この図では、炭素が無限に循環する。

皆様には、どの様に思われるだろうか?

以下、ご参考まで
耐食性評価と腐食損傷調査・解析 http://nsst.nssmc.com/research_support/fushoku_suisozeika.html
水素脆化(すいそぜいか)を、ググって頂ければ、不都合な真実が、沢山得られます。<(_ _)>

Posted at 2014/06/03 13:13:24 | コメント(11) | トラックバック(1) | FCV | 日記

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