昨日投稿した、 『経済産業省の Well to Wheel 資料』についての意見ですが、
自分の間違いを見つけたので、以下の通り、訂正致します。
何を間違えたか?
燃料電池車の走行距離を考慮していませんでしたので
水素充填に消費した電力を、走行距離分に按分する必要がありました。
この際に、EVとFCEVの電費を同じと、仮定します。
(資料では、PHEVの電費もEVの電費と同じに簡便化してありますので(^^;))
この、g-CO2/kmで評価する際に、
EVが走行するとした際に、1km走行するのに、
2012年の電力構成で 77gの二酸化炭素を排出しているとされているので、
水素充填に消費した電力(約20kWh)で、200km走行するとすると、
77×200=15,400g排出する事になります。
FCEVに水素を充填する際に消費した電力を、g-CO2/kmに按分するに、
FCEVの走行距離を700kmと仮定した際には、
20kWh分の二酸化炭素を、1/700にする必要があり、
先に計算した15,400gを700kmで割ると、22g-CO2/kmとなります。
従って、
オフサイトでの都市ガス改質の場合、
79+22=101g-CO2/km が、より現実に近いFCEVのWell toWheel となります。
で、ハイブリッド車よりCO2を排出します。(^O^)v
お詫びして、訂正いたします。<(_ _)>
ただ、
揚げ足とりになってしまっているのですが、
本当に、この国や地球環境に必要な手段が何か?を国に考えてほしい。
と、思いつつ、
自分たちも考え、評価しないといけないんじゃぁないか?
と、今は思っています。
「私個人は、水素の活用そのものには、賛成」なんです。
でも、「今の水素燃料電池車の考え方は、あまりに稚拙。」
なので、「今の」を必ずつけて記載する様にしています。
さらに、
「日本で、太陽光発電の余剰電力を、水素燃料電池車用に整備する。」
なんて、環境省が言い出しました。
→イワタニさん、どうします?
→余剰電力は、効率のイイ蓄電池に貯めて、平準化するのがスジでは?
→環境省さん→その分で火力発電を減らしましょうよ!
みーんな(マジョリティ側)、
その場限りの判断にしか見えないし、聞こえないし、読めないのです。(; ;)
一方で、キチンと後先を考えている(ナイノリティな)方々もいらっしゃる。
ダイハツさん
頑張ってネ\(^_^ )
実現して、株主さんを「ギャフン」と言わしてあげてください。\(^_^ )
Posted at 2014/08/27 08:18:24 | |
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