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2014年10月16日 イイね!

NCS(合同会社日本充電サービス)の問題とは?私的考察#2

3)NCSはサービス体系をどうするのか?

充電器設置企業・自治体募集

「NCSは、電動車両(PHV・PHEV・EV)の充電器を設置いただける企業・自治体に対し政府の補助金ではまかないきれない、充電器の設置費用と維持費用等を社会インフラ整備の一環として支払う仕組みによって、 充電インフラの推進を加速化させることを目指す、自動車メーカー4社による共同プロジェクトです。」
としている。

とした場合に、
特に継続的に発生する維持費用等(設備保全および電気料)を、
支払うために、収入がなければならない。

(家賃・高熱費・給与ほかも、もちろんあろう)

そこで、利用権の購入とその支払いを行うかたちで、収入と支出を対応させるビジネスモデルとしている。

では、そうした支出に対して、収入が上回らなければならない。(あたりまえ~)
(収入を支出が上回れば、現金がショートする。もし、薄利で経営を続けることを考えているならば、借金経営ではこうしたビジネスは長く続かないと、思われる。従って、収入の見込みを立てて、管理することが不可欠に思われる。)

しかし、利用権の金額がどの様に決定したのか?
いや、本当に決定したのか?疑問がある。

なぜなら、日産とNEXCO中日本以外、いや、NCS自身が何も発表していないからだ。
決まっていれば、「いつから、どこにサービスを開始するか?」がアナウンスできるものの、一切ない。

情報がナイので、どうしても想像にならざるを得ないが、
利用権の金額やサービス対象と時期が決定されている状況には見えない。

今、日産とNEXCO中日本の発表で、EVユーザーの不安が発生しているが、充電器設置事業者も不安を隠せないのでは?ないだろうか?
「自分たちは、いつからサービスを開始できるのか?」
そこで、
決定されていなければ、NCSはやらなければならないことがある。


これは私見だが、
3)-①EV系次世代自動車のオーナーが納得して支払える料金設定と、充電器設置事業者への支出のバランスを明確にすべき。
※こんな事は当然しているであろう。

3)-②サービス開始時期を、理由と期間を明確にして、リスケすべき。
 ※JEITA他での活動経験を踏まえると、利害が関係する内容の企業間調整を4ヶ月で行うのは、サーカスだと思う。
ましてや、チャデモチャージネットワークは、会員に対してアンケートを実施したばかりだ。(実施時期が遅い批判はあるだろうが)

※アンケート集計・分析・収支試算・利用権料の意志決定に至る時間を確保すべきだ。
無理に半端な利用権料を設定して見切り発車した時に、会員が確保できなければ、再度料金の見直しを行う必要が発生し、その間にも、充電器設置事業者での固定費用が発生し続ければ、破綻しかねない。
その様な愚は避けなければならないのではナイか?

※日産やNEXCO中日本はなぜ、料金を決められたか?と考えてみると、
「全て、自分の懐にあるから。」と考えられないだろうか?
「NCSは、自らが充電器を設置している訳ではアリマセン。」
(資金的体力の問題もありましょう。失敗時の資金的・時間的余裕がナイでしょう。資本金が10,000万円程度では(^^;・・・借り入れてはならない。せめて増資。
従って、日産やNEXCO中日本の様に、まるで勢いで決めた様な意志決定は慎むべきと考える。・・・当事者には当たり前であろうが。
また、
Web CARTOPの記事では、「リーフオーナーの中からは、日産が新たに設定したZESPのスタンダードプランに対し「現時点では興味ナシ」という声も」聞こえているらしい。
こんな無責任なことを、総ての会社が行えば、破綻は間違いナイ!


以上から、NCSには無理をしていただきたくない者です。
「もし、利用権料を設定できていなければ、」
関係各位へのリスケ調整を速やかに行うことを期待します。m(_,_)m

※決まっていたら、とっとと発表してネ。( ^_^)/

さて、EV系次世代自動車オーナーの読者の方々には、
どうお考えになられるだろうか?
Posted at 2014/10/16 19:35:27 | コメント(4) | トラックバック(0) | EV充電器 | 日記
2014年10月16日 イイね!

NCS(合同会社日本充電サービス)の問題とは?私的考察#1

先般、三菱商事が1,000万円を協賛拠出したが、NCSの現資本金が8,000万円であること、割安とも言えないのですが、
このNCSは、EVの普及にどれだけ役に立つか? また、課題にはどの様なものがあるか?調査結果を踏まえて考察したい。
・・・結構複雑なので、2回に分けて投稿します。

まず、
合同会社日本充電サービス(NCS)とは?
設立趣意は、
次世代自動車充電インフラ整備の促進(設置・充電サービス提供者)
NCSが管轄する全ての充電器をいつでも利用できる様にする(充電サービスの受給者)

何をするの?
充電サービス提供者へ
充電器設置者の費用を、社会インフラ整備の一環として、設置事業者に支払う。
※発生費用は明確なので、ハッキリする。

充電サービス受給者へ
NCSが管轄する全ての充電器をいつでも利用できる様にする。
※これが、曖昧だったりする。

そもそも、

<自動車メーカー4社、PHV・PHEV・EVの充電インフラの共同推進に合意した2013年7月29日
その合意発表
のなかで、
「各社が出資している既存の充電サービス会社(JCN・合同会社充電網整備推進機構・トヨタメディアサービス)と提携し、例えば一枚のカードでどこでも充電できるなど、ユーザーにとって利便性の高い、充電インフラネットワークサービスを作り出して行きます。」
としていたので、ようやく動き出した感じがしていた。

ただ、ここで問題がある。
1)どの様にして、1枚のカードにするのか?
2)出資4社以外のEV系次世代自動車はどうするのか?
3)サービス体系をどうするのか?

直ぐに思いついたのは、以上の3点。

と、怪しいのが、株式会社日本政策投資銀行(DBJ)の投資が未だなされていないこと
DBJの投資予定は、競争力強化ファンドによる投資だった。

このファンドは、
「わが国の産業競争力強化に向け、各企業における潜在能力を、新たな事業フロンティアの開拓や戦略的連携の推進等を通じて事業化し、成長に繋げることにより、新たな価値の創造や企業価値向上を進める取り組みを支援するため、DBJが創設したファンド。」
というもので、産業競争力強化につながらないといけない。
・・・どうしたら、産業競争力強化につながるのか?


以上の、大きく4つの問題が、解決される必要がある。と、考えられる。
→DBJの投資が実施され、資本金が10,000万円になっていました。<(_ _)>
 evlifeさん、お調べいただき、アリガトウございました。<(_ _)>


これらの問題をかみ砕くと(・・・実は、各問題が微妙に絡まっている)

1)どの様にして、1枚のカードにするのか?
単純に考えれば、NCSがカードを発行するのが一番だが、図を見ると、各自動車会社がカードを発行し、自動車ユーザーはその自動車会社のカードを1枚持てば良い。
と、書いてある様に見えるが、
NCSがカードを発行しないことから、問題は膨らんでいく。
(もしかしたら、ある理由で、できなかったのかも知れません)


1)-①
複数の自動車会社のクルマを持っていたら?複数枚持つ事で良いのか?

クルマ毎に一枚のカードを持つのは、関連すする全ての費用問題や、道徳的観点からは本来はそうでアルべきかも知れません。
しかし、そのカードの使用が、該当するクルマのモノか?判別するのは非常に難しい。

1)-②
自動車会社がカードを発行しなければならないのか?

JCN:日産
トヨタメディアサービス:トヨタ
1:1であれば、特に問題はない。
しかし、
合同会社充電網整備推進機構(チャデモ):トヨタ・ホンダ・三菱が出資・委託している。
しかも、ユーザーとなる自動車メーカーは特定していない。

2)出資4社以外のEV系次世代自動車はどうするのか?
チャデモの会員には、
NCS設立4社以外の海外自動車メーカーのユーザーも含まれているのだ。


ここで、DBJが絡む問題が見えてくる。
「わが国の産業競争力強化、企業価値向上など」は、海外の自動車にも含めるべきか?否か?

これは、私見だが、
私は、「産業競争力を強化する」には、「保護政策をとるべきではなかろう」と考えている。
支援と保護は別だと考えている。
であれば、海外の自動車も含めるべきであって、わが国の自動車ユーザーが海外のEV系次世代自動車に触れることで、わが国の自動車メーカーへの刺激を続ける必要がアルのではなかろぉか?

また、そのためにNCSが、
「BMWさん、カード発行と収納(代金回収)とNCSへの上納をお願いします。」
などと言ったら・・・「どこのヤ○ザさんですか?」(^^;
これが、日産の様に、自社の製品サービス向上と絡めているところは、
「是非、自社でカードを発行します。収納します。上納します。」となるのだろう。


DBJがどの様に判断されるか?NCSにどうリコメンドするか?
また、DBJの都合もありましょうが、そもそも、CO2排出を抑制するという根本目的があるので、国としては海外のクルマも含めないといけないと思う。

とした時に、NCS設立4社が必ずしもカードを発行しなければならないのか?
という問いには、「NO」とも言えるだろう。

自社製品の差別化を図る手段ととらえていなければ、
チャデモは、出資3社を含む全てのEVユーザーへのカード発行と収納を続けるのが、
一番投資・経営効率が良いことになる。


さて、どの様にNCSが回答を出すのか、
DBJがどの様な判断を下すか?リコメンドするか?
私たちは、見守るしかない。


問題が多岐にわたっているので、今回はここまで。m(_,_)m

次回以降、残りの問題を考察していきます。

3)サービス体系をどうするのか?

・・・つづく。

ご意見・ご質問をお待ちしてます。\(^_^ )
Posted at 2014/10/16 13:01:47 | コメント(1) | トラックバック(0) | EV充電器 | 日記

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