3)NCSはサービス体系をどうするのか?
充電器設置企業・自治体募集
「NCSは、電動車両(PHV・PHEV・EV)の充電器を設置いただける企業・自治体に対し政府の補助金ではまかないきれない、充電器の設置費用と維持費用等を社会インフラ整備の一環として支払う仕組みによって、 充電インフラの推進を加速化させることを目指す、自動車メーカー4社による共同プロジェクトです。」としている。
とした場合に、
特に継続的に発生する維持費用等(設備保全および電気料)を、
支払うために、収入がなければならない。
(家賃・高熱費・給与ほかも、もちろんあろう)
そこで、利用権の購入とその支払いを行うかたちで、収入と支出を対応させるビジネスモデルとしている。
では、そうした
支出に対して、収入が上回らなければならない。(あたりまえ~)
(収入を支出が上回れば、現金がショートする。もし、薄利で経営を続けることを考えているならば、
借金経営ではこうしたビジネスは長く続かないと、思われる。従って、収入の見込みを立てて、管理することが不可欠に思われる。)
しかし、利用権の金額がどの様に決定したのか?
いや、本当に決定したのか?疑問がある。
なぜなら、
日産とNEXCO中日本以外、いや、NCS自身が何も発表していないからだ。
決まっていれば、「いつから、どこにサービスを開始するか?」がアナウンスできるものの、一切ない。
情報がナイので、どうしても想像にならざるを得ないが、
利用権の金額やサービス対象と時期が決定されている状況には見えない。
今、日産とNEXCO中日本の発表で、EVユーザーの不安が発生しているが、
充電器設置事業者も不安を隠せないのでは?ないだろうか?
「自分たちは、いつからサービスを開始できるのか?」
そこで、
決定されていなければ、NCSはやらなければならないことがある。
これは私見だが、
3)-①EV系次世代自動車のオーナーが納得して支払える料金設定と、充電器設置事業者への支出のバランスを明確にすべき。
※こんな事は当然しているであろう。
3)-②サービス開始時期を、理由と期間を明確にして、リスケすべき。
※JEITA他での活動経験を踏まえると、
利害が関係する内容の企業間調整を4ヶ月で行うのは、サーカスだと思う。
ましてや、
チャデモチャージネットワークは、会員に対してアンケートを実施したばかりだ。(実施時期が遅い批判はあるだろうが)
※アンケート集計・分析・収支試算・利用権料の意志決定に至る時間を確保すべきだ。
無理に半端な利用権料を設定して見切り発車した時に、会員が確保できなければ、再度料金の見直しを行う必要が発生し、その間にも、充電器設置事業者での固定費用が発生し続ければ、破綻しかねない。
その様な愚は避けなければならないのではナイか?
※日産やNEXCO中日本はなぜ、料金を決められたか?と考えてみると、
「全て、自分の懐にあるから。」と考えられないだろうか?
「NCSは、自らが充電器を設置している訳ではアリマセン。」
(資金的体力の問題もありましょう。失敗時の資金的・時間的余裕がナイでしょう。資本金が10,000万円程度では(^^;・・・借り入れてはならない。せめて増資。
従って、日産やNEXCO中日本の様に、まるで勢いで決めた様な意志決定は慎むべきと考える。・・・当事者には当たり前であろうが。
また、
Web CARTOPの記事では、「リーフオーナーの中からは、日産が新たに設定したZESPのスタンダードプランに対し「現時点では興味ナシ」という声も」聞こえているらしい。
こんな無責任なことを、総ての会社が行えば、破綻は間違いナイ!
以上から、
NCSには無理をしていただきたくない者です。
「もし、利用権料を設定できていなければ、」
関係各位へのリスケ調整を速やかに行うことを期待します。m(_,_)m
※決まっていたら、とっとと発表してネ。( ^_^)/
さて、EV系次世代自動車オーナーの読者の方々には、
どうお考えになられるだろうか?
Posted at 2014/10/16 19:35:27 | |
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EV充電器 | 日記