2014年10月31日
本当の"エコ"とはなにか。
最近の車は低燃費と呼ばれる部類に入るものが多いですね。
CO2排出量を抑え、ガソリンの使用量を減らして環境に貢献しています。
どれもこれも、各社の企業努力の賜物です。
世界初の量産型ハイブリッド車を開発したトヨタ。
そのトヨタに追い付き追い越せと言わんばかりにホンダも素晴らしい技術でハイブリッド車を開発しました。
最近ではクリーンディーゼルや低排気量ターボ、いわゆるダウンサイジングターボがヨーロッパではエコカーの主流となっているようです。
さて、近年高級車にも投入されているハイブリッドシステムは本当にエコなのでしょうか。
私のようなひねくれ者はそう思うわけです。
ハイブリッドシステムとは皆さんご存知の通り停車時や発進時にエンジンの動きを止め、代わりにモーターで電装品を動かしたり発進の補充をするものです。
私は、それが本当にエコなのか、と思うのです。
人間で言えば、動かなくていい時に動かなければ当然疲れは溜まりません。
また、外部から何かしらの力の補助があるのも疲れは溜まりません。
車に置き換えると、動かなくていい時=信号や渋滞等での停車時。
ここでエンジンを回さなければ当然ガソリンは減りません。
また、外部からの力の補助=モーター。
発進時などに補助を借りれば当然ガソリンを使う量は少なくて済みます。
これらは"当たり前"のことです。
また、同じハイブリッド車でも大きく分けて2パターンあります。
一つ目はプリウスやアクア、フィットなどに使われているハイブリッドシステム。
これはCO2排出量を抑え、さらに燃費を良くするためのもの。
主にコンパクトカーやミニバンなど、排気量の比較的小さい車に使われることが多いです。
もう1つは、マイルドハイブリッドと呼ばれるもの。
国産の高級ハイブリッド車や、スポーツタイプ若しくはスポーツカーに主に使われるシステム。
こちらは、比較的排気量の大きい車種に採用されることが多いです。
後者はモーターをターボのように使うので、前者に比べて燃費はあまり良くはありません。
また、排気量が大きければそれだけエンジン1回転あたりの燃料消費率が高いですので、燃費は当然良くはありません。
日本の最高級セダン、LEXUS LS600hに至っては、カタログではリッター10km/Lを越えているものの、実燃費はそれを大幅に下回るようです。
まあ、5Lエンジンを積んでいれば当たり前でしょう。
なので、ハイブリッド=エコという公式はすでに成り立たないのではないでしょうか。
次期型プリウスはついにリッター40km/lを越えるとかなんとか。
雑誌でだいぶ前に見かけた記事にはそう書いてありました。
確かに、リッターあたりの走行距離が長ければ長いほど燃料消費率(燃費)は低いことになります。これがいわゆる"低燃費"と呼ばれるものです。
現在の日本ではダウンサイジングターボやクリーンディーゼルよりもハイブリッドの方が環境に良いとされ、ハイブリッド車を見かけない日はないほど浸透しています。
ですが、比較的排気量の大きいエンジンにモーターを組み合わせるハイブリッドよりも排気量を落とし、ターボを組み合わせることで出力の低下を防いでいるダウンサイジングターボの方が私は環境には良いと思います。
先ほども申し上げましたが、当たり前のことを当たり前のようにやっているだけでは我々消費者の心は掴めません。
マツダのクリーンディーゼルのように、革命的や技術が今後の自動車業界を盛り上げてくれることを期待したいてすね。
長くなりましたが、皆さんはハイブリッドとダウンサイジングターボやクリーンディーゼルのどちらがエコだと思いますか?
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2014/10/31 23:21:41
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