
11月もそろそろ終わり、そしてあと一か月ほどで2012年も終わりである。
時が経つのは早いものであります。
寒さが厳しくなってくるかと思いますので、皆様方も風邪等引かれないよう気を付けて下さい。
ちなみに私、今日病院にて、インフルエンザの予防接種を受けてきました。
少なくとも気休め程度にはなるかな?(笑)
さて、今回のこの、「思い出の一台」シリーズでご紹介の一台は、二輪車です。
カワサキGPz400(F)
高校卒業後、大学に進学し、原付免許を取得し、50ccのホンダMTX50、中型二輪免許を取得後は、ホンダVT250Fと、モーターサイクルを乗り継いできましたが、車検が必要となるが、やはりここは中型の上限である400ccマシンに乗りたくなりました。
当時はレーサーレプリカブームの最盛期で、もはやオンロードマシンはカウルが無ければバイクに非ず!という訳ではないが、とにかくサーキットから出てきたかのようなフルカウルのバイクばかりが街中を走ってた時代でもありました。(一応、その時乗ってたVT250Fもレプリカではないものの、フルカウル仕様ではありましたが。)
そんな中でしたが、私、流石に当時人気とはいえ、レプリカモデルには食指が動かなかった・・・。
ツーリングを主体として考えていたので、あまり前傾姿勢のきついレプリカは長距離走行には向かないと判断したからだ。
もちろん金が無いので、中古といえど人気のレプリカモデルが買えない!のが一番の理由でもあったが!!(爆)
で、候補として挙がったのが、GPz400(F)でありました。

もちろん買う際には中古で、というのが第一条件なのは言うまでもありません。(爆)
で、オンロードモデル・カウル付き・長距離ツーリングにも適した、という点を考慮したら、このGPzが当て嵌まったわけです。
このGPz、カワサキの400ccモデル、Z400FX、Z400GPと云った、伝説的な人気を持つオンロードバイクの後継車として1983年に”GPz400”の名前でデビュー。
カワサキの400ccモデルとしては、初のカウルを装備したマシンでもあります。
エンジンはFXから受け継がれている、伝統の空冷4気筒DOHC2バルブで、このGPzの時には最高出力が51馬力までアップされている。
発売されてから確か、僅か半年余りでマイナーチェンジを受け、最高出力が54馬力にアップ。
それ以降のモデルがGPz400”F” という名称になり、その後何年かラインナップされる。
私が候補に挙げた点は、高速走行時に風圧を低減してくれるカウルが付いているのは勿論、18リットル入る大容量の燃料タンク、そしてマイコン制御の液晶モニター付インジケーターパネルを装備し、燃料の残量を表示してくれたりする点、適度な前傾姿勢で走れる点、何よりその流麗なフォルム(このあたりは個人の好みもありますので何とも云えないが)に魅せられたという点があります。
このGPz、当時は超人気車というわけでもなく、そこそこの人気車ではあったが、行きつけのバイク屋でも売られているタマは無かったので、GPz400「F」型でいい出物があったら知らせてほしいという事で探してもらった。
ただ、カワサキの一連のこの空冷シリーズは、当時から暴走族系の方々に人気があったのか、なかなか中古でそれなりの値段で、となるとすぐには出てこなかったようだ。
で、一か月あまり経ったころに連絡があり、バイク屋に見に行ったところ・・・・
紹介されたのはマイチェン前のGPz400でありました。
そしてカラーリングは

赤ベースで黒ラインが入ったカラーリング・・・・・。
私の希望としては、F型で黒ベースの物が希望だったのだが、バイク屋もなかなかいいタマを見付けることが出来ず、とりあえずこのタマを見付けてきたそうだ。
黒ベースのカラーは人気色という事もありなかなか見つからず、赤ベースのカラーのタマは不人気だというのもあったそうな。
それで希望価格より値下げするから、これでどうですか?と妥協させられることに・・・。(爆)
まあ、せっかく探してくれたのだから、まあ仕方ないかなとも思い、また逆にマイナーな色、そして僅かな期間しか生産されなかった希少性も悪くないかな、とも思い、結局これで妥協することに・・・。(核爆)
しかし、オプションのアンダーカウルが付いており、ちょっと得したかな?という感じ。
VT250Fを下取りしてもらい、これを購入。
このGPz、なかなか良かったですね。
低速からそこそこ粘り、ピックアップのよいエンジン。ただ、高回転はあまり得意ではなかったかな?
この空冷4気筒エンジンはその後も熟成され、カワサキのネイキッドマシン「ゼファー」にも搭載されるなど、息の長い活躍を見せました。
前傾がきつくないのとカウル装備で、長距離や高速道路のツーリング、また片道40キロ近くある大学への通学に活躍。
北海道へ友人とツーリングに行った時も、燃料タンクの大きさも含めこの素性の良さに助けられてます。
それ以外にも、峠道で走り屋の真似事をすることもしばしば・・・。(爆)
コーナリング性能は、当時としては重い車重もあり軽快とは云えませんが、それでも捻じ伏せる楽しみがあった。
欠点としてはシリンダーヘッドのガスケット部分からよくオイルが滲むため、エンジンやその周囲がオイルで汚れました・・・。
空冷ゆえに、冷却にもやや難があったかな。オイルクーラーでも付ければよかったのだろうが、夏場はアンダーカウルを外して、冷却効率をアップさせる事に・・・。
弄った点としては、マフラーをヨシムラの集合管に変更したことぐらいか?
ヨシムラマフラーにしたら、3500回転ぐらいで一旦、息つきをしたかと思うと、ギューンと回転が上がるという感じでしたが?あまりパワーアップしたという感じではなかった。(汗)

当時のGPzのスペック表です。こんな感じでありますが・・・。
GPzはその後水冷化してDOHC16バルブとなり、GPZ400R「ニンジャ」、GPX400Rと進化していきます。
ツアラーとしての性格は、ZZR-400というツーリングバイクに受け継がれる事に。
このGPz、2年近く乗って車検が近付いたところで、ちょうど大学の卒業時と重なり、乗り続けようかどうか迷ったが、バイク屋のオッチャンの口車に上手いこと乗せられ(オイ!)、今度は新車でオフロードのヤマハ・セロー225に乗り換えてしまいました。
今にして思えば、また乗りたいバイクではありますが(というか、何でもいいので久々にバイクに乗りたい!)、流石に今の家庭環境においてはちょっと購入は出来ないなあ・・・。
岐阜市内に、バイクをレンタル出来る店があるので、そのうちそこで400ccぐらいのマシンをレンタルして乗ってみようかと思うこともしばしばです。(笑)