たぬりんＳＴ-Ｒのブログ一覧

久々のブログです。

ここんとこ大したネタも無く、せいぜい先月装着した、嶋田電装のアーシングキットが僅かながらの効果を発揮した事があったくらいか？
アクセルのツキが少々良くなったくらいだが、とりあえず効果無しなら商品返品・返金という事態は免れたようだ。（笑）


さて、今回のブログは大そうなタイトルが付いてますが、残酷な内容なのであまり気分のいいものではありません。

我が家で飼ってる愛犬（雑種・♀）を散歩に連れて行こうとリードに繋ぎ直して家を出ようとした時、庭に植えてある木（何の木か忘れましたが、高さ１７０㎝程）に、しきりに背伸びしながら何かを探してる仕草をした。
あまりに愛犬がしつこく木にまとわりつくので、何か居るのかと思って枝を掻き分けてちょっと覗いてみると・・・・・
枝に紛れるように一羽のスズメが・・・。
顔つきや体の大きさを見るからに、まだ巣立って間もない小雀のようだ。
一体どこから飛来してきたのかは不明ですが、少なくとも我が自宅には雀が巣を作っている痕跡は無かった。（あとで判ったのですが、すぐ近所の家の屋根の僅かな隙間に雀が出入りしているのを発見、どうもそこに巣があり、そこから飛来したようである。）

普通に成鳥となってれば、こちらが近付いた時点で飛び去っているだろうが、何せ満足に飛べない小雀。
ただただ恐れおののくような状態で、飛べないようだ。

まあ、こんなところに居て、木からずり落ちてワンコの餌にされてしまうよりはと、とりあえず一旦、雀をどこかへ逃がしてやろうと思い、何とか自分の手に載せれないかと手を伸ばす。

しかし、咄嗟にそういう行動を取った私が浅はかでした。
せめて愛犬を一旦引き離し、係留しておいてからすべきだったのですが・・・・。

危険を感じた小雀は、逃げようとバタバタと翼を動かしながらジャンプ！
しかし満足に飛べないため、高度を保てず落ちる！

その刹那、愛犬がジャンプして、こともあろうにその小雀を！！

あっ！！と思ったが後の祭り・・・・・。

正確に一撃で急所を捉えて、絶命させてしまったようだ！

こりゃー！　この馬鹿犬！！と叱ったが、おかまいなくその雀を食べにかかる。

その残酷なシーンに、自分は思わず目を背ける。

愛犬が野生の本能を垣間見せた一連の出来事であった。
いかに普段、人に飼われて、餌も貰って食べている生活を続けていても、その狩猟動物としての本能は身体に染み付いているのを感じさせられた。


ああ、何て可哀そうな事をしてしまったのか・・・・ちょっとした配慮でこんな事は防げたのに。
仮に逃がすのに成功しても、もしかして今度は鳶やカラスといった猛禽類の餌食となってしまう可能性は無きにしも非ずですが、いづれにしても自分の短慮な行動に非がありました。

愛犬をこっぴどく叱ったり、自分が反省したところで、命が帰ってくるわけは無いですが、ここで改めて「命」の重みを考えさせられました。

自然界における食物連鎖はあるけれど、奪われなくてもいい命が奪われてしまうのもどうかと・・・。

これを人間社会に当てはめても、例えば充分な注意を払って自動車を運転していれば、もしくは交通弱者と言われる立場の側が充分な注意を払って歩いたりしていれば、何事も無く、無益に誰かの命が奪われる可能性は限りなく低くなるだろう。

戦争とかも無ければ然りだ。


今日はこんな事があって自分の気分も憂鬱ですが、その小雀の冥福を祈り、無益な殺生の引き金を引いてしまった事を深く反省するばかりです・・・・・。