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たぬりんST-Rのブログ一覧

2012年11月29日 イイね!

カタログで見る、「私の思い出の一台」 (9)

カタログで見る、「私の思い出の一台」 (9)11月もそろそろ終わり、そしてあと一か月ほどで2012年も終わりである。
時が経つのは早いものであります。

寒さが厳しくなってくるかと思いますので、皆様方も風邪等引かれないよう気を付けて下さい。
ちなみに私、今日病院にて、インフルエンザの予防接種を受けてきました。
少なくとも気休め程度にはなるかな?(笑)


さて、今回のこの、「思い出の一台」シリーズでご紹介の一台は、二輪車です。

カワサキGPz400(F)


高校卒業後、大学に進学し、原付免許を取得し、50ccのホンダMTX50、中型二輪免許を取得後は、ホンダVT250Fと、モーターサイクルを乗り継いできましたが、車検が必要となるが、やはりここは中型の上限である400ccマシンに乗りたくなりました。

当時はレーサーレプリカブームの最盛期で、もはやオンロードマシンはカウルが無ければバイクに非ず!という訳ではないが、とにかくサーキットから出てきたかのようなフルカウルのバイクばかりが街中を走ってた時代でもありました。(一応、その時乗ってたVT250Fもレプリカではないものの、フルカウル仕様ではありましたが。)

そんな中でしたが、私、流石に当時人気とはいえ、レプリカモデルには食指が動かなかった・・・。
ツーリングを主体として考えていたので、あまり前傾姿勢のきついレプリカは長距離走行には向かないと判断したからだ。
もちろん金が無いので、中古といえど人気のレプリカモデルが買えない!のが一番の理由でもあったが!!(爆)


で、候補として挙がったのが、GPz400(F)でありました。

もちろん買う際には中古で、というのが第一条件なのは言うまでもありません。(爆)
で、オンロードモデル・カウル付き・長距離ツーリングにも適した、という点を考慮したら、このGPzが当て嵌まったわけです。

このGPz、カワサキの400ccモデル、Z400FX、Z400GPと云った、伝説的な人気を持つオンロードバイクの後継車として1983年に”GPz400”の名前でデビュー。
カワサキの400ccモデルとしては、初のカウルを装備したマシンでもあります。

エンジンはFXから受け継がれている、伝統の空冷4気筒DOHC2バルブで、このGPzの時には最高出力が51馬力までアップされている。

発売されてから確か、僅か半年余りでマイナーチェンジを受け、最高出力が54馬力にアップ。
それ以降のモデルがGPz400”F” という名称になり、その後何年かラインナップされる。



私が候補に挙げた点は、高速走行時に風圧を低減してくれるカウルが付いているのは勿論、18リットル入る大容量の燃料タンク、そしてマイコン制御の液晶モニター付インジケーターパネルを装備し、燃料の残量を表示してくれたりする点、適度な前傾姿勢で走れる点、何よりその流麗なフォルム(このあたりは個人の好みもありますので何とも云えないが)に魅せられたという点があります。


このGPz、当時は超人気車というわけでもなく、そこそこの人気車ではあったが、行きつけのバイク屋でも売られているタマは無かったので、GPz400「F」型でいい出物があったら知らせてほしいという事で探してもらった。

ただ、カワサキの一連のこの空冷シリーズは、当時から暴走族系の方々に人気があったのか、なかなか中古でそれなりの値段で、となるとすぐには出てこなかったようだ。

で、一か月あまり経ったころに連絡があり、バイク屋に見に行ったところ・・・・
紹介されたのはマイチェン前のGPz400でありました。
そしてカラーリングは

赤ベースで黒ラインが入ったカラーリング・・・・・。

私の希望としては、F型で黒ベースの物が希望だったのだが、バイク屋もなかなかいいタマを見付けることが出来ず、とりあえずこのタマを見付けてきたそうだ。

黒ベースのカラーは人気色という事もありなかなか見つからず、赤ベースのカラーのタマは不人気だというのもあったそうな。

それで希望価格より値下げするから、これでどうですか?と妥協させられることに・・・。(爆)

まあ、せっかく探してくれたのだから、まあ仕方ないかなとも思い、また逆にマイナーな色、そして僅かな期間しか生産されなかった希少性も悪くないかな、とも思い、結局これで妥協することに・・・。(核爆)

しかし、オプションのアンダーカウルが付いており、ちょっと得したかな?という感じ。
VT250Fを下取りしてもらい、これを購入。




このGPz、なかなか良かったですね。
低速からそこそこ粘り、ピックアップのよいエンジン。ただ、高回転はあまり得意ではなかったかな?
この空冷4気筒エンジンはその後も熟成され、カワサキのネイキッドマシン「ゼファー」にも搭載されるなど、息の長い活躍を見せました。


前傾がきつくないのとカウル装備で、長距離や高速道路のツーリング、また片道40キロ近くある大学への通学に活躍。

北海道へ友人とツーリングに行った時も、燃料タンクの大きさも含めこの素性の良さに助けられてます。

それ以外にも、峠道で走り屋の真似事をすることもしばしば・・・。(爆)
コーナリング性能は、当時としては重い車重もあり軽快とは云えませんが、それでも捻じ伏せる楽しみがあった。

欠点としてはシリンダーヘッドのガスケット部分からよくオイルが滲むため、エンジンやその周囲がオイルで汚れました・・・。
空冷ゆえに、冷却にもやや難があったかな。オイルクーラーでも付ければよかったのだろうが、夏場はアンダーカウルを外して、冷却効率をアップさせる事に・・・。

弄った点としては、マフラーをヨシムラの集合管に変更したことぐらいか?
ヨシムラマフラーにしたら、3500回転ぐらいで一旦、息つきをしたかと思うと、ギューンと回転が上がるという感じでしたが?あまりパワーアップしたという感じではなかった。(汗)




当時のGPzのスペック表です。こんな感じでありますが・・・。

GPzはその後水冷化してDOHC16バルブとなり、GPZ400R「ニンジャ」、GPX400Rと進化していきます。
ツアラーとしての性格は、ZZR-400というツーリングバイクに受け継がれる事に。


このGPz、2年近く乗って車検が近付いたところで、ちょうど大学の卒業時と重なり、乗り続けようかどうか迷ったが、バイク屋のオッチャンの口車に上手いこと乗せられ(オイ!)、今度は新車でオフロードのヤマハ・セロー225に乗り換えてしまいました。


今にして思えば、また乗りたいバイクではありますが(というか、何でもいいので久々にバイクに乗りたい!)、流石に今の家庭環境においてはちょっと購入は出来ないなあ・・・。

岐阜市内に、バイクをレンタル出来る店があるので、そのうちそこで400ccぐらいのマシンをレンタルして乗ってみようかと思うこともしばしばです。(笑)
Posted at 2012/11/29 16:58:07 | コメント(1) | トラックバック(0) | 思い出の一台 | クルマ
2012年11月22日 イイね!

嗚呼、名店の灯が・・・・。

嗚呼、名店の灯が・・・・。タイトルに名店とありますが・・・・
まあ、そこまで言うのも大袈裟かもしれません。

自分の中では「隠れ名店」的な小さな飲食店が、半世紀以上に渡る歴史に終止符を打とうとしてます。



11月一杯で店を閉めるという事で、急遽、休みであった今日に行ってきました。

実は経営しておりますのが私の親族。


店名はとりあえず消してますが、判る人が見れば判るかも?

背後には天下の名城、「岐阜城」が建つ金華山がそびえ、眼前には長良川を望む事が出来る立地に有ります。


この店の名物と云えば・・・・



店のすぐ裏の天然の地形を上手く利用して、水車小屋が建っており、その前の野外席から水車を眺めて食事を楽しむ事が出来た。

周囲は木々に囲まれてる事もあり、そんなに日が差さないため、夏場でも涼しい。



店内の様子。
非常に落ち着いた雰囲気で、多くの人たちに愛されてきたのでありますが・・・・。


もう二十数年前の事になるのだが、周辺の道路環境が変化し、店の前の交通量が激減。
さらにこのすぐ近辺には、民家が無い・・・・。

一応、岐阜公園の最も東側の端に近い部分にあるのだが、徒歩で通る人もまばら。

必然的に客足が遠退いてしまい、かつての盛況はどこかへ行ってしまった。

現在は、常連客が主に来店するという程度で、普通に考えたらとても経営は成り立たない状況。

かつては隣に2軒ほど、同業の店舗がありましたが、そういう状況になったため廃業に追い込まれ、現在までこの店だけが何とか頑張って営業してきました。

しかし、客足が遠退いた事の他に、経営者である親族の者が高齢となってきて体力的に厳しくなってきた事、また後継者がいない(息子が2人いますが、それぞれ定職を持っている。)、他の親族も継げる状態ではないし、その他諸々の事情も有り廃業する事を決定。

残念ではありますが・・・・・私も定職持ちなため、継ぐ事は無理。
仮に継いだとしても、この状況では先は厳しいと言わざるを得ない。


ここの名物料理は、何と言っても豆腐田楽だ!(画像は定食バージョン)

小さいころから里帰りで、ここに連れてこられた時は、この豆腐田楽は必ず食べてました。

焼いた豆腐に味噌を塗り、山椒をまぶしたこの田楽、まさに「おふくろの味」的な美味さがあります。

もちろんそばやうどんも美味いでぇ~!



この店に来店した著名人。

旅番組の取材で、ガレッジセールのゴリさん、キャイーンのウド鈴木さんが来店。放映されたそうな。
あと、よく判らないが演歌系歌手の方、そしてかつてのスーパーアイドル、西城秀樹さんもご来店。
聞くところによると、西城さんは奥さんがどうも岐阜に縁のある方らしく(調べたら結婚前は広島在住とはなっていましたが。)、数度夫婦で来店してるようです。
まあ、落ち着いた雰囲気と、皮肉にも環境の変化で隠れ家的な状態となった立地が、著名人がお忍びで来店するにはうってつけなのかもしれませんが。

過去には銀幕の大スター、故・東野英冶郎(初代水戸黄門の爺さんと云えば判りますね)さんや山内賢さん、若き日の梅宮辰夫さんも、映画の撮影で岐阜に来た際、立ち寄った事もあるとか。(たまたまかも?)



そんな歴史もあり、親族の店という贔屓もあるけど、思い出あるこの隠れた名店の灯が消えるのは寂しくもあり、仕方がないと納得せざるを得ない部分もあります。

せめて店舗が取り壊される前に、最後の姿を記録しておきたいという事で今回、カメラを持ち、立ち寄った次第であります。



この思い出の風景、生涯忘れない!


Posted at 2012/11/22 19:09:14 | コメント(1) | トラックバック(0) | グルメ/料理
2012年11月20日 イイね!

カタログで見る、「私の思い出の一台」 (8)

カタログで見る、「私の思い出の一台」 (8)ここんとこめっきり寒くなりましたね。
気分はもう冬・・・・・・。

鍋料理が美味しい季節であります。


そんな前置きはさておき、今日のこのシリーズでご紹介する一台は

私の父親が中古で購入して乗ってた、ハイソカー(もはや死語ですな。)。

日産ローレル (C32 後期型)

父親が私にU11ブルーバードを譲って、AE90型カローラに乗り換えたのだが、腰痛持ちだったために長距離の通勤(片道40km近くあった)が、カローラだとキツイ事が判明・・・・・。

しばらくは我慢してたものの、流石にこれはアカン!と思ったのか、違うクルマに乗り換えることを決意。

ここで思い切って乗り換えたのが、このローレルであります。


そう、まさにこのホワイトのカラーのローレル RB20 ”メダリスト” 4ドア ハードトップ

しかもちゃっかり、5速の手動変速車という、当時としても珍しい仕様。

よくもまあ、ある意味変態的なクルマを見つけ出すものだったと、今更ながら思う・・・。

もはやバブル期の、「ハイソカー」ブームは過ぎ去っていたものの、このクルマで父親は遅まきながらバブリーさを堪能することに。(爆)



内装がまさにコレもんでしたからね・・・・・。

80年代半ば頃の、ミドル級以上のサルーンは大抵こんな赤っぽい内装が多かったような気がします。(笑)
なかなかフカフカした乗り心地が良かったのか、腰痛時の負担がかなり減ったと、父親は当時喜んでました。



セダンモデル。 このカクカクした直線基調が何ともいい味を出してます。

ちなみにC32前期型はこんなんです。(ウィキぺディアより抜粋。)
T11型オースターの時もそうだったが、フロントのデザインを見る限り、とても同一のクルマとは思えぬ変貌ぶり。





エンジンは全部で5種類。

何故か同一排気量で2種類のターボエンジン・・・・。
RB20DETとVG20ET。
直6とⅤ6の違いではありますが、当然出力特性とかに違いはあると思われる。

父親の乗ってたのはNAのRB20Eを搭載。115馬力を発揮。
あとは直4のCA18S、ディーゼルのRD28

私も借りて運転したことがあるが、流石にそこそこの重量のサルーンカーに、115馬力はやや力不足の感もあったが、街乗りではそれほど苦にならなかった。



トランスミッションは5速のMTと、フルレンジ電子制御4速AT。
もちろん当時最新の、日産のオートマチックトランスミッションであります。

5速のMTはシフトストロークはやや長かったが、意外にスムーズにシフトチェンジが出来た。
まあ、攻めた走りは流石に借り物では試せなかったので、そのあたりのフィーリングは判らなかったですが・・・。

なお、意外にもターボモデルにはMTの設定は無く、ATのみの設定。ターボラグとの関係で、やはりATのほうが相性が良いという判断からか?
それ以外のグレードにはMT設定が有り。

価格は最上級グレードでも300万そこそこ。
現在の感覚からすると、そんなに高くはない印象が・・・・。




グレードの一部を紹介。
内装は赤系の他に、グレー系の物も選ぶ事が出来た。


オプションの一部紹介。

ダッグテールのリアスポイラーも用意されていた。



このローレル、販売台数においては当時の最大のライバル、トヨタの70系マークⅡ三兄弟には当然及ばなかった。
もちろん同志としてスカイラインなどがいたわけだが、それでもトヨタの販売力の前には適わなかったようだ。

なので当然マークⅡ三兄弟は当時よく見掛けたわけだが、意外にも自分の周辺ではむしろC32ローレルを見る機会が多かった。
というのも、自分が通った自動車学校では、教習車として32ローレルのセダンを採用。
また近隣の自動車学校でもこれを採用しており、路上教習で走ってる教習車も含めると、32ローレルのほうが圧倒的に多かったかもしれない。(笑)


おそらくグレード的にはこれだったかな? ディ―ゼル車ですた。
もちろん自分もこの教習車のお世話になりました。

90年代半ばまで、よく教習車として走ってましたね。


そんな思い出もある32ローレルです。

父親はこのローレルのあとは、90系マークⅡ2.0グランデ、クラウン2.0セダン、Y33グロリア2.0グランツーリスモ、100系チェイサー2.0と、2000㏄のサルーンカー(全部AT車)を乗り継ぐこととなる。
サルーンカーとしてはローレルが最後のMT車となってしまった。

こんなクラスの車でも、MTで操る醍醐味を味わいたいものである。
でも、今現在、新車で買えるサルーンカーで、そんなマニアックなクルマが無いのが寂しいですね・・・。
Posted at 2012/11/20 21:49:17 | コメント(4) | トラックバック(0) | 思い出の一台 | クルマ
2012年11月12日 イイね!

水陸両用MS

水陸両用MS近隣のスーパーを探し回ってたら、ついに発見♪


ジオン軍の水陸両用モビルスーツの奪取に成功!(爆)






さあ!味あわせてもらおうか! ズゴックとうふの味とやらを!
Posted at 2012/11/12 17:54:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | アニメ | クルマ
2012年11月12日 イイね!

カタログで見る、「私の思い出の一台」 (7)

カタログで見る、「私の思い出の一台」 (7)今日のカタログで見る~シリーズは


1988年に発売された、三代目「スズキ セルボ」 (CG/CH 72V型)であります。



このクルマは私の実兄の4台目の愛車で、1988年~1991年に所有してました。
私も数度、ステアリングを握る機会がありました。

私が大学に進学した1988年、社会人となっていた兄は、人生において色々と試行錯誤?してたような状況でした。

早い話、転職を繰り返してたんですね。

それまで一番最初に就職した職場(某工場でしたが)で3年余り働いてきたのですが、3交代制勤務があったりと不規則な時間帯での仕事でもあったため、身体的・精神的に辛くなりそこを退職。

で、当然再就職でいろんな職を経験してみるわけだが、どれもかんばしくなく、長続きしなかった。

そんな不安定な状況の中、兄はクルマを買い替えることに。

それまで乗っていた、初代タウンエースワゴン後期型から買い替えたクルマは・・・・。


なんと、軽自動車に!! そう、このスズキ・セルボでありました。

当時の自分にとって、これは凄く驚きでした。
軽自動車のイメージとして、女性が乗り、そして買うクルマ、仮に仕事で軽の社用車を運転することはあっても、プライベートカーで男がメインで買うクルマではない! という偏見にも思える考えを持っていたからだ。

タウンエースの維持費が大変だったからと、当時ボヤいてたのは覚えてます。
このタウンエースは7人乗れて、エアコンももちろん装備、サンルーフも装備、で、乗せてもらうには割と快適なクルマでありました。
数年前までのミニバンブームを先取りしたかのようでしたね。

転職してた不安定な時期でもあったので、維持費の掛からない軽自動車にした事情は判らないでもないが、しかも何故?新車で・・・、ちょっと謎でした。(汗)
前述の職場でコツコツ働いて貯めた資金とタウンエースの下取りで何とか頭金を工面し、残りはローンで払うという事で(ローン払えるんだろうか・・・)、兄は買ってしまいました。






このセルボ、1984年デビューの2代目アルト(これは後に自分の最初のマイカーとなる)のシャーシを流用し、2ドア軽スペシャリティーカーとして仕立てあげたクルマです
歴代セルボはそういうスペシャリティーな面を担っていて、特に初代セルボは駆動方式がRRだったりするという意外性もあります。


エンジンは550cc F5B型3気筒SOHC12バルブエンジン。
最高出力40馬力。
パワーは無いけど、軽いボディーで走りはキビキビでした。


空力も当時のレベルとしてはなかなか良さ気です。フロントにはディスクブレーキを装備し、制動性を高めてます。



このセルボのシート、とってもポップな感じの色合いが、当時はちょっと小っ恥ずかしい気がしました・・・。(笑) でもセミバケットシートなんですね、一応。

特筆すべきは? 軽自動車初となるグラスルーフを装備したことだろう。
しかも必要に応じて天井の内装パーツが脱着出来る方式なので、トヨタのセラのようにオールグラスルーフで、夏場は灼熱地獄!!などという事はない。このあたりは親切な設計である。


ラゲッジルームもシートを倒せば、それなりにスペースが出来ます。
ちなみにこのセルボ、4ナンバーの貨物車となります。


車内の小物入れスペースも充実しており、ちょっとした物を入れておくには便利です。
カタログに書かれた文句を読むと判ると思いますが、いかに若い女性を意識したクルマであるかを伺い知ることが出来ます。
でも何故か、兄は買っちゃったんですよね・・・・・・よほどツボに来たのか?このクルマ。



オプションの数々。意外にオーディオにも力が入ってます。
あと、装着車は見たことありませんが、サイドスポイラーやリアスポ、リアアンダースポなどのエアロパーツも用意されてました。


ボディーカラーは全4色。 ちなみにこのクルマ、グレード自体無く一種類のみで、MTかAT、4WDかを選択するだけ。あとはオプションで好みの仕様に仕立てていきます。
ここまでスッキリ割り切ったグレード構成はある意味男らしいかも?
注 (のちに「ごきげんパック」なる、パワーステアリングを標準装備した特別仕様車が発売される。)




ちなみにイメージキャラクターは女優・タレントの大西結花さん。
1987年頃、ドラマ 「スケ番刑事・Ⅲ 風間三姉妹編」の、三姉妹の長女役を演じた人と云えば、思い出す人も多いのでは?
結構懐かしいです。



で、このセルボなんですが、販売面では全くいいところが無く、ハッキリ言って売れませんでした。
ダイハツのリーザと云ったライバル車が居たのは勿論ですが・・・・・・
セルボにとって最大最強のライバルが身内に存在してました
それは、「アルトワークス」の存在でした。

同年デビューの、当時二代目ともなるアルトワークスは、550ccターボで何と自主規制一杯の、64馬力を発揮し、また、そのスパルタンな外観から男性からも人気を博し、セルボのカテゴリーである軽スペシャリティーの市場を喰う事になるのであった。
当然、キャラ的に被るセルボは、ターボも無しで旧アルトのシャーシを流用した派生モデルに過ぎない事もあり、男性はおろかメインターゲットの若い女性にも見向きもされなかったものと思われます。
まあ、ワークスのほうが人気が有ると見るや、Dラーでワークスのほうを勧められたのかもしれないが・・・。
(意外にアルトワークスも、女性がよく運転してました。)

そんな事もあり、マイナー車と化してしまった三代目セルボは、1990年の軽自動車の規格変更(排気量が550から現行の660ccにアップが認められた。)に対処されることも無く、登場からわずか2年そこそこで生産中止の憂き目に遭いました。

その後しばらくしてから、新規格に対応した四代目、「セルボ・モード」として復活し、そこそこ売れたのだが、今度はワゴンRのようなハイト系の軽自動車が人気となったのが原因か、人気は下火となり、とうとう消滅することに。

2006年に再びセルボの名前が復活したのは記憶に新しいですが、スズキの軽の主力となったワゴンRの人気の前には、昔の名前も通用しなかったのか、僅か3年そこそこで生産中止に。

悲運のクルマだと言っていいかもしれません。

クルマの生い立ちとしては悲運でしたが、このクルマを購入した兄にとってはある意味、たまたまですが運をたぐり寄せたクルマかもしれない。
このクルマを購入後に、自分の最も希望に近い職を見付ける事が出来、現在もその会社で働き続けています。
また、意中の相手と結婚した時も、このクルマを所有してる時期でした。

まあ、もちろんその他の要因もありますが、クルマを買い替えた事が転機になって、色々な運を自分に導いたのかと思う事もしばしばです。


現在、マイナーであったこのクルマを見掛けることはまず有りませんが、もう一度、元気よく走る姿を見たいものだと常々思います。



Posted at 2012/11/12 13:30:43 | コメント(2) | トラックバック(0) | 思い出の一台 | クルマ

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レグナム、そしてコルトプラスをそれぞれ2台ずつ乗り継いできている、奇特な金欠アラフォーおやじです。(笑) 現在は、またまた三菱のミラージュ(A03A型)を...
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