1月5日以来いつものモグラ(チェックエンジンランプ点灯)でコーンズに入院していた575Mマラネロが帰ってきました。今回はいつものセンサーエラーなどではなく、ガソリンのベーパー漏れを防ぐキャニスターチェックバルブが本当に壊れていたというちゃんとした(?)故障でした。その部品取り寄せに少々時間がかかってしまったため今回は1か月を超える入院となってしまった次第です。

写真はいつものコーンズ芝サービスの駐車場出口ですが、同じような色と形の車が停まっていますね。路上駐車中なのは私の575Mマラネロですが、その右手にあるのはマラネロではありません。写真では分かりにくいかもしれませんが、なんとあのスーパーアメリカでした。
スパイダーの幌に対しては今もなんとなく信頼置けないので私はいつもベルリネッタ志向でしたが、ハードなガラスのルーフを持つスーパーアメリカならちょっといいかなと思っていたこともありました。なのでこうしてディーラー扱い実物を見るとまたまた悪い虫の蠢きが(笑)。そんな私の気持ちを見透かしたようにコーンズのメカニック氏は「スーパーアメリカはウチでも時々千数百万円程度で売り物も出ますが、このガラスのルーフがちょっとでも壊れるとそれだけで修理費用は軽く\600万を越えますよ」と。そう言われて一気に虫は瞬殺され、修理が終わったばかりのマラネロ君でさっさと芝を後にしました。
●表題の意味「運命が許す間は君たち楽しく生きよ」 読み方(ドゥム・ファータ・シヌント・ウィーウィテ・ラティ)
何度も出てくる帝政ローマの「哲学者&詩人&政治家」セネカの著作「悲劇集」の中の言葉です。でもオフィスでこのブログを書きかけて画面をそのままにしていたら覗き込んできたバイトの青年に「TOD2、面白かったですよね」と言われ、私「?」。何のことか理解できず困惑していたら「テイルズ・オブ・デスティニー2」というプレステ用のゲームの中の曲にこのラテン語の言葉が使われているのだそうですね。このRPGはもちろんやったことありませんが、なぜかこのゲーム中には古典ラテン語がふんだんに使われているようです。このゲームのプロデューサーがラテン文学かロマンス語系言語を学んだ経験があるのかもね。
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DVM「~の間」無変格接続詞。
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FATA「運命」第Ⅰ変格中性名詞複数主格(主格単数は
FATVM)、いうまでも無く英語のfateの語源になった単語でもちろん英語でも「運命」や「巡り合わせ」を意味します。でもその派生語である形容詞fatefulが「致命的な」とか「不吉な」と訳す通り、あまりおめでたくない意味合いも帯びています。これに対して運命を意味するラテン語にはもう1つ英語のfortuneの語源になった
FORTVNAという第2変格名詞があります。この単語は女性名詞なので「幸運の女神」の意味で用いられることもあり、どちらかというと縁起良さげな扱われ方をしています。
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SINVNT「許す」第Ⅰ活用動詞3人称複数現在(1人称単数現在は
SINO)、
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VIVITE「(君たち)生きよ」第Ⅰ活用動詞命令法複数(「生きる」を意味する1人称単数現在はVIVO)、前回のブログでもお伝えしたとおりラテン語の命令法には単数と複数があります。
VIVOは英語だけではなくロマンス語系で現在も広く用いられている「万歳!」を意味するviva!や「元気な」を意味するvividの語源となっています。また「生きた」や「生の」を意味するラテン語の形容詞として用いる場合は
VIVAとなります。英語圏の学校に留学した経験のある方なら目にしたことがあると思いますが、oral interview(口頭試問)のことをV.V.と表記することがありますね。これは
VIVA VOCE、直訳すると「生の声で」というラテン語です。
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LAETI「楽しい」「喜ばしい」第Ⅰ類男性形容詞主格複数、本来なら動詞
VITATEを修飾するので副詞でなくてはおかしいのですが、ラテン語では生き死に関連する句の場合には形容詞のまま用いられることがしばしばあります。
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2015/02/11 12:04:57