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　ジネッタ、車高が低くてカッコいいのであるが、走行中フロントサスペンションが縮むとゴムの焼けるような匂いがする。最初は前を走っている車の匂いだと思っていたのだが、山道を一人で走っていても臭う。
右フロントフェンダーとタイヤの感覚が指１本分ほどでタイヤにも干渉した跡がある。
背に腹はかえられぬので、車高を１０ミリ上げることにした。
馬がけしようと思ったら、車高が低すぎてローダウンジャッキも入らない。
スロープを使ってジャッキアップ。
フロントカウルを開いたら、今までフロントバンパーが当たってあまり開かなかったカウルがすごい角度まで開く！　コイツは整備しやすいぞ。と思ったがフロントのライト類の配線が引っ張られることに気がついた。
コイツはいかん、と開きどめのスペシャルツールを作った。
針金の両端を輪っかにしてカウルのフックの両端に引っ掛けるだけだけど‥‥

足回りはかなり年季の入っている、メーカー不明の車高調が入っている。
今年の２月にエキシージの足を、オーバーホールに出したアラゴスタに交換してあんまり乗らずに手放したのが脳裏によぎって、あゝ勿体無い事をしたとセコイ事を考えてしまっのは内緒です。
アラゴのアルマイトのケースとは比べるのもアレな、サビが浮いて塗装も剥げているダイヤルをゴリゴリ回す。あっという間に錆色のオイルで手がドロドロ。
これが、旧車の醍醐味であるなぁ。とちょっと負け惜しみ。


夜、遅くまで奮闘して、点火時期が12度になっていることなども分かって、楽しく過ごせたのだった。




　満足して眠りについたけど、今朝起きたら身体中筋肉痛、今日の仕事は辛かった。
ジジイになると、楽しいことも程々にっていうことだろう。