ryonのブログ一覧

最初は所有欲を満足させるだけで、たまに近所をちょっと一回りできたらいいなぁと思って買ったボクのヨタハチだったが、最初のトラブルが燃料漏れ。
あわてて、修理工場に持っていたのだがそこで床が抜けそうに腐食が進んでいることを指摘された。
床だけ修理をするつもりがボディの塗装も赤、白、青、赤と幾重にも再塗装してあることが判明。
フェンダーとかも腐っており、大手術をすることになった。
とうぜんボディパネルとか欠品なわけで、全部鉄板から叩きだしで作ってもらった。
ボディが直ると近くに開通したばかりの304号線に走りに行きたくなる。
今度はパワー不足で坂を登らない。エンジンの圧縮が落ちているらしかった。
そこに耳寄りな情報が。消防団で使っていたミニエースという小型トラックが廃車になるという。
エンジンは基本的にヨタハチやパブリカと同じエンジンを積んでいる。しかも消防車なだけに走行距離が3000キロ位だという。速攻ゲットして換装してもらった。しかし思ったほどパワーがない。
どうもキャブが思わしくないらしい。キャブはまだパーツの在庫があり昔と同じ価格なので確か１つ１万円もしなかったので新品に交換。
ようやく本来の走りが蘇った。
ほかにもスタータモータのO/Hデフの換装などとにかく当時のお給料やボーナスはすべてヨタハチの修理代に消えていたような気がする。
最後はあまりにやれた内装が気になり内張屋さんで張り替えてもらったのだが、黒の内装はありがちなので、その時フェラーリのイタリアンレッドとタンの革張りの内装に引かれていたことから、タンのビニールクロスで張り替えてもらった。
シートの真ん中だけチェック地の布張りにしてちょっとアクセントをつけてみた。
オリジナルにこだわっていたはずなのに、最後で内装をカスタムしてしまったわけは、もうこのままずっと乗り続けると思っていたので自分だけの一台にしたかったからだ。
出来上がった時は、もう最高だった。

しかし・・・・・・　　　　続く(^^ゞ

就職してようやく自分の欲しい車が買えるようになったので色々中古車屋さんめぐりをするようになった。
その頃は、排気ガスの51年規制だかをようやく国産車がクリアしだした時でスカイラインやセリカなどのスポーティカーは新車で買えたけど、オープンのスポーツカーは外車か国産車の昭和45年まで位の旧車をさがすしか入手できなかった時代だった。
欲しくてかつ現実的に買えそうな車となるとMGミジェット、トライアンフスピットファイア、ファイアットX-1/9、ホンダのS600かS800、トヨタS800、日産フェアレディSR311くらいが候補だった。
しかし今スーパーセヴンなどという雨がふったらお手上げみたいな車に乗っているが、この時のボクは幌型の車はなにか車として完成されていないような気がしてオープンカーでもデタッチャブルトップの車がなぜかお気に入りだった。
そんなわけでフィアットX-1/9かヨタハチが一番の候補だったわけだが、やっぱりヨタハチの丸っこいデザインにやられていた。
その時ヨタハチは生産中止から15年くらい経過していたわけだが、最近の壊れない車とちがってその当時の車は平均7年くらいで廃車になる錆びやすくて壊れやすいものだった。
就職した秋に通りかかった中古車屋さんでヨタハチの中古車を見つけた。それまで見たのはワイドタイヤを履くように改造されたり、とんでもない色に塗り替えられたりしていたのだけど、その車は一応オリジナルコンディションだったし、色もオリジナルの赤だった。
価格は新車当時の倍位で現状渡しで保証は付かないとこをしつこいほど念をおされたけど、まあ、近所をちょっとドライブするくらいでいいや。と軽い気持ちで購入した。
中古車屋さんから自宅まで約50キロ位の道のりを運転してきたのだけど、壊れないで走ることでその時はただ満足していた。
しかし、このあとで自分の性格の今まで知らなかった一面を見ることになる。

長くなるので続くことにします(^^ゞ写真はさすがに残っていたので自分の車です(^^

朝からバキーンさんと２人でミニオフ(^^
どちらも自分のセヴン以外は見たことがなかったので、かなり有意義な時間だった。
ちょっと車を取り替えて乗ってみたのだけど、バーキンってすごく乗りやすい。
操作系も軽いしエンジンもスムーズ。洗練されているって感じ。
バキーンさんのセヴンは足がアラゴスタなのと、完全車検対応車でいままでトラブルがないっていうのが羨ましかった。
ドライビングポジションもバーキンの方がボクのスタイルには合っているような気がした。

箱スカが壊れて、通学に支障が出てきたので次の車を急遽買う必要ができたのだが、ボクはその前から欲しい車があった。それは中古車専門店に置いてあったフォルクスワーゲン・ビートルで、赤い車なのだけどかなり古くてちょっとサビが浮いているような車だった。
その時に流行っていた片岡義男の小説に出てくるような味のあるヤレ方に心が奪われていたのだった。
しかし、学生でアルバイトとかも全くしていない訳で、親に買ってもらう事になる。
親父は国産車にしろと当然、却下である。じゃあトヨタのレビンかトレノが欲しいとボクは言った。
その時のレビトレは名車TE27の次のモデルであった。親父はその時は日産党で（今はなぜかクラウンだけど）カローラがなんでそんなに高いんだ？という。DOHCエンジンだからというと、そんなもん４０キロしか出せない道にいらん。と訳のわからない理由で却下。
結局はスカイライン以外は買ってくれる気がないのであった。
お金を出してもらうボクは結局なんの発言力もなく、家に帰ると日産プリンスのセールスマンが家にいた。
色はシルバーで4ドアということまで、親父とセールスマンの間で話が決まっていた。
その時のスカイラインはぞくにジャパンと呼ばれるモデルでエンジンはインジェクションの2リッター6気筒１３０馬力くらいのGTと同じエンジンでキャブの１１５馬力のGT。18004気筒でインジェクションで115馬力のTIとキャブで1600のTIモデルがあった。
キャブの１１５馬力のGTで話が決まってしまっていたのだが、箱スカでロングノーズの運動性の悪さに悩んでいたボクは馬力が同じで鼻が短くて軽い1800TIにしてくれるよう無理を言って、価格も安い方のGTと変わらないこともあり1800TIを新車で買ってもらった。
今までの箱スカとは別物の速さで、毎朝学校までレースのように全開で走ったりした。
学生で車に乗って入ればそれだけで楽しかった。いつも全開で走っていて、負けたのはマツダのファミリアロータリークーペとサバンナRX3、出たばかりのブルーバードSSSのターボモデルだけだったような気がする。ガソリンも親の給油カードで入れていたこともあり2年で8万キロも走って足回りはへろへろ、ボディもガタガタで左コーナーでドアがゆがむのか勝手に車内灯が点くような車になってしまっていた。
その後に就職し趣味の車にヨタハチを買ったこともあり、最後は洗車もしないし、こすっても直さないという可哀想なことになっていた。
最初の車検で程度は最悪だけど、まだ新しいからと下取りが良かったので交換する事になる。
車的にはあまり愛着もないのだけど、これに乗っていた頃がボクの人生で一番楽しかった頃かもしれない。

写真は別の車です(^^ゞ

ボクが初めて乗った車は昭和45年式位のスカイラインの4ドアセダンだった。
免許を取って親父が乗っていたスカイラインをお下がりでくれたのだ。
学生だったので選択の余地もなく乗っていたけれど、本当は2ドアの車が欲しかった。
エンジンのトルクはあったけど、ノーズが重くて曲がらない車だった。
乗鞍スカイラインにいってエンジンのオーバークールでようやく帰ってこれたり、２回ほど事故を起こして親に迷惑をかけたり結構いろいろ思い出がある。
乗ったのは２年ちょっとだったと思う。
最後は友人に貸したらその友人がカーチェイスものの映画を見た後でちょっとしたジャンピングスポットでジャンプしてオイルパンを打ったんだけど、そのまま乗っていたら25キロほどの通学2往復目でエンジンが焼き付いてエンジンロックして終わった。

当然写真なんて残っていないので、同型の車の写真を代わりに載せておこう。