いつもお世話になっているバイク屋さんで見かけました。
400ccクラス最後のレーサーレプリカと言っても過言ではない「ホンダRVF」(左側)
ホンダお家芸のV4エンジンに、倒立Fフォーク、片持ちプロアームのRサスアームなどなど、当時のレーサーファンにはたまらない装備の充実ぶりでした。値段も94年当時の価格で78万円と、国産400ccクラスとしては、かなりの高級車でした。
今では400ccクラスのレーサーレプリカは、新車で販売されていないので、ファンの間でとても人気の高いマシンです。
最近でもたまに見かけますが、「バリューン!」と独特のV4サウンドを聴かせてくれます。
私はそれほど熱狂的なレーサーファンではありませんでしたが、今見てもとても魅力的なマシンのひとつです。
走行距離は約12000㌔ 表示価格は59万8千円でした。
右側は年式的にはRVFとほど近い「カワサキZX-9R(’95)」です。
750クラスのスポーツ性と、リッターオーバークラスの高速巡航性、これらの特徴を併せたのが、900ccクラスで登場したこのマシンの特徴と言えそうです。
750程トンガってないが、メガスポーツよりフットワークも良い。
一見良いとこ取りなのですが、逆に言うと、ワインディングで750と張合うには大きくて重い、メガスポーツにはスピードで及ばない。
となると、キャラ的に埋もれてしまいがちで、大ブレイクとはいかなかったようです。
個人的にはバランスの良い、とても魅力的なマシンなのですが・・。
走行距離は1万キロ未満 表示価格はこちらも59万8千円。
走行距離はともかく、程度的にもさほど両者の差はありませんでしたが、排気量は二倍以上の差があり、パワーも倍以上。新車時の価格も諸費用を入れると、逆輸入のZX9Rは軽く100万円を超えるものです。
その後の人気の差が、中古車市場の価格の差となって反映されているわけですね。
値段だけを見れば「9R」が値頃感があり、「RVF」はプレミア価格と言えそうです。
この2台のうち、どちらかを選ぶとしたら・・
皆さんはどちら派ですか??
私の場合、実際の用途からすると「9R」は間違いない選択肢なので、買うなら「9R」ですが、
「いざお金を持ってお店に行き、乗って帰ってきたらRVFだった・・。」
という感じになりそうです。
大型二輪免許が一般にも広まり、リッターオーバーのバイクも当たり前のように見かける今日この頃ですが、それに埋もれない、何か強力なオーラを、僅か400ccの「RVF」は放っている気がしました。
同時に「ロードスター」の存在も、何か似た部分を持っているなと感じました。
趣味性の強い乗り物だけに、スペックや値段、排気量では括れない魅力がそれぞれあり、一筋縄ではいきませんが、そこが楽しいところですね^^
Posted at 2006/09/04 22:16:15 | |
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