
どもども、ベロたんです
( ´ ▽ ` )ノ
タイトルの元ネタ、覚えておられますでしょうか。
「ヨーグルト?」「いいえ、ケフィアです」のあれです←いや、知らんよ
さて、このたびのブログはダム巡り番外編ともいうべき企画、
「第3回ばんえつダム倶楽部」に参加させてもらった~よをお送りします。
(・´ω`・)
そもそもこのばんえつダム倶楽部っていったい何者か!
( ;゚皿゚)ノシ
っていうとすみません、あんまりよく知らないんですが
(・´ω`・)←おい
多分、ダムマイスターの目黒さんや、福島のダム好きSUJUNさんを中心とした有志で立ち上げた愛好家のあつまりで、これまでは愛好家が集まって専門家の方の貴重なお話を伺ったり、語ったり、ダム的なものを作ったり(?)して楽しむイベンツを行う素晴らしき会であると思うの。
そんな会のイベントに今回SUJUNさんから参加しない?ってお声掛けをいただけたのです。きちんと資料もいただいたのですが、とにかく楽しそうというだけで中身もよく確認せず参加の意思を固めたものの、まず嫁は不参加。まあ、いろいろ仕方ない。
そして最大の難関。
冬タイヤをはかない我が家にとって、この時期の東北へマイカーで到達するのはいろいろ怖い…
そこで、同じ静岡でありながら、その行動範囲・行動力の人外的な実力でおなじみ(←)浜松のダムマイスターかずあさんが参加されるとのことで、同行させていただけないかお伺いしたところ、快くOKをいただき、参加できることとなりました。
( ☆∀☆)
さて、今回は諸事情からいろいろ端折りますが、一応場所の確認だけ…
はいこちら。
集合場所となります「岳温泉」は福島県の二本松市にあります。
ワシの自宅からは約450キロ、浜松はうちより西ですので、さらに100キロ加算されます。なかなかの距離。我が家では2019年に同じく静岡のダム好きふぉんさんに同乗させてもらってワシだけ福島に訪れたことがありますが、夫婦では未訪問の地。
まあ、我が家は無理しない旅なので…
さて、こんかいのばんえつダム倶楽部の目玉企画はずばり
「二合田用水」探検ウォーク!
二合田用水?(・о・)
うむ、知らないのも無理はありません。
ワシもわかっていなかったし。
資料を見ながら解説すると、二合田用水は、今から約360年昔の江戸時代のころ、二本松藩主の丹羽光重の命により作られた用水です。
江戸時代の藩経済は、領民による農業生産力(ほとんどが年貢米)がその基盤であり、新田を開拓して耕地を増大することが重要でしたが、農業用水となる河川が少ない二本松藩にとっては、水の確保が緊急の課題だったのです。
しかし、江戸時代、城の修繕工事などを行う場合には幕府の許可が必要でしたが、その許可を得るのはなかなか大変だったため、無許可で用水路工事を行ったということのようで、その秘密を守るため「罪人が逃げ出したので藩は山狩りをしている」との噂を流したとも伝えられています。
証拠を残さない為だったのか、当時の資料はほとんど残っていないとのこと。
現在の二合田用水は、水源を主に岳ダムからの水へ移し、所々改修しながらも、昔からの流路で各地へ分水しながら、今も多くの田んぼで利用されており、霞ヶ城公園内では、滝や池などの景観用としても利用されているそうです。
二合田用水は農家の皆さんで組織する二本松市土地改良区の「二合田用水路維持管理委員会」が中心となって、水路の清掃や補修、水の管理をしているそうです。
その現在の土木の基礎でもあるような貴重な歴史的資産をなんと実際に歩いて探検させてもらえるという、ダム好きにはたまらんイベンツなのです。
さて、前泊でお世話になった岳(だけ)温泉の鏡が池 碧山亭さんからバスで出発し、いざ見学の地へ!
ヽ(・∀・)ノ
道端には見慣れない白いものが…
「おや、これは何ですか?」
「雪です」
これがあの!(・о・)←
ホントはそのようなやり取りはしていませんが(←)、
まだこの時期一桁の気温はあまりお見掛けしない温暖な地域の人間としては、十分な防寒対策をしてきたものの、やはり寒さは相当な実力です。
そしてご案内いただける齋藤さん、伊藤さんたちにとってはなんてことないであろう流れも、アウトドア趣味とは名ばかりなワシらには大河のごとき難関となり、向こう岸にわたるのも一苦労ですので、安全のため、細心の注意を払っていただいており、ご苦労をおかけします…
何とかみんな無事にわたり、水路を進んでいくと…
はいここが「大堰」です。
江戸時代の開削当時から、岳ダムの完成まで熊ノ穴湧水が流れ込む烏川を水源とした旧取水口です。現在は用水路としての使命は終わっているとのことです
近くには水神様の石碑があり、上から見守ってくれております
最近あまり言わないけど、水神様というと、愛知のダムマイスター神馬シンさんを思い出します←
この後は水路をみんなで歩かせてもらい、バスが待っていてくれる場所まで移動…
この水路、かっこいいし、ところどころセクシーなうねりラインを見せてくれます
(*゚∀゚)=3
ところで、この水路のセクシー具合が分からない土木EDなお友達はいるかな?←
結構長く歩いたし、水路から上がるにはたった50センチ程度の高さを自力で登るのですが、これがなまった体にはなかなかね…
(;´д`)
あ、そうか、ワシ週末はまあまあ運動してるからなまってはいなかったのに、結構つらかったね←
バスに拾っていただいて移動した先ではなんと貴重な体験が!
それはこれです!
(*>∇<)ノ
いまは冒頭でも開設したように、岳(だけ)ダムができて、先ほどの大堰から取水していないのね。二合田用水と岳ダムをつなぐ水路の一つである「四号トンネル」とのことだけど、認識間違ってたらゴメン←
まあなんにしろ貴重な体験よ。
水路のトンネルを歩いて通らせてもらえるのよ!
いってきま~す♪
( ゚Д゚)ゞ
岳ダムができたころに作られているから、もう50年近く経っている施設だけど、トンネルの中は予想よりはるかにきれいで、真新しいコンクリートみたい!
みんなが頭をぶつけないようにマイヘルメットをかぶり(ここがマイヘルメットなところがダムマニアの集まりよねw)、ヘッドライトをつけているので、中は十分な明るさがあります。
ところどころ、ワシが苦手な大きなくもがいますが、見ないことにして足早に通り過ぎます。
そして、これもまたところどころには…
…!?
わかる?
これ、こうもりです。
1ぴきだったり、数匹固まっていたり、結構な数みかけました。
飛び回ったりしないか心配しましたが、全然身動きもしなかった。
長さどのくらいだったかなあ…
しばらく歩くと、外だ!
ヽ( ・∀・)ノ
そして外に出るとそこは水路橋の上!
高さは10m無いのかな?大したことないけど、この場所を歩くことのレア度よ
まあいつものごとく、詰めが甘いのでこの水路橋の上から見下ろした写真は撮っていなかったようですので臨場感ある画像はなくてすみません←
でもまあ雰囲気は伝わるでしょ?←
さてこのあと、なかなかの藪漕ぎをして開削当時の素掘り水路が見える位置まで行ったりしますが、ここもなぜか肝心の写真がないので、おそるおそる崖下の水路を見下ろしているみんなの様子などでお楽しみください←
そして、東北道をまたぐ高さ32m、長さ104mのあの橋は実は水路橋なのよ!っていうお話を聞いたりしながら…
最後に霞ヶ城公園から今まで巡ってきたあたりを眺め、全体の総括をお伺いしながら、感傷に浸ります…
このあたりでもう股関節の痛みがピークとなっていたワシはあんまりお話が頭に残っていないのはお許しください。
生まれつき骨の形に問題があって、ちょっと今回はハードだったものでw
( ;∀;)
いやでも、それにもまして非常に貴重で、かつアドベンチャー満載の大変楽しい経験をさせていただきました!
( ☆∀☆)
今回のためにご尽力いただいたみなさん(←あえて名を秘す←なんでだ)、本当にありがとうございました。
マジ感謝!゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
みんなも、すこしでも興味を持てたら、二合田用水で検索してみて!
きっとワシのブログまんまの資料が出てくるはずよ!←それはどうなの
これまで、二合田用水を管理している土地改良区さんによる見学会もあったようなので、股の機械(←)があって、より多くの土木好きの皆さんがセクシーラインに接することができるといいなあと思います。
さてさて、今回のブログはここまで!
ダム巡り基本的に冬休みな時期なので、次のブログ更新がいつになるかはちと謎ですが、でも、コロナ禍さえ沈静化していれば、また早く動き出したいとこです
よし!
では股!( ´ ▽ ` )ノ←