2DINパネル交換

興味がある人は少数かと思いますが、今後フィエスタに2DINデッキを取り付けたい人向けです。

純正のインフォメーションディスプレイが付いたフィエスタMK8(7.5？)用の2DINパネルキットは、私が知る限りは大きく2種類あります。
1つ目がこれでインフォメーションディスプレイに対しデッキが傾いています。
私のフィエスタに現在付いてるパネルはこちらになります。
今市場で出回っているパネルは大半こちらのタイプですね。

で、旧フォードジャパン時代に純正オプションでインダッシュナビを付ける際はこちらのパネルを使用していたようです。
こちらはインフォメーションディスプレイとナビ画面が並行になっています。

簡易的な測定ですが、前者ではナビデッキが水平面からおおよそ40°傾いています。
実際問題バイザーを付けていていても、日中は反射で画面がほとんど見えません。
非常にストレスが溜まります。

本来はナビの自車位置が2~30分ほど走ると毎回50〜100mぐらいズレるので、とりあえずGPSアンテナを移設して感度を上げてみる依頼だったんですが、主治医からどっち道バラすんだからパネルも入れ替えてはとの話になり、急遽持ち込んで交換になりました。

パネル自体は別のショップで今インターフェイスを取り寄せて貰っているので、そちらの作業の時に一緒に変える予定だったんですけどね。

GPSアンテナは結局ベースと共に助手席前方のダッシュボード上に移設しました。
元々はインフォメーションディスプレイのカバーの中に隠蔽していたんですが、フィエスタの場合フロントガラス全面に熱線が入っているため、端だと熱線が無く少しでも電波の感度を良くしようとの判断です。

パネル交換中ですが、純正状態・現状パネル・今回交換のパネルで全てインフォメーションディスプレイの位置が異なります。
今回はパネル側に取り付けて固定になります。

交換完了後です。
ナビデッキの傾きはおおよそ半分の約19°に改善しました。
画面も見やすくなり非常にストレスが減りました。

この後40km程度走りましたが、自車位置がズレる事もありませんでした。
肝心のGPSアンテナの感度はナビの情報で見る限り大きく変わっていません。

カロッツェリアのマニュアルでデッキを傾けて設置する場合、40°以内でないとジャイロが上手く働かないとあるので、今回はデッキの傾き過ぎも原因の1つだったのかもしれません。
とりあえずズレに関しては経過を観察します。

これから2DINナビを取付られる方は、必ずこちらのパネルキットを使用しましょう。
まぁ、インターフェイスやステアリングリモコンのハーネス付きのキットは大半が前者のパネルでしか出て無いので、気を付けた方が良いかと思います。

余談ですが、現状使ってるインターフェイスはステアリングリモコンにて車両設定の変更(時計表示等)が一切変えられないタイプなので、別のインターフェイスをイギリスから取り寄せて貰っています。
使用キット選定時にパネルだけで無く、インターフェイスも要注意です。
フォードジャパン時代のインターフェイスは国産の独自の物だったらしく、在庫は無く現在は手に入らないようです。