ブレーキ鳴きの修理②

ジャッキアップのアダプター木片ができたので、ジャッキアップしタイヤを外しました。

ブレーキ分解の手順は後輪と同じです。

パッドセンサーを外すときには、ケーブルを引っ張るとセンサーからケーブルがもげたりしてセンサーが壊れるので、小さいドライバーでセンサーの根本をこじって外します。

後輪同様にパッドの清掃、面取り、グリスアップを行い、ブレーキを組み付けてタイヤを取り付けて、「今度こそは❗️」と思いながら、試運転をしました。

が…

まだ元気に「キー」音は鳴ります。

前後のパッドをやってダメなら、今度はローターだ❗️と思い、一番怪しい左後のローターを清掃します。

さっき分解した左後輪のキャリパーを外し、画像のようにぶら下げておきます。

ナックルからキャリパーのガイドを外します。

キャリパーガイドは16mmのボルトで固定してありますが、ネジロック剤が塗られているので、かなり固いです。

長めのブレーカーバーやインパクトを使って外すことをオススメします。

ブレーキローターを留めているアレンボルト(6mmHEX)を外し、サイドブレーキを解除しブレーキローターを外します。

E46のローターはほとんどの場合、鬼固着をしていて、ハンマーでシバかないとローターは取れませんでしたが、F20はハブのところにグリスが塗られていて、日本車の如くあっさり外れました。

ローターが外れたので、120番の耐水ペーパーで念入りに磨きます。

線キズが結構付いていたので、「これが鳴きの原因か❓️」と淡い期待を込めて磨きます。

こんな感じになるまで磨き上げ、再度クルマに装着し、ブレーキを組み付け、タイヤを取り付けて試運転。。

ここまでやっても無情にも「キー」音が発生しました。

ここで心の糸がぷっつり切れたので、作業終了です。

ブレーキ鳴きの修理ではなく、単なる「ブレーキのお掃除」に終わりました。

この惨状を車両の購入元の大田区のガレージYMさんに伝えたところ、「そこまでやってダメなら、ワコーズのブレーキプロテクターを使ってみては❓️」とのアドバイスを受けました。

F系のブレーキ鳴きにこのパッドグリスを使うとかなりの高確率で鳴きが消えるそうです。

パッドの摺動面に直接塗るグリスがあるようですが、摺動面からグリスが剥がれたらまた鳴き始めるので、全くオススメできないです。

このブレーキグリスは高いのと、最近暑くなってきたので再修理するかは考え中です。

走行距離 30,101km