
ごきげんよう。トライズです。
現在進行中の、シルビアNEWエンジン計画ですが、VTECに手を出そうとしてるのには訳があります。
まず、ひとつに、既にうちにはSR20DEをベースに東名2.2LピストンとHKSのヘッドシステムを冠した王道NAチューンのシルビアが居るということ。
こっちはこっちで十分完成の域で、あとはひたすら詰めるだけという段階まできてるので、同じの組んでも仕方が無いわけで。
あと、VTEC自体は別にホンダじゃないと作れないわけではなく、そーゆー日産のエンジンも存在してて、たまたま僕が以前にその日産製VTEC搭載車に乗ってたという経緯もあり。
このエンジンをシルビアに積んだら面白いんじゃね???という、そんな感じのゆるーい流れで計画は進行中。
ちなみに、↑この車が日産製VTEC搭載車。
P11プリメーラ(ワゴン)
搭載するエンジンは、
SR20VE
1998cc、DOHC16バルブ・自然吸気、プレミアムガソリン仕様
NEO VVL搭載モデル
出力:140kW(190ps)/7,000rpm 196N・m(20.0kg・m)/6,000rpm
比較までに、S15スペックSのエンジン
SR20DE
1998cc、DOHC16バルブ・自然吸気。マルチポイントインジェクション。
NVCS搭載、プレミアムガソリン仕様
121kW(165ps)/6,400rpm 192N・m(19.6kg・m)/4,800rpm (MT車)
NEO VVLというのが日産製VTEC(カム切り替え式可変バルブリフト(タイミング))の名称。
VVLの付いていない20DEと比べて、ピークトルク&馬力が高く、発生回転数も高めになっています。
ちなみにシルビアのエンジンについている、NVCSというのも、バルブタイミングを可変する機構なんですが、NAエンジンではアイドリング時以外はほぼ稼動しておらず、サーキットではあんまり意味の無いシステムです。
これも参考までに、NVCSの解説とデータ。
NVCSは吸気側のカムシャフトをコントロールし、制御信号オンで、吸気カムを10度(クランク角で20度)進角させます。トヨタのVVTとか、ミツビシのMIVECとかもよく似た機構です。
NVCS作動条件
SR20DE(NA)
1050rpm以上8000rpm未満
SR20DET(ターボ+MT)
1050rpm以上5700rpm未満
この車は、7000rpm(ターボは7100rpm)でフューエルカットが作動するので、ターボはともかく、NAだと、1050rpmを超えるとNVCSは一切動きません。残念。
ちなみに、シルビアオーテックバージョン(SR20DE NA 200馬力)だと、このNVCSを高回転側でもう一回戻しているようですが、効果のほどはさほど期待できないようです。
次回、日産製VTECことNEO VVL機構とそれの搭載エンジンについて熱く語ります。
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VEシルビア製作日記 | 日記
Posted at
2013/08/24 00:14:00