
やばい真剣に食料が底を付いてきた。買出し行かねば。
どうも。食の欲求をとことんまでおろそかにする愚か者トライズです。
SR20VEエンジンをROMチューンで制御するにあたり、追加基盤の仕様でノックセンサーが使えないことが判明したわけですが、今回実際に走ってみてデータを取ってみました。
まず、ROMデータを編集するためのソフトを用意します。
使うのはこれ。
■ROM化支援バイナリエディタ - xedit -
ROM化支援となっていますが、自動車のROMとはまったく関係のないごくごく普通のバイナリエディタです。
これさえあればとりあえずROMの中身を片っ端から触れます。
バイナリエディタなら何でも良いです。Stirlingでも、狐'sでも。
アナログなやりかたですが、バイナリエディタは基本ですからね。ROMチューンの専用ソフトとかはそのうち・・
あとなんかバイナリ弄れるとか言うとかっこいい気がするのでw
ROMライターやNDSで吸い出したROMデータを読み込むとこんな感じ。
えふえふえふえふ・・・
で、今回の目的、ノックフィードバックをOFFにするために変更する箇所はここ。
アドレス&H1038
ここがいわゆるフィードバックスイッチと呼ばれるデータ。
ノックやO2他いくつかの動作を切り替えるフラグが詰まっています。
フィードバックスイッチの値は、「74」
16進表記なので、これを2進数に直すと、
「01110100」
になります。
「01110100」が8個のスイッチなわけですね。
左からOFF、ON、ON、ON、OFF、ON・・・というような。
ノックフィードバックのスイッチは、左から4つめ。
これをOFFにするので、
「01100100」
というふうに変更します。
このデータを16進に直すと、「64」となり、
&H1038のデータを「74」→「64」に書き換えます。
ちなみにO2フィードバックは左から3番目
ノックもO2フィードバックもOFFにするなら、「44」です。
これで、ノックフィードバックをOFFにしたROMデータの出来上がり。
早速、ROMに書き込んで・・・・
ECUにセットして走ってみます。
ぶーん
青が、P11純正ECU(5J002)で、走ったデータ。
赤が、純正データをもとにノックフィードバックを切った改造ECUの走行データ。
ふむ。加速の状態はほぼ同じ。
ノックセンサーを読まないことで、制御に不要なフェイルセーフがかかるかと不安でしたが、問題なさそうです。
実のところ点火時期のマップを見る限りでは、ノックフィードバック領域は低回転高負荷時だけなので、4000回転以上の全開加速では、ほぼ影響がないのかもしれません。
念のため、低回域もログを比較してみましたが、その領域はやはりフィードバックを切ったほうがよさそうです。ONのままだと、点火時期が微妙に乱れます。
ノックフィードバックについてはこのくらいにして、次のデータを弄るとしましょう!
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VEシルビア ECU編 | 日記
Posted at
2015/06/18 08:06:08