
やっほーい。トライズさんだぞ。
そういえば書いてなかった。
オイルキャッチタンク付けたよ!!
付けたのはこれ。
完全に見た目で選びました。
オイルキャッチタンクとは、エンジン内部で発生するブローバイガス(吹き抜けた燃焼ガス)に含まれる霧状のエンジンオイルを回収するためのもの。
S13シルビアのSR20DEには純正で付いていたような気もしますが、S15シルビアやP11プリメーラはキャッチタンクは付いていません。
同じSRエンジンでも、S13からS15の間に改良されてブローバイガスの発生も少なくなったのかもしれません。
実際、透明なホースを繋いでしばらく乗ってみても、大して汚れは見えないのでキャッチタンクを付ける必要はなさそうなんですがー。
とりあえず、
かっこいいから付けました!
えーだって、エンジンルームの右側がすっかすかでさみしいんだもん。
ターボならタービンとか納まるし別に気にならないんだけどなー。
あと、ABSも付いてないしなー。
まあそんな感じで、ただの自己満足感溢れるパーツなオイルキャッチタンクについてちょっとだけ解説をば。
ブローバイガスは、エンジン内部に滞留することでオイルの劣化を早めたり、内圧上昇によるトラブルの原因になるので、ちゃんと抜いてやる必要があります。
また、原則大気開放してはいけないことになっているので、市販エンジンはこのガスをインテーク側からもう一度燃焼室に吸い込んで燃やす仕組みになっています。
吸入空気に未燃ガスやオイルの混じった汚いガスが混ざってしまうというのはデメリットのようにも見えますが、ブローバイガス還元システムにはメリットもあります。
ちょっと複雑なので、図を見ながら説明するとー。
あ、SRの新解の図は分かりづらいので、QR20の新解より・・
ヘッドカバーから出てるパイプは3本。そのうち1本は、ブロック側と繋がっています。
インテーク側に繋がるホースは2本あり、1本はスロットル手前のサクションパイプに、もう一本はブローバイコントロールバルブを介してサージタンクに繋がっています。
この2本のホースがなかなか良い働きをしていてですね。
スロットルOFF等の低負荷時に、ブローバイホースを介してエンジン内部の換気が行われるようになっているんですよ!
サクションパイプに繋がるホースからは新気が吸われ、クランクケースを循環してもう一本のホースからサージタンクに抜けるようになっています。
ブローバイコントロールバルブは流量制限付きのワンウェイバルブで、ブローバイガスを抜きながらもクランクケース内を一定の圧力に保ってくれます。
この換気機能によって、ブローバイガスの排出を促進し、かつエンジン内部の温度を下げたりとかいろいろ役立っているわけですねー。
もしオイルキャッチタンクをつけるのであれば、サージタンクに繋がっている常時吸ってる側のほうが良いでしょうね。
ただ、ブローバイの量がたいしたこと無いorブローした時の保険という意味では、どっちのホースでもいいと思います。
えーと、そんな感じで、うちのVEシルビアにもオイルキャッチタンクを付けるんですがね、
実は、バルクヘッドとエンジンのクリアランスを確保するため、ヘッドカバーのパイプを1つメクラにしてしまってあったりしてww
1系統しかなければ、サクションに戻すのがいいんでしょうけどもー。
せっかく右側にタンク付けるのに、バルクヘッド前をホースが2本横切るのもなーとかそんな理由で、今回付けたキャッチタンクに繋がるホースの片側は、どこか知らないセカイに繋いでしまうということにしましたwww
ブローバイガス還元システムをシールド式にして、クランクケース内をがんがん負圧にするよりも、大気圧で保ったほうが抵抗が減りそうな気がするんですよねー。
ま、どっちでも良いんですけど。
僕にとってこれはドレスアップパーツですし(←
Posted at 2016/02/24 23:25:27 | |
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VEシルビア製作日記 | 日記