
ここのところ実作業よりもデータ収集のブログが続いていますが、そろそろ部品の発注もやらないといけないので、順番に方針を固めて行きたいと思います。
こんばんは。トライズです。
VVL搭載チューンドNAシルビア製作にあたり、スロットルをどうしようか思案中です。
サージタンクは純正のものが使えないため、Xcessive社(USメーカー)の社外タンクを使う予定ですが、使用するスロットルボディに合わせてフランジを発注したいので、あらかじめどのスロットルを使うか決めておく必要があります。
日産製のスロットルボディは、これがまた多種多様で、そのくせ取り付けボルト位置さえ合わせればなんでも流用できたりするもので、目移りしてしまいます。
スロットル径について少し説明を。
シルビアのターボ用とNA用のスロットルを比べると、外観は同じなのに、中のバタフライの径がNAのほうがでかい。というのはよく知られた話。
SR20DETにNAのスロットルを流用してパワーアップとうのもよくやられている手法です。
スロットルというものは、でかければでかいほどより抵抗無く多くの空気を吸い込む(ような気がする)ので、ターボはともかく、ピストンの下降でしか負圧を生み出せないNAエンジンにとってビッグスロットルはぜひ入れておきたいところです。
ただ、いたずらにスロットルバタフライ径を大きくすると、スロットル開度に対する吸入空気量が変わってきますし、スロットル開度メインで燃料を調整している領域では当然燃調が狂ってきます。
また、アクセルコントロールに対し、吸入空気量の変化が大きくなるので、アクセルコントロールがシビアになってしまいます。
それに、NAエンジンの場合、エンジンが吸い込める空気の量の限界が決まっているので、それ以上大きなスロットルをつけても、性能は上がりません。
以上を踏まえ、スロットル選ぶ際の基本方針としては、
■スロットルは、小さければ小さいほど制御しやすいので、エンジンの要求する空気量をぎりぎり満たせる最小のものを選ぶと良い。
ということ。
さて、具体的にどのあたりのスロットル径にすれば良いかですが、
まず今のところ分かっている、使えそうなスロットルのサイズは次の通り。
(すべてバタフライ径です)
S15ターボ 50mm
S15NA 60mm
パルサーN1 70mm
オートスタッフ スーパーSR 70mm
インフィニティ Q45 80mm
マスタング 75mm
RMR 90mm
N15パルサー標準仕様=P11プリメーラ 60mm
N15パルサーN1バージョンの70Φスロットルが、SRチューニング業界では長らく重宝されていたようですが、純正部品の高騰に伴い、入手するハードルがあがってしまいました。
それで開発されたのがオートスタッフのスーパーSRスロットルらしいです。性能的にはパルサーN1とほぼ同じぽいですね。
以前他で組んでもらったエンジンの情報では、SR20DEをNAのままチューンしていった場合、スロットル径が60Φのままでは小さすぎる。ということが既に分かっています。
そのエンジンはオートスタッフの スーパーSRスロットル(70Φ)を入れることでさらに性能が上がりました。
今回も、堅実な線で良くとすれば、70ΦのスーパーSRスロットルが良いと思われます。
インフィニティの80Φも気になるところなんですが、今のところ、さらに口径をあげても、性能が上がるかどうかは未知数です。
他、参考になるデータとしては、
たとえば4連スロットルが、40Φ×4だとすれば、断面積はシングル80Φとほぼ同じになります。
また、最終的に負圧を発生するのはピストンの下降工程なわけですから、ピストンボア径(86mm)により近いスロットル径がいいんじゃないかとか。
また、吸気管のうち一番流速が早くなるのは、吸気ポートのスロートの部分(Φ32×2くらい?)だから、実は実質45Φくらい+αでも十分なんじゃないかとか。
いろいろ考えるとなかなかまとまりませんねぇ。
で、いろいろ探していたところ、
うれしいことにオートスタッフさんからQ45用→スーパーSR変換フランジというのが出ていました!
http://www.flatwell.jp/cathand/detail-418343.html
とりあえずXcessiveサージタンクは、Q45用で注文することにして、スロットルもQ45を用意してみて、どうしようもなく制御しづらければ変換フランジで70Φに下げる。
という方向で行きたいと思います。
さあ!サージタンクを注文だ!
がんばれ俺!がんばれ英語のできない俺!(笑)
Posted at 2013/09/13 00:13:41 | |
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VEシルビア製作日記 | 日記