
あー蒸し暑い、、
湿度が高い。酷い。
どうも。トライズです。
今日は、SR20VEの燃焼室を実測してみました。
実験用エンジン。
P11用 SR20VE
1998cc 圧縮比11.0
まずはヘッド側。
方法は、アクリル板を貼り付けてオイルを流し込む感じで。
予めヘッドの古いガスケットをスクレイパーで丁寧に取り、軽くオイルストーンを当てておきます。
そして、燃焼室の外周に薄くグリースを塗って、オイル注入穴を開けたアクリル板を貼り付けます。
流し込むオイルは、ミッションオイルを灯油で薄めたもの。
色が付いていたほうがいいだろうとバルボリンの青を使ってみたんですが、メスシリンダに入れると超見辛かったです。
色濃すぎるとだめですな。
計測はビュレットがあればよかったんですが、高いし管理が面倒だしでメスシリンダとガラスピペットでやります。
メスシリンダで、50ccを測り、そこからピペットで燃焼室に注ぎ込んでいきます。
最初、かなりしゃばしゃばのオイルでやったのですが、ピペットからこぼしやすかったり気泡ができやすくてあまりよろしくありませんでした。
それで、とろっとするくらいに粘度を調整。
粘度が高いほど、ピペットの側面とかにオイルが残ってしまうので、燃焼室に完全に注入したあと、しばらく時間を掛けて、ピペットからメスシリンダに完全にオイルを戻します。
そんな感じで、何回か測定。
ピストン側は、シリンダ上面よりピストンを下げて計測します。
P11のピストンは凹み型なので、2mmだけ下げます。
下げ量はダイヤルゲージを使って測定。
まずピストン上死点位置を計測し、そこから2mm下げる感じで。
そこから先は、ヘッドと同じ要領で。
こちらも何回か計測。
そして計測結果が次の通り。
ヘッド側燃焼室容積 41.5cc
ピストン冠面容積(2mm下げ) 17.5cc
で、圧縮比を計算します。
ピストン冠面容積は、
シリンダ2mm容積 π*(8.6/2)^2*0.2=11.62 を差し引きして、
17.5-11.62=5.88cc
ガスケット容積は、
π(8.7/2)^2*0.12=7.13cc
燃焼室容積=
41.50+5.88+7.13=54.51
1筒排気量=
π(8.6/2)^2*8.6=499.56
圧縮比=
(499.56+54.51)/54.51=10.16
=10.16
・・・・
11にならない!!!
おかしい・・
大して走行して無いエンジンだから、磨耗も少ないだろうし、面研などの加工もしてない(面研すると圧縮比は上がる傾向になりますが)はずなのに、カタログ値にならない!
むう。どうしたものか。
計算間違ってるのかな、、
多少誤差はあるとしても、もう少し近い値が出ると思っていたんですが。
ちなみに、排気量から燃焼室容積を逆算すると、
499.56/(11-1)=49.96cc
なので、実測との差は、
54.51-49.96=4.55cc
4ccか・・
でかくは無いけど、燃焼室容積に対しては1割近く違うことに。
測り方間違ってんのかなー。
それか、純正誤差の範囲なのか・・
あ、プラグが指定のものより短いとか。そんなこと無いか・・・
もうしばらく悩んでみます。
あと、他のピストンとかDEのヘッドとかも測る予定なので、それからも一度悩みます。
Posted at 2013/09/15 22:02:07 | |
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