
こんばんは。トライズです。
Lap+では、位置補正をきっちりやると、走行軌跡を眺めながらの検証もできます。
立ち上がり重視な走り方について検証してみたいと思います。
ドラテクの話になると、一度は出てくる「立ち上がり重視のほうが速い理論」
進入で、ブレーキを奥まで我慢して突っ込み、
クリッピングポイントをコーナー中心より奥に取るようにして、できるだけ直線的に立ち上がろうととするアレ。
競艇の「差し」に良く似たあのライン。
そんな由来で、
わたくし界隈では、立ち上がり重視ラインのことを差しラインと呼んでいます。
つーかこっそり流行らせようと目論んでいます。
さてこの差しライン。
本当に速いのでしょうか。
それよりも、コーナーをコンパクトにまとめた最短距離ラインのほうが速かったりするのでは??
画像は、タカスの2コーナー。
1コーナーから2コーナーはいまいちスピードが乗らない、2速(もしくは3速)進入のコーナー。
このあと、割と長め(300mほど?)の直線に繋がります。
車両はS15シルビア(NA)。タイヤは、あまり喰わないやつ。
■赤いラインが、スタンダードなアウトインアウト。
進入から出口まで、軌跡がまーるくまーるく。
■紫は、距離重視ライン。
斜めに進入してインベタでコーナーリング。
■青は、立ち上がり重視ライン。
イン側の縁石の、かなり出口寄りを踏む感じ。
セクター2開始位置ですべてのデータをそろえてスタート。
進入

差しライン(青)がブレーキングを遅らせた分だけ前に出る。
クリッピング手前付近
斜め進入の最短距離ラインがほんの少し前へ。
出口付近
立ち上がる位置が、コースの内側、外側、中間と異なってくる。
直線区間
順位は、赤、青、紫
さて結果はというとー。
結局この日のデータで一番早かったのは赤のアウトインアウトライン。
距離とかボトムスピードを数値で並べると、
タイム 距離 最低車速
■赤 13.769 298.2 44.5
■紫 14.191 295.7 41.7
■青 13.994 297.2 37.7
ロガーで見る限りでは、確かに青のラインが、赤を追いかけて、ストレート後半では差が縮んでいるのですが、結局逆転するまではいかず。
紫は、コーナーリングは速いのですが、その後のストレートの加速が伸びず。
セクター2は、次のコーナーのブレーキング開始点付近で区切られているので、直線がもっと長ければ青ラインが、逆にもっと短ければ紫が有利だったかもしれないですねぇ。
でも結局、セオリーに勝る新たなドラテクは発見できませんでしたっと。
アウトインアウトに完敗。
残念。
このへんのラインの話はいつもかなり盛り上がりますw
皆さんはどのラインがお好きですか?
さて、ロガーネタはひとまずこのあたりでおいといて。
いよいよVEシルビアの続きを書きますよー。
Posted at 2014/01/21 00:39:32 | |
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