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トライズのブログ一覧

2013年09月05日 イイね!

SR20VE ヘッド詳細2 燃焼室等

SR20VE ヘッド詳細2 燃焼室等ヘッドってメカメカしくてカッコイイですよね。

どうも。トライズです。

昨日に引き続きヘッドの詳細をば。

今日は燃焼室側を調べることにします。




ヘッド全景(燃焼室側)






SR20VE燃焼室拡大





比較用に、こちらはSR20DEの燃焼室




比べてみるとまず、スキッシュエリアがVEのほうが小さいです。
そして、燃焼室全域に渡って、浅く作られています。

DEのヘッドは、バルブの笠面が燃焼室からわずかに飛び出すような状態ですが、VEでは燃焼室壁面よりもバルブのほうが下がっています。

燃焼室の一番深いところやプラグの周辺などは、複雑な隆起があり、このへんはもしかするとメーカーの開発さんがすげーいろいろ研究して作った形状なのかもしれません。

バルブの挟み角、位置は同じ、バルブ径はEX側がVEのほうが1mm小さくなっています。


燃焼室容積は、計算上はVEのほうが数cc少ないはずなんですが、これはそのうち実際に測定してみようと思います。







さて、2つ前のブログで、SR横置きブロックをシルビアに搭載するのはほぼ不可能ということが判明しましたので、今のところ、シルビアのSR20DEの腰下に、20VEのヘッドを合わせる方向で考えています。
どうせピストンは換えるつもりですし、その他性能的には変わりは無いはず。

ただ、VEとDEではヘッドガスケットが異なるという情報を知っていたので、どの程度加工が必要なのかを検証してみます。


早速ガスケットを比較。



左がVE用、右がDE用。

相違箇所は4つ。それ以外は、ボルト穴も、オイルの穴も一致します。


まず、1つめ。フロントカバーのど真ん中のボルト。
DEとVEで位置が違います。DEのガスケットで、二つ開いた穴のうち、左側のみが実際にボルトが通る穴でした。

てことは、DEとVEでフロントカバーが違うと・・
カバーだけ交換できればそれでもVE用に付け替えればいいんですが、確かクランクプーリーとかも違ったようなー。
付け替えがめんどいようなら最悪ここのボルトはつけなくてもいっかなー^^; オイル漏れするかもだけど。


2つめ。
DEのみにある、チェーンテンショナーへの給油穴。
これは、情報サーチの結果、VEはブロック側から給油されてるので無視して良いとのこと。よかった。


3つめ。
VVL作動用油圧経路。
こんなとこ通ってたVVLの油圧。DEのブロックは残念ながらこんなところに油圧は来てません。解決案については後ほど。


4つめ。
これは、ヘッド側からオイルパンにオイルを戻すためのリターン穴。VEはこんなとこに穴が無いどころかヘッド自体もスリムになっており、そのままVEヘッドを載せると大気開放穴になります。塞ごう。




解決案について。
1のフロントカバー穴は、VEフロントカバーを使うか(使えるかは要研究)、DEのフロントカバーにボルト穴を新設するか、いっそボルト通さないかで。

2と4は、イモネジ(止めネジ)かなにかでふたをすれば解決。


で、3ですが、さすがにブロック加工してここまで油圧ラインを持ってくるのは難しそうなので、ヘッド加工すれば何とかなるんじゃないかと考えました。


これがVVL用油圧穴





で、この穴のあたりを側面から見ると、



こんな感じ。
ちょうど油圧穴に向けて、ひとつボルト穴が開いています。この穴をドリルで掘り進めば、ちょうど油圧ラインとつながりそう!

このボルト、横置き時のインマニを支えるステー用のボルト穴なので、使わなくても良いっぽいし、ここにメッシュホースか何かで、油圧を送り込めば良い!持ってくる油圧もフィルターのサンドイッチブロックあたりから取ればいいじゃない!



これだけやれば、DE腰下、VEヘッドという組み合わせがちゃんと成立するはず!!

よーし、いけるぞー。いけるぞー。
Posted at 2013/09/08 01:19:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | VEシルビア製作日記 | 日記
2013年09月04日 イイね!

SR20VE ヘッド詳細

SR20VE ヘッド詳細どうも。ブログの更新にムラのあるトライズです。


いよいよ分解の始まったプリメーラエンジンSR20VE


ヘッドを降ろしてじっくり眺めてみることにします。



いやー、長いことSRエンジンの乗った車に乗ってきたけれどVEヘッドバラすのは初めてだなー。



カムカバー開いたところ。



20DEのヘッドを見たことがある人であれば、なんか違う。という違和感があるはず。
今気づいたけれど、この写真ではカムにオイルを供給するパイプが取り外されてます。VEにもあのパイプはちゃんと付いていましたのであしからず。



カム部拡大。



三つ山仕様。どう見てもホンダカム(笑)
改めて断っておきますが、日産SR20VEのカムです!!



カムシャフトを外してロッカーアーム拡大。



カニさんロッカー。カニというかエビ?ロブスターに見えなくも無い。

エビのはさみの先でバルブを押してて、その腕の根元辺りが低速用フォロアです。
真ん中の胴体部分が高速用フォロア。
ちょっと見づらいけど、エビさんの口にあたる部分が、高速切り替え用レバーで、油圧で作動します。

ロッカーアームは、ヘッドの前後に渡りシャフトで貫かれていて、このシャフトの中心を通ってカム切り替えレバーの油圧がかかっています。




このロッカーアーム周辺は普通のSR20DEとだいぶ違いますね。
DEヘッドのロッカーアームはY字型で、ヘッドには固定されておらず、高回転で外れる恐れがあるためロッカーストッパーをつけるべし。というのは有名な話。

また、DEはHLA(ラッシュアジャスタ)という豪華装備が付いていて、静粛性に優れているのですが、これも高回転では不安な要素だったりします。


改めてVEヘッドを見ると、確かにこの辺、高回転型に作られたヘッドだという意気込みが感じられます。







続いて、ヘッドリア側。
デスビとVVLソレノイド。



こんな感じでヘッドに刺さっています。
デスビもでかいけれど、VVLもかなり飛び出してる。邪魔だなー。邪魔だなー。

2つあるVVLのソレノイドは吸気側と排気側を別々に制御しているため。
P12プリメーラや、T30エクストレイルは単一制御なためソレノイドはひとつしかありません。





あー、いまふと思った。

P12のソレノイドユニットを使えば、ヘッドからの飛び出しがだいぶ少なくなるのでは??
しかも、P12エンジンなら、デスビもセンサーのみの小さいものだし、うまくすればほとんどボディ加工しなくても乗っちゃったりするのかも・・・・



いやーでも吸気排気は別々に制御したいなぁ。

なぜかって、初代VTECに対してVVLの機構的アドバンテージは、まさにこれだったはずで、VTECはカム切り替え前にトルクの谷ができちゃってるけど、VVLはそれができない!なぜなら!吸気、排気別制御だから!日産はVTEC超えたぜっ!みたいな説明を昔読んだ覚えがあるからなぁ。





えーと。すこし脱線しましたが、

デスビ、ソレノイドを外したヘッドリア側はこんな感じ。





VVLソレノイドとの接合部は、いくつも穴が開いてますが、オイルが通る穴は全部で4つ。

1.メインジャーナルからの油圧供給用 2.IN側ロッカーシャフトへ 3.EXロッカーシャフトへ 4.リターン(オイルパンへ)
三角のでかいところは、ブラケット側を見るとただのふたになってます。油圧とは関係ありません。






そういえば、VVL用の油圧は、オイルポンプ→ブロック内→ヘッド内→ソレノイドへ。となってるはずだけれど、シルビア用のDEブロックを使としたら、ブロック→ヘッド間って繋がってんのかなー。どうかなー。
Posted at 2013/09/06 23:44:27 | コメント(2) | トラックバック(0) | VEシルビア製作日記 | 日記
2013年09月03日 イイね!

SR20 縦置き横置きブロック比較

SR20 縦置き横置きブロック比較やっぱ違うもんですブロックも。

どうも。ちょみっとどんよりしてきたトライズです。
負けちゃいけない。めげちゃいけない(笑)







結論から言ってしまえば、VEブロックを縦置きで乗せることは不可能!です!
あわよくば・・とは思っていたもののやっぱ無理っす。



理由1。
エンジンマウントが全然違う。

当たり前なんですが、縦置きと横置きではマウントの位置が違います。

縦置きの場合は、エンジンの右側左側2箇所。それと、ボディ下側のミッションマウントと3箇所で固定されています。

横置きでは、エンジン左右(エンジンルームで見ると手前側と奥側)と、エンジンフロント側。そしてみじかーいトランスミッションを挟んでミッションマウント。


似たような位置にマウントはくるものの、一致はせず。
どうせほぼ同じ鋳型で作ってるんだろうから、ボルト穴こそなくても小加工でいけんじゃないかと比べてみはするものの、やっぱかなり無理くさい。



プリメーラのエンジンブロックの写真



エンジン左(排気側)のエキマニがかぶさってくるほうの壁面。
縦置きだとこのど真ん中くらいにマウントが来るんですが、見ての通り、小さいボルト穴と内側にオイルジャーナルが通ってそうなやばめな盛り上がりしかありません。


参考までにこちらがシルビアブロックの同じ壁面



さすがになー。違うよなー。


VE腰下使ってるみたいな事例が合った気がするんだけどなー。気のせいだったかなー。
ってよくみたらその事例はエンジンメンバー自作してるなー。うわー。





そして、理由2
とゆーかとどめの違い。

ミッション側のフランジがぜんぜん合わない。
ボルト位置も数本しか一致しないし、セルモーターの取り付け位置も違う。

エンジンリアプレート比較画像



左の黄色っぽいのがプリメーラ、右の銀色がシルビア用




重ねてみた画像




はっはっは
もうVEブロックを使うことは断念せざるを得ないねっ!
VEはヘッドのみ使って、DE縦用ブロックを使って、足りないところを加工する方向で考えますorz
Posted at 2013/09/05 00:10:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | VEシルビア製作日記 | 日記
2013年09月02日 イイね!

サージタンク比較

サージタンク比較こんばんは。前川自動車研究室室長トライズです。

前回の日記に引き続き、どうやってプリメーラのサージタンクを逆転させようか考えております。




VEヘッド自体をシルビアに積んでいるという事例はいくつか存在するため、みなさんどんな感じでサージタンク問題を解決しているか調べてみたんですがね。



ひとつは、HyperTune社というところで出してる社外サージタンクを使うという方法。

こーゆーやつ。




専用インマニと一体、もしくはセパレートになってる代物で、VEヘッドのでかいインテークポートを犠牲にすることなく、そのままヘッドに固定できます。
外観も美しく、ストレート&ショートなインマニが、高回転での性能を感じさせます。

ただ、値段が結構お高いんですよそれが。

あと、今回うちはNAでがんばるつもりなので、インマニはもうちょっと長いほうが良いんじゃないかなーとか思ってみたり・・・





その他の事例では、大概マニホールドかサージタンクをワンオフするような形で収めているようです。

アルミ削りだしでインマニを完全に製作し、シルビアのサージタンクをつけられるようにした方とかもいて、それもかなり美しい仕上がりでした。


しかし、さすがにインマニ作る技術は無いし、外注出すならそれこそ社外が買えちゃうような値段になりそうですしねぇ。





あ、そうだ。昨日用意できなかったインマニフランジの比較画像を載せておきます。



まずこれが、ヘッド-インマニ間のフランジ形状。



上がシルビア、下がプリメーラ。形は似てるんですが、プリメーラのほうがでかいです。
それに、ボルト穴も片っ端からずれています。
ちなみに、逆さで撮っちゃったので、楕円ポートの突起があるほうがヘッドでは上側に来ます。



同じヘッド側ポートの写真。



シルビアインマニにプリメーラガスケットを乗せてみました。
けっこう違うもんです。




そして、インマニ中間フランジの比較画像。



上がシルビア、下がプリメーラ。
シルビアが丸いポートに対して、プリメーラは楕円。
シルビアが4ポートとも集合しているのに対し、プリメーラは2、3番間だけ近づけてある感じ。
SRの点火順序は1-2-4-3だから、爆発順で隣合う気筒の吸気干渉を避けるためなのか・・・単にFFは横方向に余裕があっただけか・・・




インマニも、ほんと取り付けるだけなら、シルビアインマニのヘッド側フランジでボルト穴だけ加工すればつきそうですけどね。外見は良くても中はひどい段差になるだろうし・・



予算会議で外品サージタンクをプレゼンしてみますかね。
Posted at 2013/09/04 23:29:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | VEシルビア製作日記 | 日記
2013年09月01日 イイね!

プリメーラエンジン降ろし作業

プリメーラエンジン降ろし作業どうも。

ガテン系整備士トライズです。




さっそくプリメーラのエンジンを下ろしました。

お約束の、空になったエンジンルームに入ってエンジンのふりをする行為も無事終えまして。






エンジン降ろして真っ先にやってみたかったことがある!

前の日記でも書いたとおり、プリメーラエンジンをシルビアに積もうと思ったらサージタンクの向きを反転させなければいけない。

プリメーラのインマニは2分割になっていて、マニホールドのちょうど真ん中くらいで、良い感じのフランジが付いています。

事前に写真で見た感じでは、どうもひっくり返せそうな雰囲気。
スロットルのワイヤーとかパイピングとかはさておき、サージタンク側をくるっと回してのっければ、スロットルの向きをフロント側にできちゃうんじゃね??



で、やってみた!













すげー!かんぺきじゃね??
ポート穴もぴったり来るし、ボルト穴も外側の2本は完全に合う。
あとうまいこと長穴なりステーなり作ればこれでサージタンク問題解決じゃね!?




と、喜びはしたものの現実はそんなに甘くない。
インマニの曲がりの形状上、正常位置のサージタンクと比較して、かなり外側にそして下側にサージタンクが来てしまうわけで、
実車に積むとたぶんブレーキマスターシリンダに干渉する。
マスターシリンダ移動か!?とか一瞬よぎりましたがまあ多分無理でしょうね。


やっぱサージタンクは溶接かなぁ。

シルビアのと2コ1か。
ちなみに、シルビアのインマニも2分割で、中間フランジが付いてるんですが、プリメーラのものとは、中間ポートのピッチも形も違うので簡単には付かなそうです。
パイプのピッチですが、どちらのインマニも、ヘッド部よりサージタンク側のほうポートのピッチが詰まってるんですが、それがシルビアはプリメーラよりよりきゅっと詰まってるんですよね。
比較画像撮ってくるの忘れたので、後で思い出したら載せます。


アルミの削りだしかなにかでプリメーラ→パルサーの変換フランジを作っても良いでしょうけど、パイプの位置を調整するのに結構分厚いフランジが必要だろうし、薄いので作ると変にくびれたインマニになっちゃうからあんま面白くないです。

で、溶接するとしたらサージタンクとインマニの境目ぎりぎりで切ってはり合わせるとか。

それか、プリメーラのサージで、一旦スロットル側をメクラして、反対側にスロットルフランジを溶接か。そのほが良いかな。




思案中・・・
Posted at 2013/09/03 00:03:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | VEシルビア製作日記 | 日記

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