
どうも。最近めっきりPCに向かう時間が減りました。
PCオタから脱却してしまいそうなトライズです。
Lap+でいろんな走りを比較してみて、タイムアップに繋がりそうなコツを探してみようと思います。
最初に断っておきますが、わたしゃドライビング理論を語れるほど運転がうまくも無ければ経験も無いので、完璧に間違いのない考察というのはできません。
ベテランのドライバーが、いわゆる長年の勘で操作している部分をデータ的に解析したりとか、一般的に効果的とされているドラテクが果たして本当に速いのかとか、そういうのをロガーで裏付けられればいいなーとかそんなところです。
なので、いやその考え方は無理があるとか、それはさすがに特定のシーンでしか有効ではないとか、そういう違った意見があったほうがより有意義だと思います。
反論ご意見大歓迎。
でも、トライズさん割と打たれ弱いのでやさしくお願いします(笑)
では、前置きはこのくらいでブレーキングについて。
ヘアピンの進入で面白いデータを入手しましたのでそれを紹介します。
コーナーリングの基本といえば、まっすぐブレーキを踏んで、徐々にブレーキをゆるめ、縦Gから横Gに滑らかに移動させるとかそんな感じだと思います。
また、縦G(ブレーキング)に100%のグリップ力を使ってしまうと車は曲がらないというのも良く聞く話。
では実際ロガーではどんな感じになるのでしょうか。
タイトルの画像はタカスの3コーナー、通称影山コーナー。
ちっちゃくて見にくいかもですが、PCで拡大したりとかして眺めてください。
検証に使うグラフは、車速と、縦G(X)、横G(Y)。
車はNBロードスター
タイヤはセカンドグレードで路面はドライ。秋。
■赤いのが、丁寧に加重移動しているコーナーリング。
ブレーキング前半で、まず縦Gが一気に立ち上がり、
後半で縦Gが下がりつつ(グラフでは上方向)ほぼ同時に横Gが立ち上がっています。
車速グラフも、ブレーキングの後半で緩やかになっているのが分かると思います。
旋回スピードを稼ぐために車速を落としきらずに滑らかに加重移動を。といった感じです。
■青いのは、ブレーキング開始から、積極的に車を横に向けている走り方のデータ。
ブレーキを踏んで、縦Gが立ち上がるんですが、同時に横Gもじわっと発生しています。
最大縦Gは発生するタイミングで横Gを観察すると、赤のデータとの違いが分かると思います。
この2つのデータ、速かったのは青いほう。
ちなみに、ボトムスピードは赤のが速く。
走行距離も、赤のが短いです。
数値にすると
タイム 距離 最低車速
■青 9.949 184.1 33.1
■赤 10.060 183.1 36.6
では、なぜ青のほうが速かったのか、考えられる理由は。
1.ブレーキングで積極的に向きを変えた分、コーナー出口方向に車の向きが変わるのが早かった。
2.コーナーリング中(車速が遅い区間)のみで見れば、距離を短く抑えられた。
とかそんな感じではないでしょうか。
あと、データ見る限りでは、ブレーキング時にタイヤがまっすぐじゃなくても、また、多少の横Gが発生していても、ちゃんとブレーキ踏めばしっかり減速するみたいです。
それと、ログデータだけでは、どの時点でどのくらいステアを切ったとかは分からないのですが、
縦G最大点と、横Gのゼロ点が重ならないことから、どうも、ブレーキを意識して抜かなくてもステア切れば車は曲がる気がしますw
NBロドは、前後にピッチングさせるとスタビリティが下がってしまうような車ですが、ヘアピン進入のきつめのブレーキング中でも、ある程度車を操ることができるようです。
以上。ヘアピンブレーキングの話でした。
Posted at 2014/01/07 13:06:50 | |
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