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2013年12月08日 イイね!

差しラインは速い?

差しラインは速い?こんばんは。トライズです。





Lap+では、位置補正をきっちりやると、走行軌跡を眺めながらの検証もできます。



立ち上がり重視な走り方について検証してみたいと思います。
ドラテクの話になると、一度は出てくる「立ち上がり重視のほうが速い理論」

進入で、ブレーキを奥まで我慢して突っ込み、
クリッピングポイントをコーナー中心より奥に取るようにして、できるだけ直線的に立ち上がろうととするアレ。


競艇の「差し」に良く似たあのライン。

そんな由来で、
わたくし界隈では、立ち上がり重視ラインのことを差しラインと呼んでいます。

つーかこっそり流行らせようと目論んでいます。




さてこの差しライン。
本当に速いのでしょうか。

それよりも、コーナーをコンパクトにまとめた最短距離ラインのほうが速かったりするのでは??






画像は、タカスの2コーナー。

1コーナーから2コーナーはいまいちスピードが乗らない、2速(もしくは3速)進入のコーナー。
このあと、割と長め(300mほど?)の直線に繋がります。



車両はS15シルビア(NA)。タイヤは、あまり喰わないやつ。


赤いラインが、スタンダードなアウトインアウト。
進入から出口まで、軌跡がまーるくまーるく。

紫は、距離重視ライン。
斜めに進入してインベタでコーナーリング。

青は、立ち上がり重視ライン。
イン側の縁石の、かなり出口寄りを踏む感じ。





セクター2開始位置ですべてのデータをそろえてスタート。





進入

差しライン(青)がブレーキングを遅らせた分だけ前に出る。




クリッピング手前付近


斜め進入の最短距離ラインがほんの少し前へ。





出口付近


立ち上がる位置が、コースの内側、外側、中間と異なってくる。




直線区間


順位は、赤、青、紫









さて結果はというとー。


結局この日のデータで一番早かったのは赤のアウトインアウトライン。

距離とかボトムスピードを数値で並べると、
  タイム 距離 最低車速
赤 13.769 298.2 44.5
紫 14.191 295.7 41.7
青 13.994 297.2 37.7




ロガーで見る限りでは、確かに青のラインが、赤を追いかけて、ストレート後半では差が縮んでいるのですが、結局逆転するまではいかず。

紫は、コーナーリングは速いのですが、その後のストレートの加速が伸びず。

セクター2は、次のコーナーのブレーキング開始点付近で区切られているので、直線がもっと長ければ青ラインが、逆にもっと短ければ紫が有利だったかもしれないですねぇ。




でも結局、セオリーに勝る新たなドラテクは発見できませんでしたっと。
アウトインアウトに完敗。


残念。








このへんのラインの話はいつもかなり盛り上がりますw


皆さんはどのラインがお好きですか?







さて、ロガーネタはひとまずこのあたりでおいといて。

いよいよVEシルビアの続きを書きますよー。
Posted at 2014/01/21 00:39:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | サーキット関連 | 日記
2013年12月06日 イイね!

Lap+解析-ヘアピンブレーキング

Lap+解析-ヘアピンブレーキングどうも。最近めっきりPCに向かう時間が減りました。

PCオタから脱却してしまいそうなトライズです。






Lap+でいろんな走りを比較してみて、タイムアップに繋がりそうなコツを探してみようと思います。



最初に断っておきますが、わたしゃドライビング理論を語れるほど運転がうまくも無ければ経験も無いので、完璧に間違いのない考察というのはできません。

ベテランのドライバーが、いわゆる長年の勘で操作している部分をデータ的に解析したりとか、一般的に効果的とされているドラテクが果たして本当に速いのかとか、そういうのをロガーで裏付けられればいいなーとかそんなところです。



なので、いやその考え方は無理があるとか、それはさすがに特定のシーンでしか有効ではないとか、そういう違った意見があったほうがより有意義だと思います。


反論ご意見大歓迎。


でも、トライズさん割と打たれ弱いのでやさしくお願いします(笑)







では、前置きはこのくらいでブレーキングについて。

ヘアピンの進入で面白いデータを入手しましたのでそれを紹介します。


コーナーリングの基本といえば、まっすぐブレーキを踏んで、徐々にブレーキをゆるめ、縦Gから横Gに滑らかに移動させるとかそんな感じだと思います。

また、縦G(ブレーキング)に100%のグリップ力を使ってしまうと車は曲がらないというのも良く聞く話。


では実際ロガーではどんな感じになるのでしょうか。





タイトルの画像はタカスの3コーナー、通称影山コーナー。
ちっちゃくて見にくいかもですが、PCで拡大したりとかして眺めてください。

検証に使うグラフは、車速と、縦G(X)、横G(Y)。

車はNBロードスター
タイヤはセカンドグレードで路面はドライ。秋。





赤いのが、丁寧に加重移動しているコーナーリング。

ブレーキング前半で、まず縦Gが一気に立ち上がり、
後半で縦Gが下がりつつ(グラフでは上方向)ほぼ同時に横Gが立ち上がっています。

車速グラフも、ブレーキングの後半で緩やかになっているのが分かると思います。

旋回スピードを稼ぐために車速を落としきらずに滑らかに加重移動を。といった感じです。





青いのは、ブレーキング開始から、積極的に車を横に向けている走り方のデータ。

ブレーキを踏んで、縦Gが立ち上がるんですが、同時に横Gもじわっと発生しています。

最大縦Gは発生するタイミングで横Gを観察すると、赤のデータとの違いが分かると思います。




この2つのデータ、速かったのは青いほう。

ちなみに、ボトムスピードは赤のが速く。
走行距離も、赤のが短いです。

数値にすると
 タイム 距離 最低車速
青  9.949 184.1 33.1
赤 10.060 183.1 36.6



では、なぜ青のほうが速かったのか、考えられる理由は。

1.ブレーキングで積極的に向きを変えた分、コーナー出口方向に車の向きが変わるのが早かった。

2.コーナーリング中(車速が遅い区間)のみで見れば、距離を短く抑えられた。

とかそんな感じではないでしょうか。




あと、データ見る限りでは、ブレーキング時にタイヤがまっすぐじゃなくても、また、多少の横Gが発生していても、ちゃんとブレーキ踏めばしっかり減速するみたいです。


それと、ログデータだけでは、どの時点でどのくらいステアを切ったとかは分からないのですが、

縦G最大点と、横Gのゼロ点が重ならないことから、どうも、ブレーキを意識して抜かなくてもステア切れば車は曲がる気がしますw






NBロドは、前後にピッチングさせるとスタビリティが下がってしまうような車ですが、ヘアピン進入のきつめのブレーキング中でも、ある程度車を操ることができるようです。



以上。ヘアピンブレーキングの話でした。
Posted at 2014/01/07 13:06:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | サーキット関連 | 日記
2013年12月04日 イイね!

Lap+解析-セクターごとの比較

Lap+解析-セクターごとの比較どうも。基本三日坊主なトライズです。

Lap+で、複数のデータを比較する場合のポイントについて書きたいと思います。




一通りデータの読み込みと調整が終わったら、下の段の数値がたくさんのところに注目してください。



ここに表示される項目は、セクターごとの、タイム、走行距離、平均車速、最高速、最低車速など。


メインメニューから、表示→一覧の表示項目を選択 をクリックし、走行距離と最低車速にチェックを入れてください。



こうして比較すると、速いラップに比べて、どこでどれだけのロスをしているかというのが分かりやすいです。






例えばここ。




青が練習中の自分のデータ。

赤がお手本の速い人のデータとして。




セクター3のタイムを比較すると、0.171秒タイムロスしています。

セクター3
  タイム 距離 最低車速
青 10.255 181.4 33.2
赤 10.084 189.9 38.0




で、走行距離と最低車速を比較すると。

走行距離は181.4mと、かなり小回りしているにもかかわらず、

最低車速(ボトムスピード)が低すぎるために、タイムロスに繋がったと思われます。




逆にセクター4では、ボトムは高いけれど、長い距離を走っていてタイムロスしています。

セクター4
  タイム 距離 最低車速
青 11.895 214.9 38.7
赤 11.483 206.4 35.5




距離も長いわボトムも低すぎるわという失敗パターンももちろんありえます。



コーナーによって、また車によって最適な走り方は様々ですが、パワーの無い車ほど、距離重視ラインが有利なのではないかというのが最近のうちの流行だったりします。




あとは、他のグラフとにらめっこしたり、走行軌跡を拡大したりして、

「いやこのときは気温が高くてタイヤがタレてたんだ」とか
「コーナーの内側に砂が多かったからどうしても良いラインを走れなかったんだ」


とか、わいわいやってください(笑)
Posted at 2014/01/03 00:09:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | サーキット関連 | 日記
2013年12月02日 イイね!

Lap+解析-複数データの比較

Lap+解析-複数データの比較どうも。トライズです。

この記事書いてる今は良い感じに冬で雪でさっみーっす。



もうしばらくロガーネタを投下します。


Lap+で複数のデータを比較する場合について。



GPSロガーは単体だと、車両の位置変化のみという限られた情報しか記録できないため、それだけで車両の動きやセッティングの良し悪しを判断することは難しいです。

しかし、複数のデータ、特に同じ車で上手な人のデータがあれば、比較することでいろいろ知ることができます。






では、複数のデータを比較する手順をば。



まず、比較するデータを用意し、メニュー→開くから、ひとつずつ読み込みます。
Lap+のウインドウにファイルをそのままドラッグしてもOK





次に、すべてのログデータの位置補正をします。
位置補正の方法はこちら→位置補正について






次に、あらかじめ保存しておいた、光電管データを読み込みます。
光電管データを作ってない人は、ひとつずつ光電管を配置してもいいです。
光電管の設置方法はこちら→セクター分割と表示項目の選択







ログデータのグラフの色を変えたい場合は、
下のウインドウからデータを右クリックして色変更からできます。





次に、車速グラフ上で右クリックして、「横位置の調整」をクリック。



「セクター1の開始で合わせる」、を選択すると、すべてのデータをスタートラインで並べることができます。



こんなかんじ。



うまく行かない場合は、走行ラインと光電管がうまく重なっているか確認してください。







これで比較する準備はOK。
Posted at 2014/01/03 00:06:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | サーキット関連 | 日記

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