2代目のユーノスは「しろ」と名前をつけて
かわいがっていました。
このクルマは繊細で可愛らしい感じがして
性別は女性だと感じていました。
中古で手に入れたクリスタルホワイトのユーノス・ロードスター
NA6CEスペシャルパッケージでした。
私はスノーボードにのめり込んで片品に
アパートを借りて住んでいたのですが、
将来が見えない生活が嫌になり
実家に戻ってきました。
スノーボードからは離れたものの、日々の
生活が退屈で仕方なかった私は初代ユーノスを
乗っている時に欲しかったVスペ以外のユーノスを
探すことにしました。
「しろ」は隣の市の若いお兄ちゃんが個人でやってる中古車屋で
売られていて、値段が手頃でありながら程度が良かったので
試乗して即決で手に入れました。完全にフルノーマルで、なんと
タイヤは純正タイヤでした。
「しろ」を初めて自分のクルマとして乗った日、最初から
オープンにしました。それからずっと、「しろ」に乗る時は
雨や雪が降っていなければ真夏でも真冬でもオープンで
走りました。ハードトップは必要無いので持っていませんでした。
その頃の私は純正が一番カッコいい!という考えで、
一番の憧れはシンプルなNA6CEの標準車でした。
しかし、軟弱なのでエアコンやパワステは捨てがたく
外見だけでもということで、ユーノス純正鉄チンを
履かせました。
それから上品な「しろ」にはメッキのミラーのほうが
似合うんじゃないかとドアミラーを交換しました。
他に弄ったところといえば、真冬にオープンにしようとしたら
「パリン」と割れてしまったリアスクリーンを交換したのと、
オーリンズの車高調を入れただけです。
信号待ちでサッとオープンに出来る幌、
ゴリゴリしているけど気持ちいいシフトフィール、
頑張って走っていると感じられるエンジン、
繊細でどこか頼りなげでキレイで可愛らしいクルマ。
しかし、スノーボード熱が再燃しレガシィツーリングワゴンを
買うために「しろ」は手放してしまいました。
なんでこんな素敵なクルマを手放してしまったのか、
今でも想い出すと涙が出ます・・・。
ボロスターには悪いですが、私の理想はNA6CEなので。
でも、もう「しろ」には会えないし時間も戻りません。
今はただ、「しろ」の幸せを祈っています。
Posted at 2014/08/27 03:18:22 | |
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