ボロスターに出会ったのは9年前です。
乗っていたボロい軽のツインカムターボが、
エアコンは効かないしズタボロで飽きてきた
私は大好きなユーノスを探していました。
なかなか一発現金払いで買えそうなユーノスは
見つからなかったのですが、ボロスターは激安の
18万で売られていました。
しかも平成7年式のNA8Cだったので、なんでだ??と
思ったものです。
詳細を見てみると、フレーム修正の入っている
事故車でした。実は他にもワケありだったのですが・・・。
とりあえず現車を見てみようと当時住んでいた山梨
甲府近郊の中古車屋に行きました。
なんだかしばらく動かしていないようなボロい感じ。
エンジンをかけるとボロだけに、「ボロボロボロボロ」とうるさい。
前に乗っていたNA6CEで感じた、華奢な可愛さが
感じられないドッシリとした雰囲気でした。
即決はしませんでした。ボロすぎたからです。
ただ、探してもボロスターほど安く手に入るユーノスは
その時の山梨にはありませんでした。
なんとなく決めかけて、もう一度ボロスターを見に行きました。
やっぱりボロい・・・。でもいちおうユーノスだしまあいいか、と
思ったり後で金が掛かりそうと思ったり迷いました。
そしたら中古車屋が
「この前お父さんとお子さんがこのクルマを見に来て
次で決めるみたいな事を言っていたんですよ~。」と
言うじゃありませんか。
私はその一声に背中を押され、ボロスターを買うことにしました(笑)
ワケありなのは、中古車屋が口を滑らせたので分かったのです。
「このクルマの前のオーナーは死んだんですよ。
知り合いだったんですけどね。あっと、こんな事言う必要
無かったですね・・・。」オーナーが亡くなって放置されていたクルマでした。
アパートのワケあり物件みたいなものです。
聞いちまって複雑な気持ちでしたが決めたので買いました。
ボロスターはオーナーが亡くなって寂しかったでしょうね。
とにかくボロスターが私のもとに来ました。
乗ってみて思ったのは、前に乗っていたNA6CEと比べて
爽やかな軽快感が全然無く、トルクで乗せられているのが
普通のクルマみたいでつまらないなあ、ということでした。
シフトフィールもNA6CEの”クルミをふたつ合わせたような”
感じがなく、変にスムーズで残念でした。
タイヤは195/50-15を履いていてホイールはマツダスピードの
MS-01Rで私の好みでは無かったので14インチに変えました。

(参考写真)
メーターもホワイトメーターに変えられていて、
しかもシワシワで全く私の好みでは無いのですが
まだ放置しています・・・。純正メーターに変えたいです。
乗り始めてから、致命的な故障はないものの
細かいところがどんどん壊れていきました・・・。
マフラーに穴が開いて超爆音に。
クラッチレリーズシリンダーが逝かれて
クラッチが切れなくなった。
バッテリーがおかしくてエンジンがかからず。
パンク修理してあったタイヤがご臨終して
超低速走行を強いられる。
前のオーナーが自分でつけた補助のバックランプが
外れてブラブラ・・・。
前のオーナーが自分で付けたフォグランプの配線から
凄い雨漏り・・・。
他にもあったはずだけど忘れました(笑)
正直、こりゃハズレか?と思いました。
オマケに買った3日後くらいに、豆腐運搬のトラックが
豆腐のプラケースを落としていき、ボロスターの
ボンネットが凹みました・・・。
さすがワケありクルマだと。
あと、変な配線がたくさん残されていて、邪魔なものは
後先考えずぶった斬りました(笑)
幌はベトベトして変な色になっていて気持ち悪かったので
後で結局取ってしまいました。今は幌レスです。
トランクや車内はいつも”
しっとり”しています。
それでも自分で触ったり直してもらったりして乗っているうちに
とても愛着が湧いてきて、コイツに会えて良かったと
思うようになりました(*´ェ`*)
(もうこの山梨ナンバーは存在しないので隠していません)

山梨だけに富士山と一緒に
山梨ではアパートから10分位の近所に、果物畑に囲まれた
適度な峠道があり気が向いたら流しに行っていたのが楽しかったです。
Posted at 2014/08/31 18:00:35 | |
トラックバック(0) |
ほのぼのした休日 | クルマ