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うるてぽのブログ一覧

2016年02月10日 イイね!

16年冬 北海道ドライブ5日目

2016年1月17日から21日まで厳冬の北海道をドライブした旅行記です。白銀・快晴・極寒・吹雪、いろいろ体感し楽しめた5日間の思い出となります。長文なのでごゆるりとお楽しみくださいませ。


1月21日(木曜) 愛知帰還編


最後の夜もグッスリ眠れました。毎度のスマホアラーム音で起床したのは4時です。

朝風呂で覚醒したら、前日に買っておいた朝食を摂りながらいつものお天気チェック。

帯広・釧路に晴れマーク!!

最終日に晴れるのは本当に勘弁してもらいたいものですね(苦笑)今日向かう女満別空港があるオホーツク海側は雪マークです。

低気圧もだいぶ北海道から離れていったようで、大荒れでは無いみたいです。ただ、相変わらず道路はいたる所で通行止めですけれど。


搭乗する飛行機は夕方の便ですので、ゆっくり準備をすればいい話。

ではありますが、ジッとしていられない性分なので、荷物をささっとまとめて5:30にはチェックアウトをしてしまいました(笑)


今回の北海道ドライブでは2泊もお世話になったドーミーイン帯広さん。


さぁ行きますか。
16年冬 北海道ドライブ5日目 最終日スタート!!


暖機をしながら荷物を積み込み、ハイドラとGPSロガーの起動。ふとメーターを見ると-3度と表示されていました。ずいぶんと暖かい朝なことです。


今日は自宅の有る愛知に帰る日となります。オホーツク海側にある大空町 女満別空港が最終目的地です。帯広から内陸を走り一気に進み、空港近くまで行ったら時間調整で近隣をドライブしましょうか。

飛行機の時間は15:50発なので、時間に余裕がありますね。



宿の駐車場から出発したら進路は北へ。2日目と同じコースを走り、オホーツク海側まで進みますよ!


十勝大橋からR241を北上。晴れ予報ですので空には星が瞬いてます。東の空がゆっくりと明るくなってきていたので、農道にそれて少し早めの朝焼けを撮影です。

星が宇宙へ帰る刻は近い。

朝が近づく十勝地方北部を、時々車を止めながら駆け抜けました。


今回のドライブ、毎日こんな朝だったら良かったのにな。

やがて足寄町の市街近くで日の出を向かえるのでした。

おはようございます!

朝日を浴びながらのドライブはとても気持ちが良いですね。
残念ながらこれから向かうオホーツク海側は雪予報なので、太陽もこれで見納めとなってしまいそうです。

足寄市街でR242にスイッチして陸別町方面へ。気温も下がってきまして-7度くらいになりました。


陸別町が近づくと道路状況が一変!

一度溶けた雪が凍ったとその上に積もった

とにかく真っ直ぐに進みません!
アクセルを吹かすと途端にスリップしてトラクションコントロールが介入。
ハンドルを真っ直ぐに保持していても、右に左にと道路の氷によって車がスライドします。


前を走るバンはFRのため、さらにフラつきながら走っていました。

雪道経験のない人では運転できないような、そんな道路状況。低速車を追い抜くのも一苦労です。

なにせハンドルを切っても真っ直ぐ進むのですから(苦笑)


時間にゆとりがないと焦ってしまいますが、飛行機にはまだまだ余裕があるので安全運転で走ることが出来ました。



そして陸別町に到着。道の駅で休憩ですよ。

-6度!

もう20度ほど冷えてもらえませんか?そんな事を願った道の駅 オーロラタウン93りくべつでした。

感覚がオカシイのは重々承知しておりますとも。ええ。


陸別町からは道道51へ進み津別町方面へと進路をとります。
市街地から離れると積雪量が増え始め、道路も圧雪路へと状況が変化します。運転はかなり楽になりました。

そして鹿の子峠を越えると津別町です。

圧雪路を駆け抜ける!!

雪道らしい雪道を地元の車をパスしながら激走。気温も-5前後ですのであまり滑ることもありません。ドライブが楽しめますね。

空模様としては津別町に入ってから天気は曇となり、やがて雪も降り出してきました。周囲に積もった雪もどんどんと増していき、この数日間でかなりの降雪があったことを実感します。



3日目の吹雪のドライブを思い出すような、そんな世界に戻ってきてしまった感じです。

路肩まで除雪されていないので大型車とすれ違う時はスレスレ。矢羽根もなければセンターラインも見えないので、人間の心理としては道路の真ん中を走ろうとしてしまうので大変です。




津別町本岐でR240に合流すると道路状況は改善。一気に運転しやすくなりました。さすが国道(笑)


そのまま津別町→美幌町→大空町と進み、まだ9時前だったので網走市まで足を伸ばしてみましょうか。


網走駅前を通過して道の駅 流氷街道網走に到着しました。


1月20日より流氷砕氷船の運行が始まったそうなのですが、オホーツク海の高波の影響で欠航が続いているようです。

砕氷船目当ての外国人観光客が案内所でモメていましたよ(;´∀`)


道の駅を出発しようと思います。空港も近いことですし、そのままR244を流しました。

斜里町方面へ進み、左手にシケたオホーツク海を見ながらのドライブ。風も強く、特に行きたいところもありません。


最終日なのだから・・・と結局は冬ドライブではお馴染みの小清水町の道の駅近くにある浜小清水前浜とフレトイ展望台へ荒れ狂うオホーツク海を眺めましたとさ。

斜里・知床方面を望む。


網走方面を望む。

波打ち際が真っ白なので相当シケているのがわかりますね。自己責任で前浜まで降りていこうとしましたが、高波が押し寄せてきているのもあり断念しました。

2日目にはテトラポットの辺りを散策していたのですが(汗)

コレほど荒れまくってるオホーツク海を見るのは初めてかも知れません。

荒れるオホーツク海を後に、今旅のシメとして通行止めが解除された網走の農耕地帯を走る"感動の径"をドライブしました。

道中の展望パーキングより。

完全に晴れていれば雪原越しにオホーツク海、そして知床連山までを見晴らせるビューポイントなのですけど。

・・・風が強いので早々に撤退ですよ。



地吹雪の道路を進みます。

除雪してもスグに吹き溜まりができてしますね。


この後は大空町の道の駅 メルヘンの丘めまんべつへ。売店でお土産を購入し、駐車場で荷物の最終整理。ついでに少しお昼寝もしたら準備万端!!

美幌町まで移動、セルフスタンドでヴィッツ君に最後の給油をすませます。

ヴィッツ君お疲れさま!猛吹雪にも負けない熱い走りをありがとう!

そう感謝をするものの、次回以降にレンタカーを借りることが有れば別の車種でCVTじゃな車が良いな(苦笑)



女満別空港のレンタカー会社営業所にてレンタカーを返却。そして14:30には無事に空港へと到着することができました。

利用する航空会社でスーツケースを預け、展望デッキへ向かいます。

がっ!

大雪で封鎖されてました( ;∀;)

一気にやることがなくなってしまったので早めに保安検査場を通過しちゃいます。出発ロビーにでると今度は多くの人達であふれている状態に出くわしました。

理由はコレのようです。

新千歳行きの便が軒並み遅延しているので、その飛行機に乗ろうとする人がロビーにあふれていたのです。

新千歳空港が雪による視界不良が原因で、離陸着陸に影響がかなり出ているとアナウンスしていました。

中部国際空港(以下セントレア)行きにはあまり関係ないことなので、失礼かもしれませんが少しだけホッとします。


15:25に搭乗する飛行機へ案内が開始。これから乗る飛行機とご対面です。

安全運行よろしくです。


手荷物を前座席の下に押し込み、スマホを航空機モードへ。GPSロガーとカメラを準備を終えて顔をあげると、飛行機内はガラガラでした。

厳冬期なので空き具合は仕方ないのかな?

周囲に気を使わなくていいので乗客としては楽なのですけれどね。

そうこうしていると、窓の外では見慣れない車が近づいてきて来ました。

高所作業車にも似たそれは飛行機の翼に融雪剤(不凍剤?)を散布する作業車でした。

冬場の航空機運行はないかと大変なのですね。


乗客が少ないことも手伝い、機体の準備は早く終わります。ボーディングブリッジが外されたら滑走路へ移動開始。東の空には夕日が見えていました。


ばいばい女満別空港。

そして滑走路の端まで来た機体は、ジェットエンジンの唸りとともに急激な加速を始めます。

ゴォォオオオオオーーー


ノーズの浮上と同時に機体が一気に白銀の世界の上空へと上っていきました。

さようなら真冬の北海道!!
そしてありがとう悠久の北の大地!!

しばらく来られないかもしれないけれど、絶対に忘れないし諦めないからね!!


そんな思いとは裏腹にスグに雲の中へと飛行機は進むのでした。




・・・
灰色の景色の中を飛行機は高度を上げ続けます。

やがて雲より上空へ。暮れかけた世界が展開する空へ到達しました。


北海道浦河上空より太平洋上空に差し掛かると眼下には苫小牧市街が!

雲の下は薄暗くなっているのかもしれません。

室蘭付近までは北海道が見えていましたが、やがて雲海が覆ってしまいます。
音楽を聞いたりしながらまったりと過ごします。


・・・
徐々に空から明るさが失われていきました。昼間から夜への移行を機内で体験。



そして新潟の上空付近で雲海の"向こう側"へ太陽が去って行きました。

飛行機から見る日の入りです。なんだか寂しいですね。


やがて飛行機は雲海の下、夜の始まった世界へと降下を始めました。


光の少ない山間部から段々と灯りが目立つようになり、愛知上空に至ると眼下には夜景が。

綺麗ですね。

人工的な光。それは人々の営みの証明でもあります。交通量の多い道路は光の筋になってます。

右舷前方にはセントレアも確認できました!

人工島。奥は四日市の街明かりでしょうか?

知多半島上空で旋回したらセントレア南岸より飛行機は着陸しました。

滑走路からターミナルへ。

あぁ。帰ってきてしまった・・・。

飛行機とボーディングブリッジが接続すれば降りるだけです。手荷物として預けたスーツケースを回収したらZ4クーペの待つ駐車場へ。


ただいまぁ。

さっ!帰りますかっ!


本日の走行ルート


飛行機の航行ルート



まとめのような資料

総走行距離 1714.7km(747Pro)
総活動時間 99時間54分(747Pro)

ヴィッツ君走行データ
1月17日 317.4km 給油19.66L 16.1km/L
1月18日 420.6km 給油24.60L 17.1km/L
1月19日 261.3km 給油18.78L 13.9km/L
1月20日 412.0km 給油24.31L 16.9km/L
1月21日 277.3km 給油16.80L 16.5km/L
平均燃費16.1km/L





これで16年冬 北海道ドライブはおしまいです。
今回も長文な旅行記にお付き合いいただきありがとうございました。毎回書かせてもらっていますが、たくさんのイイねやコメントをくださる皆さまにはとても感謝しております。

このページに足を運んでくださる全ての人達のおかげで、無事に旅行記を書き終えられました。本当にありがとうございますm(_ _)m


なお、今回の旅行記をもちまして北海道ドライブを含む長期旅行ブログはお休みさせてもらいます。現段階では長い休暇を取ることが難しく、なかなかドライブにも出かけられそうにありません。楽しみしていただいてる皆さまには申し訳ありませんが、今後は今以上に更新頻度が少なくなる事が予測されます。ですので、それでも構わないよって思われる奇特な御方は気長に待ってやってください。

運が良ければ今年の10月秋の北海道、または来年の1月冬の北海道に行けるかもしれませんので。

長々と言い訳がましいことを書かせてもらいましたが、最後まで読んでくださり本当にありがとうございました。
でわ。
Posted at 2016/02/10 18:50:56 | コメント(9) | トラックバック(0) | 16年冬 北海道ドライブ | 旅行/地域
2016年02月07日 イイね!

16年冬 北海道ドライブ4日目

2016年1月17日から21日まで厳冬の北海道をドライブした旅行記です。白銀・快晴・極寒・吹雪、いろいろ体感し楽しめた5日間の思い出となります。長文なのでごゆるりとお楽しみくださいませ。


1月20日(水曜) 十勝編再び


スマホのアラームで起きたのは4時ちょうど。眠い目をこすりながら朝風呂につかって覚醒します。

昨日は大変な天気でしたね、今日はどうでしょうか?部屋に戻ったら天気予報をチェックです。

十勝地方から西には晴れマークが出てますよ!

オホーツク海側や釧路から東では未だ荒れ模様、やはり帯広のある十勝地方に行くしか無さそうですね。
朝食を摂りながらテレビを見て、そんな事を考えました。


出発前に窓の外を確認。

あれだけ白かった道路はアスファルトが見える状態になっていました。


発達する低気圧の影響で大荒れだった昨日から、あまり気温が下がらなかったために雪が溶けたのだと思います。


準備を終えてチェックアウトしました。

一晩お世話になたラビスタ釧路川さん。駐車場の除雪もバッチリでした。

暖気をしながら出発に向けて荷物を積み込みます。やはり寒くありまんね。5:30には出発です。


16年冬 北海道ドライブ4日目スタート!

そう言えば明日の飛行機で北海道を離れるので、ドライブに観光にと丸一日使えるのは今日が最後となります。大荒れ天気に翻弄されていて忘れてました(苦笑)

本日は天気予報でも晴れマークのあった十勝地方へ向かいます。おそらく今ドライブ1日目と同じような場所に行く事になりそうですね(苦笑)そして再び帯広で泊まる予定です。


R38を西へ帯広方面に向けて走り出します。国道の雪はかなりなくなっていて走りやすく、昨日と比べれば快適です。新釧路川を渡る手前より抜け道に進み、釧路市街地を一気に離脱しました。

道路の除雪具合はこんな感じ。路面状況的には普段の冬場と変わりないレベルです。

しかし路肩を見ると雪の壁が出来ているので、たくさん降った事には違いありません。気温が高めなので助かりました、かな?


通勤車とトラック達に混じり速い速度で疾走。抜け道よりR38に復帰して郊外へ。特に寄っておいきたい場所もないので淡々とドライブを続けます。


釧路市から白糠町へ。R38は帯広-釧路間をつなぐ主要道路、大動脈ですので早朝の時間帯はトラックばかりが走っています。楽しいドライブとはいかないわけですね。

そういう時にラジオから好きな音楽が流れてきて、少しだけ気分を上げてドライブしましたとさ。


再び釧路市(飛地)に入り、いつもなら浦幌町との境から海沿いを走る道路へ向かうのですが、海は大しけなので通行止め。仕方なしに国道を進みました。


浦幌町市街から東へ進んだR336との交差点で"道道"に左折します。これは太平洋沿岸に出ることの出来る道でもあります。地元の人くらいしか通行しないので快適に進み、霧止峠を通過。

昨日は大変お世話になった矢羽根がたくさん♪

昔は未舗装路だった霧止峠もいつのまにか舗装路が開通していました。観光ではまず通らない道ですけれどね。


そのまま走り国道との交差点から少し進んだ先にゲートが!

やっぱり海沿いには行けないようです。残念。



ここから近くに昆布刈石展望台があるのですが、雪が深くて行けず・・・。諦めて先に進むことにしました。

R336の終点から西へ。坂を駆け上がり十勝太ロラン局付近まで来ると、十勝地方南部から太平洋までが見晴らせるお気に入りのポイントに到着です。

写真だとパッとしませんが、実際はいい眺めですよ。

太平洋の白波がシケ具合を物語っていますね。奥に見えるのは日高山脈です。
道路に停車していても行き交う車は皆無(笑)

道路の真ん中に仁王立ちになり、景色を眺めていました。



少し走って浦幌大橋の手前で右折すればお次は十勝太遺跡展望台に到着。

白銀の湿地帯、奥は真白な山々。

小高い丘の上から見渡す感じですかね。観光ガイドブックにも載らないマイナースポットです。


うーん。どこに行こうか。
荒れている地方から離れるため、晴れ予報だった十勝地方に来てみました。ですが生憎の曇天です。

西に行けば行くほど晴れてくるみたいなので、そちらに行ってみましょうか。このまま襟裳岬まで行ってしまうと昨年2月のドライブと同じようなルートになってしまいますが、仕方がないのかな。


悩んだ所で時間の無駄なので出発しました。


R334まで戻ったら西に向かって走行開始!交通量皆無の国道を進みます。


今日はあまり写真も撮っていませんし、行き先も不透明なので迷走しても良いじゃないか!と言うことで大樹町の大樹漁港がある浜大樹を見に行ってみることに。

港集落の生活道路を走っていたら大雪の影響で通行止めにぶつかりました。そこから太平洋を望めたので車から降りてみます。

お!なかなか良い感じの景色が見られましたよ!!

高波の太平洋からの山々。今日はこんな感じの景色ばかりが続きそうです。


低気圧が過ぎた後も荒れ気味な太平洋。

薄曇りの向こうに太陽が見えていますので、時間が経てば晴れてくるのでしょうか?


トイレに行きたくなったので大樹町市街にある道の駅に向かいました。


・・・道の駅で用を済ませたら、空の一部が晴れてきたので景色を求めてうろうろしてみますが、いまいちな感じ。30分近く農道を駆けずり回り、多少晴れてきた空と白銀の農地を撮ってみました。

農耕地が雪原。


農道には赤色ポールに反射板がついた物しかありません。


これも冬の景観って感じでしょうか。

晴れそうで晴れない雪景色。北海道沖に低気圧は停滞しているそうなので、こんな天気でも仕方ないのかもしれません。

昨日から比べたら天国ですのでヨシとしましょう(爆)


今は大樹町広尾町の中間くらいの場所に居るわけですが、ここまで来たのなら襟裳岬に行くことにします。1日目にも訪れた襟裳に4日目で再訪です。

雪原の農道から脱出、R236→R336と進み広尾町市街のコンビニでピットイン。食料補給をしたら黄金道路へと進みました。


フンベの滝の先にある駐車帯で足を止めて、遙か襟裳の地を望みます。


海練を伴った波で白く、海上は未だ荒れています。



波が高いので越波してきました(汗)

天然の塩カリですな(爆)レンタカーで良かった・・・。

道路が濡れているのは越波が原因ではなく、単純に気温が高いため融雪してます。ヴィッツ君の外気温計でも-1度と表示されていました。


路面がウェットなのでハイペースで襟裳岬へ・・・と調子に乗り出した所に道路には散乱したが!写真を撮っている暇は無かったのですが、これまでの高波で海岸から石や砂利が道路に打ち上げられていたのです!

大きい石だと拳サイズ以上。踏んだらパンク前を走る車が跳ね上げたらフロントガラスに穴orバンパーやボンネットに傷、と呑気に運転している状態ではありませんでした。



なんとか無傷で通過。今夜は帯広に泊まるつもりでいるので、逆側を走るときは気をつけよう。

国道から岬へ向かう道道34にスイッチ。庶野漁港の集落を抜けると一気に視界が開け、目の前には百人浜と襟裳につづく海岸が一望できます!

今までも何度か旅行記に登場してくる場所ですね。

"襟裳はなにもない所"なんて言われてますが、十分すぎる景色がこんなにも広大に展開されていますよ。


そして11時過ぎに襟裳岬に到着
無事に到着しましたが、なんだか様子と言うか雰囲気が""です。


駐車場は黒ずんでるし、パトカーも停まって・・・

えっ!?
売店の一つが燃えた後だ!!


なんと二つある売店の内、岬側の一つが火事で全焼してしまっていました。

無残な姿となってしまった売店。

ドライブ1日目ではまだ存在していたソレが、今やこの有様です。

晴天だった1日目ではシャッターが降りて冬季休業中でしたよね。

(´;ω;`)

そう言えば2日目で斜里に泊まった時です。部屋で見ていたテレビ番組で襟裳の観光売店が火災にあったような事を言っていた記憶がありますが、まさかそれが襟裳岬のこのお店のことだったとは・・・。

当日は低気圧の影響で吹雪、消防車も現着するのに1時間以上かかったのだとか。


地元で消防団に入っている関係もあり、なんだか心が痛くなる思いでした。



・・・
さて、暗い気持ちになっても仕方がありませんし散策しますよっ!

小高い丘を登って襟裳岬を見に行きました。

真っ白だ。岬先端まで雪が積もっています。

風が強く雪が吹き飛ばされるので積雪が少ない襟裳岬。これだけ積もって白いのも珍しいのかもしれません。

振り返った景色も白の占める割合が多いです。

道北の日本海側に居るような景色です。


いつもの遊歩道を歩きます。雪溜まりが酷く、先人の足跡を頼りにお気に入りのスポットに到着。

ここも白い!!

いつもは断崖絶壁の岩肌が見えて荒々しさを堪能できる場所ですが、ここまで雪に覆われているのは初めて見ました。
1日目とは大違いですね。


大荒れだったのはオホーツクや釧路だけじゃなく、この襟裳でも多量の降雪があったという訳ですか。


駐車場に戻ろうとした時に気がついた事があります。それは真っ白なはずの雪が黒ずんでいるのです。所々に焦げた物体も散乱していて・・・


あぁそうか。
全焼した売店から飛んできた破片でした。そこそこ離れていますが、当時は相当な風が吹いていたのでしょう。

僅かに焦げ臭い臭いが残る駐車場に戻りました。


真っ白襟裳岬を堪能できましたので、先へ進むとしましょう。とは言っても、帯広に宿を取っていますので、元来た道を走り出しました。


百人浜からR336に戻り、黄金道路の入り口にあるいつもの場所で撮影です。

この白さ加減もなかなか見られないかな。

そして帯広市街地に向けてワープ開始!

打ち上げられた石などが散乱する区間も華麗に通り抜けまして、北上するのでした。

・・・
広尾町→大樹町→幕別町忠類まで進んだら、帯広広尾自動車道へイン。

快走です。


あまりに順調に進みすぎてしまったので、中札内村で自動車道から降りることにしました。


天気予報では午後から晴れるハズだった十勝地方は、午後になっても未だに薄曇り。適当な農道を走りながら日高山脈と雪原を眺めました。

晴れそうで晴れない。でも山々はクッキリ見えています。

曇天模様の十勝地方は、それでも広大な世界で包んでくれています。たぶん。


結局グダグダな感じになってしまった今日も、もう終わりです。帯広市街でレンタカーに給油を済ませたら予約した宿にチェックイン。

1日目と同じ天然温泉 白樺の湯 ドーミーイン帯広さんです(苦笑)
すみません。宿選びに冒険しない癖が・・・。

用意していただいた部屋は先日のひとつ上の階、レイアウトは全く同じの角部屋でした(苦笑)

部屋に入った時はデジャブかと思いましたよ(笑)

部屋からは目下に有料駐車場が見えるだけです。


ともかく荷物を置いたら温泉へ。たいして疲れてはいませんが、温泉につかりひと息です。


部屋に戻りまどろんだら、16時過ぎに駅前繁華街へと散策に出かけました。

もはやチェックインから街散策そして晩御飯までの一連の流れはルーチン化してますね。それがこの旅行記のスタイルなのです、と言い切るしか逃げ道はない感じです(汗)


と言うことで帯広駅へ行ってみました。

気温は0度。北海道感覚で言えば暖かいです。

繁華街を一通りウロついたらお次は晩御飯を食べに。連日居酒屋で食べてきたので今旅最後の夜のシメはラーメンです。

去年食べて美味しかったのでまた来てしまった らーめん みすゞさん。

今回は塩をオーダー。見た目はさっぱりですが、シッカリとしたコクのある味で美味しかったですね。

(゚∀゚)ウマウマ
ただ相変わらず油が多いかなって感じました。

ごちそうさまです。


ラーメンを食べ終えたら、コンビニで食料を買い込み宿に帰りました。


2度目の温泉でぬくぬく、ぽかぽか気分で部屋に戻ればお決まりの独り宴会タイムの始まりだいっ!!

サッポロクラッシックで乾杯♪

ドーミーイン系列では「夜鳴きそば」と言って21:30になると無料のラーメンが食べられるサービスがあります。
ありますが、実は一度も食べたことが無いのですよね。なにせ、その時間にはたいてい寝てますから(笑)



快晴の北海道上陸で始まった今回のドライブ1日目
2日目に極寒を体感
3日目は猛吹雪を体験
4日目の今日は平穏そのもの

そして最後の夜を向かえてます。

今後の北海道ドライブの決行がほぼ不可能になってしまった現状ではありますが、名残惜しい気持ちは一切湧いてこないのですね。

たぶんまた来られる。
希望的観測に似た想いがそう考えさせてくれています。



想いは必ず叶う。

いつかは分からないけれど、"次の北海道ドライブ"に行ける日が必ず来る事を信じて。



酔った頭は幸せな思考回路が全開で巡っていました。


本日の走行ルート


5日目の最終日につづく!
Posted at 2016/02/07 22:34:10 | コメント(6) | トラックバック(0) | 16年冬 北海道ドライブ | 旅行/地域
2016年02月02日 イイね!

16年冬 北海道ドライブ3日目

2016年1月17日から21日まで厳冬の北海道をドライブした旅行記です。白銀・快晴・極寒・吹雪、いろいろ体感し楽しめた5日間の思い出となります。長文なのでごゆるりとお楽しみくださいませ。


1月19日(火曜) 大荒れ吹雪編
※この日は大荒れの天気で運転するのが必死、景色を撮っている状況ではありません。ほぼ状況説明な内容となっています申し訳ありません。


一度だけ目が覚めて窓の外を見たくらいで、比較的グッスリと眠れた夜でした。スマホのアラームで起床したのは4時過ぎ。

まずは天気予報を確認です。

道東全般に雪。気温も高めで、釧路には傘マークが。

それほど荒れていないのでしょうか。安堵しかけて。窓の外を見てみると、昨夜とは打って変わって結構な量の雪が積もっていました。

歩道と車道の段差がなくなるレベル!

一応のところ除雪車が動いていますが、どうも積もってから車が通った形跡は無いようです。

数十センチ以上は積もったみたいです。


むむむ
やはり天気は荒れる一方な感じですね。


朝風呂が5時からなので、それまでの時間に朝ごはんを食べながら今日の行動を慎重に考えます。

まずは連泊は出来ないので、必ずチェックアウトしないといけません。

そして、天気予報と窓から見える現状から推察するに、天気はコレからさらに悪くなるでしょう。現実問題として、斜里町を始め道東一帯には暴風雪警報が発令されています。

これは早めに行動して、オホーツク海側より離脱するのが賢明と判断。

遭難のリスクも考えて、運転が困難な状況になる前に引き返すor助けを呼ぶ覚悟を。

とりあえずの目的地は釧路に決定。だめなら帯広に向かうことにします。

5時直後に温泉に入り気合を入れたら宿をチェックアウトしました。


16年冬 北海道ドライブ3日目スタート!!!


宿のロビーから駐車場に出るまでに雪の吹き溜まりがあり、足が真っ白になりながらヴィッツ君の元へ。ヴィッツ君の周囲にも雪の吹き溜まりが出来ているので、暖気をしながら除雪作業をしました。

ヘッドライトの高さまで雪が積もっていたので、除雪も一苦労です。


強風も吹いていて、なんだか既に心が折れそうな今日の始まりとなりました(苦笑)


なんとか駐車場から出ると国道まで向かいます。積雪量と降雪量が多く、視界は良くありません。それでも市街地はまだ運転できました。

R224との交差点からR334を使って清水町方面に進み出したところ、いきなり積雪路に!降り積もった新雪と、強風に寄る吹き溜まりができている国道を走りました。


なんだかんで小清水町市街地手前まで来ました。その時の写真がコレ

走行車線側には降り積もった雪が・・・この状態で走ってきたのです。

除雪作業が行われた感じではありますが、雪の降ってくる量が多くて意味をなしてない感じです。


R334からR391に進んだら、営業していたコンビニにピットイン。不測の事態に備えて食料と水分を補給しました。

リアは雪まみれ。これだけでどれだけ降り積もった雪道を走ったのか一目瞭然ですね(苦笑)

コンビニから出発し国道を南下します。釧路方面に向かうので、昨日も通った野上峠へ



小清水町の市街から郊外へと進みます。道路に積もった雪は深さを増していく一方です。


吹雪いているので視界は悪く、対向車線側には自動車の走行した跡はない状態となりました。唯一、走行車線には轍があるので、それを追従する形で運転していますが、その轍も降り続く大雪で消えかけています。


マズい。非常にマズい。


郊外でこの状態ですので、おそらく峠区間は未除雪でしょう。消えかけの轍を走ってはいるものの、積雪深的に腹下を擦るくらいまで道路に雪は積もっています。



・・・野上峠攻略は断念!



ところが、吹き溜まりが多く下手な場所に停車するとスタックしかけない状態です。Uターンしたくても出来ません(滝汗)


涙目になりかけながらしばらく走っていると、辛うじて除雪した場所があったのでそこで方向転換に成功です!たぶん地元の農家さんが除雪した後のような感じですね、ありがたや。

再び小清水の街に戻りました。


小清水市街からはR334を使って美幌町へ向かうことにしました。オホーツクの海沿いに戻ると風が強くて地吹雪状態と判断したので、内陸側を西に移動します。



R334は地図で見るように結構くねくねした道路です。

ここまでの移動はこんな感じになっています。まだまだオホーツク海側からは離脱できていません。

くねくねのR334。北からの横殴りな強風に耐えながら運転します。

除雪はされている様です。まだなんとか走れますね。

大空町東藻琴の集落を通過。

少し先が真っ白で見えませんよ(汗)奥に信号機があるのがわかりますか?


7時を過ぎて明るくなるに連れて、吹雪の中を激走していることに気付かされます。



やっとの思いで美幌町に到着すると、交通量は一気に増え、少しだけホッとしました。ここから改めて釧路に向けて南下をします。

R240に進路を変えて。

当たり前ですがヘッドライトは点灯したまま走りますよ!

少し進むとトラックに追いつきました。

真っ白ですねぇ。灯火類は見えません。

そして美幌市郊外へ。内陸に進んでいるのに強風レベルに変わりありません。



雪も降り続いていて一番厄介なのは、大型トラックや大型車とすれ違う際に巻き上げられた雪により一瞬視界がホワイトアウトになることです。

時間にして1秒弱ですが、気を抜くと道路脇に落ちる可能性もあります。ホワイトアウト直前に「矢羽根」を見ながら道路状況(直線かカーブか)を脳内演算で仮想しながらドライブを続けました

矢羽根とは道路脇から生えたポールの先端に着いた下向きの矢印の事です。※写真は過去のドライブより

道路の""はここまでですよ、と示しているのですね。


そうこうしながら津別町に到着。

もはや吹雪なのか大雪なのか、どちらが原因で視界が悪いのかわからなくなってきました。

津別町のコンビニで休憩します。ホットコーヒーとドーナッツを食べて気力をチャージです。

吹き付ける風と雪でコンビニの側面に雪が付着してますよ。

駐車場からの眺めは"オールホワイト"

電線の奥が農地、手前に国道がありますが、見分けがつきません。

運転に集中していた方が、見えなくてイイ現実に気が付かなくて楽なのかもしれません。


そしてコンビニを出発。津別町からR240釧路を目指して延々と走りました。



・・・ここからの1時間10分、阿寒町の道の駅手前まで前走車に追いつくことも、後ろから追いつかれることもありませんでした。

ただひたすらに圧雪・積雪路を激走。対向車の大型車によるホワイトアウトを何度も何度も経験しながらドライブし続けました。



心が折れるとかそう言う次元ではなく、ココで停車したら遭難できる自信があるぞ!それくらいの降雪と視界不良の世界を、コレでもかって位に体験できましたとさ。



阿寒町の道の駅手前で前を走る車に追いつくことが出来た時は、大きなため息と共に思わず「やっと追いついたぁ」と言ってしまいましたよ。

パジェロに追いつきました。

クロカンがコレほどまでに羨ましいと思った日は今にも過去にもありません(苦笑)


そうして道の駅 阿寒丹頂の里に到着。休憩です。

無事に釧路地方まで来られました。とりあえず一安心でしょうか?

小清水町ではリアが雪まみれだったヴィッツ君。その雪も大方落ちていました。

それでも激走っぷりが分かる感じですね。

しかしながら駐車場の除雪も間に合っていない、そんな状態の道の駅。果たして釧路方面来て正解だったのでしょうか・・・。


道の駅を出発し国道を釧路市方面に走り出します。


阿寒町市街を越えた辺りから風が強く吹くようになり、雪は少ないものの地吹雪状態へと事態は変わっていきました。



途中で工事現場から出てきた2tトラックが前を走ってくれたので、それに追走。R38との交差点まで来ました。

オホーツク海側を運転していた頃と変わらないか、それ以上に視界が悪いです。

右方向に視線を移すとコンビニがあります。

15年初夏のドライブでプチオフしたコンビニなのですが、その奥は真っ白で見えなくなってますよ。

低気圧に近い太平洋側の釧路。想像以上の荒れっぷり。
道の駅での一安心は吹雪によって吹き飛ばされた感じです。



R38を釧路市街地中心部へと進みだします。当然視界は悪いのですが、交通量があるのでなんとか運転が出来ています(苦笑)


写真でわかると思いますが、R38を含め釧路市街は片側2車線の道路が多くあります。しかし、右側車線は走る車が少なくて圧雪されず轍だらけでグチャグチャでした。


無事に釧路に到着できたのでコンビニにピットインして宿を予約。あとはチェックインの時間までこの吹雪を耐えるだけとなりました。



・・・耐えるだけとなりましたが、悠長に構えていられないほどに天候は荒れていきます。とりあえずピットインしたコンビニから出て適当にドライブしてみるものの、かなり状況は悪いです。


少しでも郊外方向に向かうと、途端に交通量が激減。そして視界不良・・・

ぐるぐる周り、ホームセンターの駐車場で待機していましたが、あまりの悪天候でホームセンターが臨時閉店してしまう始末。


どうしようもない中、燃料も減ってきたのでスタンドでヴィッツ君に給油を試みます。

吹雪の給油。セルフですが営業していてくれるだけありがたいです。

天気は悪くなる一方。


先ほども通った信号で停止。

明らかに視界が無くなってきてます。吹雪か地吹雪か大雪か、そんな定義なんてどーでもイイくらいに荒れ果ててきました。


ここで問題となってきたことがあります。コンビニなど商業施設に避難しようとしても、道路から駐車場に入るまでの間でスタックしている車を多数目撃する様になってきたのです。

軽自動車から普通車、チェーンをまいたトラックさえもスタックして行動不能状態となっています。


マジで危険です(汗)
除雪も追いついていない状況で、道路がボコボコ・グチャグチャ。車も真っ直ぐ進みません。



苦肉の策で見つけ出したのは繁華街から近い1階が駐車場になっている家電量販店さんでした。

ここなら遭難することもないでしょう。
家電量販店さんには申し訳ないのですが、避難させてもらいました。


今朝出発した斜里から釧路に至る道中、大雪・吹雪長時間ドライブで疲れたのか車内でお昼寝です。

・・・30分くらい寝たでしょうか。建物の外の景色は相変わらず吹雪いていました。



車内でラジオを聞きながら待機。時間だけが過ぎていきます。



チェックイン予定が15時です。多少早く着いてもチェックイン出来るので14時20分になった段階で家電量販店さんの駐車場から出ました。

かなり視界が回復してきました!風も多少弱まってます!


大荒れのピークは過ぎた様ですねε-(´∀`*)ホッ


大通りは除雪車が入って走りやすくなっていましたので、難なく予約していた宿に到着出来ました。ふぅ、なんとか本日終了ですよ。

15時前にチェックインしちゃいました。

今回お世話になるのは天然温泉 幣舞の湯 ラビスタ釧路川さんです。

過去に1度利用させてもらったことがあり、今回も泊まってみたいなと思っていたのです。


低層階の海側の部屋を用意していただけました。

同系列ドーミーインより少しリッチで広いお部屋♪


窓の外は未だに荒れている世界が。


心身共に疲れたので温泉につかりリフレッシュです。ほとんど運転しかしてこなかった1日でしたね(苦笑)

部屋に戻ったら椅子に腰掛けてひと息。



テレビをつけると、夕方なので北海道ローカルな番組を放送
しています。そのすべての番組がいわゆる"L時放送"で警報や気象情報、交通機関の乱れなどをテロップで流していました。



16時になるとだいぶ薄暗くなってきました。窓の外は小雪で風も収まりかけているように見えたので散策兼晩ご飯を食べに出かけることに。

宿から出てスグが幣舞橋になるのですけれど

いろいろ真っ白。
歩道は1.5人分しか除雪されていませんし、道路標識も雪で見えません。

横断歩道を渡りながら撮影。

なんだか大変です。

繁華街の方へと向かってみましょう。


幣舞橋は国道なのでまだ"マシ"な状態でした。ひと度奥へと進みますと、除雪作業によって道路脇に雪山が。

場所によっては歩道すら雪で埋まってます。

こんな状況ですので「臨時休業」の張り紙が貼ってあるお店もチラホラ。なかには除雪すらしていないお店まで。

入り口が雪だまりで塞がってますやん(苦笑)


雪かきを黙々とする人と、シャッターの閉まったお店ばかりの繁華街をうろうろ。17時も過ぎたので晩ご飯を、と思っても営業していない店ばかりです。そもそもこんな天気では集客も見込めませんよね(苦笑)


で、結局は昨年もお世話になった居酒屋の旬鮮ろばた もりやさんにおじゃまします。

ホテルパコさんの1階にあるお店で、こんな雪の状態でしたがちゃんと営業していましたよ!


店内に入ると先客が既に2人も。カウンターの隅案内されて料理を注文します。

ビールを片手に、店主さんや隣の席でビジネスで釧路に泊まっているオジさんとお話しました。


話の内容は当然ですが今日の天気のこと(笑)
なんでも隣の席のオジさんは1日ホテルで過ごしたそうです。流石にやることが無くて退屈だったと愚痴っていました。

もし斜里に連泊出来ていたら、このオジさんの様に1日宿に缶詰だった事でしょう。吹雪にヒィヒィ言いながらドライブするのと、どちらがイイのでしょうね。

あ、宿に居たほうが安全でしたか(笑)



あまり身体を動かしていないので軽めに料理をいただきました。ごちそうさまです。もりやさんが営業していてくださり助かりましたよ。


もりやさんから出た後は一度宿に戻りました。スーツケースから三脚を取り出したら再び屋外へ。夜景を撮りながらお散歩です。

まずは幣舞橋の東にあるラウンダバウト式交差点の撮影を!そう思い、去年と同じぬさまい公園へ向かいましたが雪が深くて立ち入れず(涙)交差点近くより撮影で我慢です。

ロータリー式、車両が弧を描いて走行します。

毎回、これで事故が起こらないのが不思議で仕方がありません。何度も走っているので慣れましたが、最初の時は前の車についていくだけでドキドキでしたよ。


幣舞橋より眺める釧路川。

はるか上流には屈斜路湖があります。

幣舞橋から釧路駅方面へザクザク雪を踏みながら歩きました。

右手側に繁華街があるのですが、営業している数少ないお店を探す人たちの姿が見えました。

こんな日でも接待をしないといけなかったりすると大変ですよね。


そして一際広い交差点に到着です。昨年も撮影した道路標識の串刺しがある場所ですね!

"オニギリ"と"ヘキサ"の串、粉雪和えになります♪

この交差点が釧路と根室をつなぐR44の始点(終点)になります。ちなみにR38は先程撮影したラウンダバウトの交差点が始点(終点)ですよ。


満足満足。宿に戻りましょう。


おまけ。
積もったポストは集配されるのでしょうか?

なんだか涙を流している様にも見えますね。


宿に戻ったら2度目の温泉につかって、散歩で冷えた身体を温めました。

部屋に戻ると、いつもの独り宴会の時間だぁ♪

今宵はサッポロのPREMIUMなビールで乾杯ですよ!!


グビッとひと口、そして漏れるため息。

ふぅ~
一気に肩の力が抜けていきます・・・。

それにしても、大荒れ天気な1日でした。吹雪や大雪、そして強風に視界不良。気温は0度前後で刺すような寒さでは無かったのが救いだったと思いますね。

道路事情を検索してみたところ、道東地方のいたる所が通行止めとなっていました。

今朝方運転してきたR334が通行止めになってます!!

この現状を見る限りオホーツク海側に留まらずに正解だったのかもしれません。ウトロに至ってはアクセスする道路が寸断されて陸の孤島になってますし(汗)


ともあれ、無事に釧路に到着出来たことは良かったってことですね!


美味しくビールを飲めて幸せを感じるのでした(笑)



明日もオホーツク海側は大荒れがつづく予報なので、引き続き太平洋側をドライブしようと思います。おそらく帯広に泊まるでしょう。


※重要
今回は完全なる自己責任のもと暴風雪警報が発令されている状況下で運転して来ました。結果的に無事だったものの、場合によっては事故や遭難の危険性も十分に考えられる、そして起こりうる状態だったのも事実です。決して真似をしないでください。


詳細な走行ルート。


4日目につづく!
Posted at 2016/02/02 19:16:00 | コメント(11) | トラックバック(0) | 16年冬 北海道ドライブ | 旅行/地域
2016年01月30日 イイね!

16年冬 北海道ドライブ2日目

2016年1月17日から21日まで厳冬の北海道をドライブした旅行記です。白銀・快晴・極寒・吹雪、いろいろ体感し楽しめた5日間の思い出となります。長文なのでごゆるりとお楽しみくださいませ。


1月18日(月曜) 極寒・道東編


スマホのアラームで目を覚ましたのは4時過ぎでした。今日は午前中天気が持つようなので、早めの起動です。

朝風呂で目を覚まし、昨日購入しておいた朝食を摂りながら天気をチェックします。

ほうほう。結構冷えて・・・んん!?

今居る帯広が-16.5度ですか!昨年では味わえなかった極寒がついにやって来ましたよ!

一気にテンションアップ(笑)さくっと撤収作業を終えたら宿をチェックアウト。建物から外に出た瞬間に冷えた空気に包まれるのでした。


ゾクゾクしながら駐車場へ。荷物を積む込み、エンジンスタート。暖気しながら車内で準備。

お世話になったドーミーイン帯広さん。

車内でも吐く息は白く、飲み残しのミネラルウォーターは凍っていました。


16年冬 北海道ドライブ2日目スタート!!


昨夜立てた計画通りにこのまま内陸を走破してオホーツク海側まで行きます。どこまで天気が持つかは不明ですが、なるべく晴れた景色を見られたら良いな。

宿の駐車場から出ようとした所、ヴィッツ君の外気温計は-14度を示していました。

身にしみる寒さ、たまりません!


駐車場から出発。帯広市街から北へ進み、十勝大橋からR241へ流入。音更町のコンビニでホットコーヒーを購入したら本格的に北上開始です。

そのコンビニの駐車場で見たレンタカーはキラキラ凍ってました。

雪ではなくて空気中の水分すらも凍ててるって感じですね。


夜明け前の国道を激走。路面の凍結はないので快適そのもです。音更町→士幌町→上士幌町と進み、明るくなってきた東の空を眺めるために脇道へ。

ちょうど上士幌町と足寄町の境あたりで停車してみました。

朝焼けの始まり、夜の終わり。

この時間からが1日で一番冷える時間帯に入ります。


脇道から国道へ復帰した後は足寄町へ。そして市街に入る手前でミルクロードと呼ばれている広域農道に突入してみました。

牧場が点在する農道は圧雪路。気温が低いので激しく滑ることもなく、朝焼けを眺められそうな場所までドライブ。



そして部分的に開けたスポットがあったので足を止めてみます。

うーん。ちょっとイマイチですかね。

ひと際高い山は阿寒富士(右)・雌阿寒岳(左の噴煙の山)です!

少し離れているのが惜しい、そんなスポットでした。


再びミルクロードを走ります。

完全なる圧雪路。

道なりに進めばR242にぶつかります。ちょうど足寄市街から北へ10kmくらいの場所ですね。その交差点で左折したら陸別町へと進みました。


・・・
7:20に陸別町にある道の駅 オーロラタウン93りくべつに到着です。車から降りて呼吸をした所、あまりの冷たい空気に咳き込んでしましました。

寒い、と言うか痛い。
道の駅へ行ってみると、待ち望んでいた極寒の世界がそこにはありました。

-23度!


肌を刺すような寒さの快感。極寒に慣れていないために、口から呼吸をすれば咳き込み、鼻から吸えば鼻腔に刺激が走る。

これが待ち望んだ世界!

寒いぞ!



道の駅でトイレを利用させてもらい、再び建物の外に出ると

さらに1度下がりましたー。ありがとうございます。

もはやテンションがおかしくなりかけてます(笑)
ところが、この寒さに耐性がないことも手伝い、屋外に居るとみるみる冷えていきます。

本当は道の駅周辺をうろついたり、あわよくばダイヤモンドダストを撮影出来たら!なんて考えていましたが、あっという間に活動限界を向かえるのでした。


-20度以下の世界を短い時間でしたが堪能です。
そしてこの様な気候でも生活をされている北海道民には感服いたします。



陸別の道の駅を出発したらオホーツク海側に向かうために国道より道道51にスイッチ。交通量が少ない雪道を快走し、鹿の子峠を越えると津別町に入りました。

峠の下り走り抜ける!


津別町本岐でR240に合流したら北に向かって進み、津別町市街を通過。そして美幌町まで来ました。


ココに来てオホーツク海側まで出てしまうのか、道東の観光地に行ってみるのか、選択の時が訪れます。天気はまだもっていますし、美幌峠からの屈斜路湖・摩周湖へ行ってみることにしました。


美幌の街でR243に進路を変えたら、美幌峠に向かいます。市街地の外れに差し掛かると白樺が道路両脇に植生しているのですが、早朝の低温にて樹氷になっていました。

綺麗ですね。

白樺並木を過ぎると峠に向かって山道が始まります。心なしか目指す峠には雲がかかっている様にも見えますが、きっと大丈夫!



根拠の無い自信で峠を登り切って道の駅 ぐるっとパノラマ美幌峠に到着しました。が!

雲の中でした(´;ω;`)

せっかく来たのだからと展望台まで登ってみます。しかし、結果は撃沈。

一応、屈斜路湖を見下ろしているのですよ。

しまった、完全にルートチョイスをミスったな(汗)雲の向こうに太陽が確認できるので、ひょっとしたら先に進めば晴れるかも?

そんな期待のもと美幌峠から屈斜路湖・弟子屈町側へと下って行きました。


山道を下りきって和琴半島との交差点を通過、期待通りに空は晴れてきました。


ヨシ!摩周湖へ行って見ましょう!!


昨年は大雪で摩周湖まで行けなかったので、そのリベンジも込めて向かってみることにしました。



国道を弟子屈町方面へ進み、市街地手前より道道52へ左折。摩周湖につづく道路を走ります。既に目の前に摩周岳の一部が見えているので、これは間違いないぞ!

くねくねした山道を進み摩周第一展望台駐車場に到着。はやる気持ちを抑えつつ展望台に登ってみると、そこには摩周湖が待っていました!

おおぉ!
湖面は結氷していませんが、クッキリとした湖を見て取れます。

斜里岳もハッキリと確認でき、感動です。

美しい。摩周湖 カムイシュ島と斜里岳。

しばらく見惚れてしまってました。摩周湖も斜里岳も、道東で見られる景色はどれも素晴らしいです。


振り返ると駐車場越しの釧路方面の丘陵地帯を望むことが出来ますよ。

ここより南は雲っていますね。

満足満足♪
確実に空は曇って来ているので、次に進みますか。


摩周湖より下山したら、国道を北上して硫黄山へ。駐車場に到着するも車一台いない状態でした。

硫黄山は活火山。今でもモクモクと煙があがっています。

風向きの関係で硫黄臭はしませんでした。

ここのメインは当然硫黄山なのですが、この日は駐車場より見える斜里岳と氷った木々の方に目がいきました。

樹氷越しの斜里岳!

ひょっとしたら早朝に来ることができていればダイヤモンドダストが見られたのかもしれません。それを想像できるくらいに辺りの木々は樹氷になっていたのです。

薄日ですが樹氷が太陽の光を浴びてキラキラしてますよ♪


針葉樹はフワッフワな感じに♪

硫黄山には向かわず、駐車場の周りを歩き回っていましたとさ(笑)


摩周湖、硫黄山とそこからの景色を堪能出来たので、いよいよオホーツク海側へと向かうことにします。すでに空は雲で覆われていますしね。


硫黄山よりR391の野上峠を越えてオホーツク海側へと出ました。まずは清里町にある道の駅 パパスランドさっつるでトイレ休憩を。

まだ午前中なのですが、夕暮れモードって感じですね。

清里町から斜里町に向かう道路沿いには斜里岳を撮影できる撮影スポット兼パーキングがありますが、そこから眺める景色は灰色世界でした。


数時間前に摩周湖から眺めた景色からは想像出来ませんね。それだけ天気が悪化しているという事なのでしょう

このパーキングで斜里町の宿を予約しました。今後は荒れ予報なのですけれど、なんとかなるでしょう。


宿までは比較的近い位置にいますが、チェックインまではまだ3時間以上あるので、いったん斜里町まで出たら知床半島のウトロ地区までドライブすることにしました。

斜里の街からR334へと進路を変えて進めば左手側にオホーツクの海が見えてきます。

道路は薄く圧雪、海には流氷はナシ。

曇天も相まって単調なドライブルートに成り下がってます。晴れていれば・・・。


やがてウトロ地区へと到達しました。道の駅に寄ったり、漁港を見たりしながら最後は高台に有るプユニ岬よりウトロ地区を眺めます。

夕陽の名勝でもありますが、なんとも。


元来た道を戻ることにしました。時間的な余裕はまだあるので、往路では寄らなかったオシンコシンの滝に行ってみます。

滝の周囲は凍っています。

他に誰もいない、貸し切りのオシンコシンの滝です


吹き出し口。
水量が多いのか、気温がそこまで下がらないのか、思っていたほどに凍りついてませんね。

オシンコシンの滝を後にしました。



再び斜里町まで来ましたがまだまだチェックインの時間には余裕があります(苦笑)曇天なので景色は期待できませんし、あんまり動く気にならないのですよね。
斜里町市街を通り越してR244を西に進み道の駅 はなやか小清水へ。道の駅そばより浜小清水前浜に行ってみました。

前浜より眺めるオホーツク海。斜里から知床方面を見ています。

今年は流氷はかなりの沖合にあるようで、全く見ることが出来ませんでした。


自己責任で浜辺まで降りたら時間調整も兼ねての散策です。

砂浜の砂が部分的に凍って岩盤みたいになっていました。

防波目的に設置されているテトラポットも凍っていますね。


氷った波が氷柱に。


流氷の代わりに氷成分をイッパイ補給できましたとさ♪


この後はコレと言って行きたい場所もスポットもありませんので、適当にドライブして時間を潰し、15時に斜里町の宿にチェックインして本日終了にしました。

今夜お世話になるのはルートイン グランティア知床さんです。※夜になってから撮影

この宿も何度も利用したことがありますね。サクッと受付を済ませて用意していただいた部屋へ。

ツインルーム。大人一人で予約してもツイン

シングルユースにしては広い部屋に温泉もあって、個人的にはお気に入りの宿です。

部屋は4階なので眺望はあまり良いとは言えませんでしたけどね(苦笑)

晴れていれば奥に海別岳が見えるはずです。

上層階の部屋になるとオホーツク海まで見晴らせますよ。


部屋に荷物を置いたらひと息。この宿の温泉(大浴場)は16時からなので、それまでの間にテレビを見ながら荒れてくる天気をチェックしました・・・

え!?オホーツク海側で150センチの積雪ですか!!?

なにやら想像以上に天気が荒れそうです。と言いますか、オホーツク海に面した斜里町に泊まって大丈夫なのかしら(汗)



・・・
ひとまず16時になったので温泉につかってリフレッシュ。そして17時からは晩ご飯を食べに斜里市街へと出かけるのでした。


斜里町に泊まった時はいつも行きつけのお寿司屋さんに行きますが、月曜が定休日ですので今夜は違うお店に向かいました。

居酒屋 北鮮さんです!

以前より行ってみたいと思っていました。店内は座席にカウンターにとありましたが、地方の居酒屋って感じで好感がもてます。

カウンターに座り、ビールを頼みメニュー表とにらめっこです。

珍しく?スーパードライの生が出てきました。

他にお客は居らず貸し切りに近いので、大将にオススメを聞きながら注文です。


まずはお通しが出てきましたがビックリ(゚д゚)!

厚岸産の牡蠣の酢の物ですよ!しかも牡蠣が3つ

お通しで牡蠣とか、豪勢ですなぁ。


牡蠣を美味しくいただいた後は注文した料理をつつきました。

ニシンの煮付け。シーズン前ですが煮付けて保存してあったものをいただきます。

(๑´ڡ`๑)


つぶ刺。コリコリうまうま。


旬のワカサギの天ぷら。注文してから揚げるのでアツアツです。


鯨の刺し。生姜でいただきます。



地元の常連さんが通うお店、でも大将の人柄の良さから観光客もウェルカム。そんなお店でした。

食事中の話題は大荒れの天気のことばかりです。過去に猛吹雪だった時のお話も踏まえて

「お兄さん、今夜泊まる宿に"連泊"したほうがイイよ!」

と頻りに勧めてくださいました。単純な話で、吹雪や大雪で交通網が遮断される可能性もあるので動かないほうが賢明だよ、と言う事のようです。

北海道民が言うので、危機感が高まってきましたよ。


ごちそうさまでした。宿に帰ったら今後の行動予定を見なおしてみますね!



北鮮さんから外に出るとさっそくが降り出してきていました。

荒天は既に始まっていたようです。

散歩しながら宿に戻りましょうか。斜里駅を見に行くことにします。

歩道橋より斜里駅を望む。右側に見える建物がルートインですね。

散歩をしていると雪の振り方がだんだんと強くなってきました。斜里駅を見たら宿に帰ることにして、駅構内へ入ってみます。そうすると一枚の張り紙が。

なんと明日、1月19日は釧網線終日運休する事が告知されているではありませんか!

前日の段階で運休を決めてしまう、それくらいに大荒れが予想されているのですか。


それでも少しだけウロウロ。

舞う雪と ホームに残る 単行汽車


最後にコンビニで買い出しを行い、宿に戻る頃には強めの雪が降っていました。



コンビニが宿から道路を挟んで対面にあるので助かります。いつもより多めに食料を買い込みました。2度目の温泉につかってこれからの行動予定を考えてみますが、なかなかまとまりません。


部屋に戻って明日の宿泊先を検索してみたところ、網走・北見管内(今居る斜里もココに含まれます)の宿泊施設は軒並み満室に。

当然、ルートイングランティア知床さんも満室。つまり連泊したくても無理なのです!


しまったな(汗)午前中晴れ予報だからオホーツク海側まで来ましたが、コレは大きなミスだったのかもしれません!




うじうじ考えていても何も変わらないので、いつもの様に一人宴会を始めちゃいましょう(爆)

今夜もクラッシクで乾杯♪
人はコレを現実逃避と言うらしい(笑)



発達する低気圧が北海道太平洋沖を通過、それに伴い道内は大荒れ。オホーツク海側は明日の朝から暴風雪が強まると予報が出ています。

オホーツク海側からとにかく離れよう。
第一候補は釧路
第二候補は帯広


釧路は低気圧に近いのでオホーツク海側より荒れるかもしれません。
ですが、ドライブ1日目に泊まった帯広にまた戻るのも気が進みません。



んぁーーーー
明日起きて、状況を見てから考える!そう決めた!!
ヤケクソになりながらビールを飲み干すのでした。




窓の外では断続的に雪が降り続いています・・・・


詳細な走行ルート。


3日目につづく!
Posted at 2016/01/30 18:30:20 | コメント(9) | トラックバック(0) | 16年冬 北海道ドライブ | 旅行/地域
2016年01月27日 イイね!

16年冬 北海道ドライブ1日目

2016年1月17日から21日まで厳冬の北海道をドライブした旅行記です。白銀・快晴・極寒・吹雪、いろいろ体感し楽しめた5日間の思い出となります。長文なのでごゆるりとお楽しみくださいませ。



昨年末よりゴタゴタがあり、決行が危ぶまれた冬の北海道ドライブ。一時はキャンセルを考えていましたが、なんとか行けることになりました。

中部国際空港(以下セントレア)発の新千歳空港着で北海道入りしまして、女満別空港からセントレアに帰る飛行機を手配していました。ですので今回のドライブ予定ルートは、初日に小樽で泊り、その後は日本海側からオホーツク海側に向けて道北をグルっと走りまして、最後は道東で〆るつもりだったのです。

ところが、天気予報を見ていると日本海側は天気が良くない日が続く見込みだったので、直前にルートを変更し、襟裳岬経由で初日から道東に向かうことにしました。



本来ならドコに行こうかな?なんてじゃらんを見ながら妄想するところですが、出発前日まで仕事をしていたこともあり、そんな余裕もなく急ピッチで準備をして当日を向かえるのでした。


・・・
1月17日(日) 北海道上陸編


セントレアの朝イチの便を取ってあるので、それに合わせて起床したのは4:30です。前夜に準備しておいたスーツケースをZ4クーペの狭いトランクに乗せたら空港に向かって出発!

気温-0.5度!愛知にしては結構冷えた朝ですね。

ハイドラを起動させると舞子サンに向かっていくアイコンがたくさん表示されていました。そう、今日17日は第3日曜日なのです。

そんなハイドラーを横目にガラガラの道路を快走して6:15にセントレアの駐車場に到着。


ぐるぐる探して空いてる場所に駐車したらば、なんとドイツ御三家がそろっちゃいました!

BMW・ベンツ・アウディ

写真を撮りつつ、思わずニンマリ(笑)

トランクからスーツケースを降ろしたらセントレア内へ。バイバイZ4クーペ。しばらくの間お別れだね(ToT)/~~~



セントレア内には早朝の時間なのにそこそこ人が居て驚きます。搭乗する航空会社のカウンターでスーツケースを手荷物として預け、その後は朝食を食べにひとつ上のフロアへ。

6時30分から営業しているフレッシュネスバーガーさんにて朝ごはんタイムです。

展望デッキがオープンする7時までまったりしました。



飛行機の定刻が8:10ですので、それまでは展望デッキから大空へと飛び立っていく飛行機を眺めて時間調整です。

今日は北に向かって離陸していくようです。これなら舞子サンの会場である新舞子マリンパークを離陸した飛行機から見られそうです!


7:40に保安検査場をパス、そして8:00に搭乗開始となりました。

これから乗り込む機体。11ヶ月ぶりの飛行機に少しワクワク♪


指定した座席に座り、手荷物は前座席の下へ。ふと顔をあげると馴染みのロゴがありましたよ!

RECARO!
そうです。バケットシートで有名なあのレカロなのです。航空機用のシートも生産していたのですね。

とは言え、他の機体のシートとの違いはよくわかりませんが(苦笑)


そうこうしていますと飛行機からボーディングブリッジが外されて、滑走路へと進みだしました。


セントレアの南側まで自走しUターン。そして窓越しに滑走路が見えてきました・・・。

写真左奥に向かって。離着陸で出来たタイヤ痕で真っ黒!

滑走路に入るとジェットエンジンの轟音とともに機体が一気に加速します。

ゴォーーーーーー

シートに押さえつけらる加速G、一瞬の"フワッ"とした感覚とともに飛行機は空へ向かって飛び出すのです。


みるみる上昇する機体。

やがて前方に新舞子マリンパークが見えてきました!!!
ズームレンズに換装して揺れる機内から激写(笑)

上空から参加するのは新舞子サンデー!

テレ端200mmからの超解像ズーム(等倍2倍?)で撮影。

わかりますかね?車が横一列にずらぁーっと駐車されている様子が。
もっと高級なレンズならクッキリ撮れたと思うのですが、飛行機の窓(3重窓)からの撮影ですので厳しい物がありますね。出来うることなら花鳥さんの姿まで写したかった・・・。



舞子サンを機上から参加すると言う願望は叶いました。


飛行機はなおも上昇。やがて伊勢湾から名古屋の上空へ


大きく右に旋回すると機首は北海道へ向くのでした。




グングン高度を上げて進みます。ベルト着用サインが消灯する前後からは富士山がハッキリと見えてくるようになっていました。

南アルプス越しの富士山。富士山周辺は雲海が広がっているようですね。


時間帯的に逆光になってしまってますが、それはそれで趣きのある画になってます。

富士山を一生懸命に撮影していると、機体反対側に座っている乗客が窓の外を眺めているのに気が付きました。ベルト着用サインは消えているので反対側へ移動してみたところ・・・

なんと眼下には冠雪しきった北アルプス(中央アルプス?)が展開されているではありませんか!!

雪山の""と宇宙の""がとても綺麗。

なんだか宇宙飛行士になって見下ろしている気分です。

空から見下ろす世界には"境"なんて無いのだよ

なんて言葉を思わず口にしたくなります。



その後は長野・新潟上空から雲が広がり始め、飛行機は日本海へ出ました。



・・・
音楽を聞きながら時は過ぎ、やがて北海道が見えてきましたよぉぉ!!

函館周辺です。翼の影の下あたりに函館市街と函館山があります。

真白な北の大地が見えてくると一気にテンションが上りますね(笑)

駒ケ岳も見えてました。

昨年の10月ドライブの時には冠雪した駒ケ岳を撮りましたよね。

そろそろ着陸体勢に入るため、元の座席に戻りベルトを着用。その内に飛行機は高度を下げ始め、白銀の北の大地がじょじょに近づいてきました。

鵡川周辺ですね。右に進んだ先が襟裳になります。


ウトナイ湖上空を過ぎると、新千歳空港へ。車輪が滑走路についたと同時にエアフラップが展開、エンジン逆噴射の轟音で急減速しました。

ゴガァァーーーーー!!!


ほどなく減速工程は終わり「当機は新千歳空港に着陸いたしました」とアナウンス。

飛行機は新千歳空港とボーディングブリッジで接続されるといよいよ北海道に上陸となりました。


安全運行お疲れさまです。新千歳空港は真っ白。


手荷物として預けていたスーツケースを受け取ったらレンタカー会社の受付へ。そこから営業所までバスで移動します。

新千歳空港より10分弱で到着。手続きを済ませたら今回の北海道ドライブでお世話になるレンタカーとご対面となりました!


どんっ!
はい。トヨタのヴィッツ君ですー。

(´・ω・`)マジカ


フィットかデミオがイイなぁなんて思っていたのは秘密です(爆)


現車の外見に異常がないかを確認し終えたらトランクにスーツケースを載せ、運転席周辺をドライブしやすいように手を加えます。

GPSロガーを起動、ハイドラも起動。準備が出来たので出発です!


16年冬 北海道ドライブ1日目スタート

営業所内でブレーキとスタッドレスの効き具合をチェック。特に問題も無さそうなので営業所から公道へ。

ドライブ前に行き先を襟裳岬経由の道東地方に変更したので、このまま南東方向へ向かいます。



営業所からR36に出て左折、道なりに走り日高自動車道を目指して適当な道道へと進みました。

白銀の世界が眩しい!

気温は-7度。空は快晴、気分は最高ですね。


苫東中央ICから日高自動車道へ上がり終点の日高門別ICからはR235を走りました。

太平洋側は積雪が少ない地域でもあるので、速いペースでドライブです。もちろん凍結や積雪が道路に残っている部分もあるので慎重に運転ですよ。


気温より路温が高く、太陽光の熱で雪や氷が溶けてしまってますね。


新冠町市街の手前でサラブレット銀座駐車場に寄り道してみました。

牧場も真っ白だ。
緑がないので雪原との違いがよくわかりませんね(苦笑)


今夜は道東地方の帯広市街に宿を予約してあるので、あんまりのんびりしている時間もありません。先に進みましょう。



新ひだか町→浦河町→様似町と進み、様似町市街地手前で2015年秋ドライブでも立ち寄ったエンルム岬に行ってみることに。

国道から漁港方面に入り、民家脇より急坂を登ります。急坂は除雪はされていませんが、積雪深が浅いので余裕で登れました。


登り切った駐車場からは様似市街と冠雪したアポイ岳・ピンネシリが見晴らせます!!

おぉ。思わず感嘆の声が。

雪化粧した町並みに真っ白な山、空と海の青。素晴らしいですね。


ヴィッツ君も入れて。

秋に来た時とは別の景色に感激です。風が強く空気が澄んでいるためか山々がクッキリ見えていたのでなおさらですね。


真冬のエンルム岬を満喫したら出発。国道に復帰したら襟裳岬へ向かいます。


様似町→えりも町と進み、道道34にスイッチしたら丘陵地帯へと景色は一変します。これまた15年秋ドライブでも足を止めた場所へ

今まで走ってきた方向を望む。

青空相性がイイですね。雪の積もった丘陵地帯もなかなか良いものです。





ここから少し進めば、目的地の襟裳岬に到着します。ガラガラなのでマナー違反ですが散策しやすい場所に車を駐めました。


流石に真冬では売店も冬季休業中のようです。


日曜日の13時過ぎ。初夏から初秋までは多くの車で賑わう襟裳岬、厳冬期は吹き荒ぶ風だけが周囲を満たしています。

ニット帽に手袋、ダウンジャケットを着込んだら散策開始です!!

雪を踏みしめながら小高い丘を登れば襟裳岬を見下ろせるスポットに到着します。

真冬の襟裳。荒々しさは年中無休の様ですね。

振り返れば襟裳岬灯台日高山脈の末端の山々が。

いい眺めですね。荒涼感にどっぷり浸れる場所なのかもしれません。

そのままいつもの散策ルートを歩き、お気に入りの断崖を望む場所へ。

断崖絶壁が連なる景観も雪化粧で少しやんわりした感じ。

襟裳岬は風が強く積雪も少ないので地肌が見えていますね。それでも初夏や晩秋の頃と比べますと、多少なり穏やかな印象になります。


グルっと一周して駐車場に戻ったら、宿のある帯広に向かって黄金道路へと進みました。

道道34を北上し百人浜を走りぬけ、R336に合流。えりも町庶野地区を過ぎると黄金道路区間へ突入です。黄金道路区間入り口の記念碑があるパーキングで撮影しました。

断崖を貫く黄金道路。やっぱり晴れていると景色が一際美しく見えますね!



去年の2月にも黄金道路を通って襟裳岬まで来ましたが生憎の曇天。それが晴れているとこれほどまでに見える景色が違うだなんて・・・。天気は旅を楽しむのには重要な要因だということを再認識させられます。

撮影が終わったらトンネルばかりの黄金道路区間を激走。宿のチェックインの時間もあるので、ここからはノンストップで進みました。


黄金道路を終えて広尾町を通過、R336からR236へと進路を取ったら北上して帯広市街を目指します。

大樹町から先は国道から適当な道道にスイッチ。白銀の農耕地より傾く太陽を眺めましたとさ。

雪原にも似た農耕地。


・・・
帯広市街でヴィッツ君に給油を済ませたら宿にチェックイン。本日終了となります。

昨年も何度も利用させてもらった天然温泉 白樺の湯 ドーミーイン帯広さんが今夜の宿です。

16時過ぎのチェックインでしたが、平の駐車場にはまだ余裕がありました。19時くらいになると平日でも満車になるのですよね(苦笑)


今回お世話になるお部屋はシングル。

ベッドはダブルですけれど。

荷物を置いたら早速温泉につかりに行きました♪

ふぅ。なんとか襟裳岬経由で帯広まで来られましたよ。しかも晴れていたので景色も良好!良かった良かった。

温泉でのんびーりしました。


いつもの北海道ドライブですと、ここから"当日の日記"を書き始めるのですが今回はそれがないので、心なしか気分が楽なことに気が付きます(苦笑)


部屋に戻った後はベッドでゴロゴロしながら夕食のお店をリサーチ。

日曜は閉まっているお店も多く、日曜17時から営業をしている居酒屋を決め込んで突入することにしました!

おじゃましたのは魚の一心さんです。

んまーギラギラした外面が活気の良さを物語っていましたよ。


カウンターに案内されてとりあえずのビールを注文。

厳冬の北海道にカンパ~イ♪

突き出しを食べようかとした時でした。店員さんが大きな桶を持って来まして、なにやらチャレンジをしてくださいと申してきたのです。

このお店では有名な"貝すくい"でした!!!

金魚すくいのポイを使ってボール内の貝をすくうと言うイベント。お通し代に含まれているのかどうかも分かりませんが、頼まれたらやるしか無いですよね(笑)

聞き手が左にもかかわらず右手ですくったりして、貝を4つほどゲット。後に要してもらった焼き鉢で炙って食べることが出来ました!

なんだか良くわからないイベントだったけれど、焼けた貝は旨かった(笑)

その後は注文した料理に舌鼓です。

ユッケ風な味付けのジンギスカン。


8種盛りが期間限定の特価で。
しかも"つう"な事に山わさび(ホースラディッシュ)までついてきました!!!

個人的には本ワサビよりも山わさびの方が大好きです。


ホッケの開き。このサイズでハーフ・・・。



とにかくどの料理も(゚∀゚)ウマウマ
それもそのはずでして、なかなか予約無しでは入店できないお店だった様です。

カウンターの隣で一杯やっていた老夫婦と仲良くなり、お店の店長(代理?)さんも含めてお話をしていたところ、かなりの人気店だということを知りました。

ですので
「お兄さんツイてるよ!」
なんて老夫婦の奥様に言われながら、楽しいひと時は過ぎ去るのでした。


ごちそうさまでした。お会計を済ませてお店から出る直前に仲良くなった老夫婦の奥様に「またおいで!」と言われて、心まで暖かくなりましたとさ。



お腹も心も満たされたら帯広の街を散策です。日曜と言う事もあって、行き交う人はそれほど多くなく繁華街をぐるぐるっとしてました。

手の先が寒さで痛くなってきたので帯広駅前の温度計を見てみたら・・・

-9度。そりゃ寒くなりますわ。

コンビニで買い物を済ませたら宿に戻りました。



2度目の温泉につかり、散策で冷えた身体を温めます。部屋に戻ったら北海道ドライブの上々な始まりを祝して一人宴会を。

サッポロクラシックで乾杯♪

と飲み始めるものの、居酒屋で既に一杯やっているのでスグに酔いがまわり眠くなり・・・(´・ω・`)



本日は無事に北海道上陸を果たし、初っぱなから晴天に恵まれましてとても満足です。明日の午後より天気が悪化、大いに荒れる予報が出ていますね。
そんな予報でもオホーツク海側では午前中までは晴れるそうなので、内陸部を突き進んでオホーツク海まで出てみようとー

ざっくり行き先が決まったから寝ましょう(笑)


詳細な走行ルート。


飛行機航行ルート。


2日目につづく!
Posted at 2016/01/27 19:57:28 | コメント(8) | トラックバック(0) | 16年冬 北海道ドライブ | 旅行/地域

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「託された新たな命、それは親としての責務と希望。家族近況報告編。 http://cvw.jp/b/1995869/43108160/
何シテル?   07/31 23:18
うるてぽと言います。 長距離ドライブと、北海道ドライブを生業とするぐらい北海道依存症な生活を送ってましたが、2016年の結婚を期に生活スタイルが激変。 ...

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