コレは2月18日から20日までの3泊4日、冬の終わりの北海道は道東をドライブした旅行記になります。全行程曇天模様でしたが、それにもめげずに走り抜けたドライブの記録になります。
2月18日(水曜)
ダイジェストの当日の日記は
コチラ。
ひょっとしたら晴れてくれるかも!と淡い期待を込めて起きたのは
4:30。まだ暗い時間帯なので、窓の外を撮影してみました。

低層階の部屋のため、街頭の明かりが強くてよく分かりません。でも
星は見えていない様なので、
曇なのでしょう。
二度寝したくなる衝動と葛藤しながら、昨日購入しておいた朝食を摂ります。その後は朝風呂へ。
このホテルは
朝風呂開始が5時から。なので早朝出発する身としては
残念ポイントですね。
ささっと湯船からあがり、部屋に戻り準備をしたらホテルをチェックアウトしました。
冬の最東端まで進んでしまった15年冬 北海道ドライブ2日目スタート。
車に荷物を詰めて
出発。
5:30を過ぎていました。

一晩お世話になった
グランティア知床さん。
今日は
釧路地方へ進んでみようと思います。と言いますか、実際のトコロ、
オホーツク海側(斜里から網走、内陸の北見)の宿が軒並み
満室なので、
結果的に釧路地方へ行くしかない状態だったりします(苦笑)
観光地を巡りながら宿泊先を決めるスタイルなので、これは致し方ない所ですね。
宿のあった斜里町市街から
清里町方面へ。途中のコンビニでホットコーヒーを買って気合を入れます。
R334→
道道1115と進みます。だんだんと明るくなってきて、前方に
斜里岳の麓が見えて来ました。ひょっとしたら今ドライブでは最初で最後かもしれないので
記念に。

んー流氷に続いて大好きな斜里岳も晴天の下で見ておきたかった!
清里町市街を抜けて
道の駅 パパスランドさっつるを通過。その先で
釧路地方へ抜けるR391に向かおうとした所、まさかの通行止め!
しまったぁ大雪の影響を忘れて夏場と同じルートを走っていたのが裏目に出てしまいました。
そこからずいぶんと遠回りをして
R391へ合流。交通量の少ない国道を遠回りした分を取り戻すべく、ちょっとだけペースを上げて進みます。
野上峠が近づくと、両サイドの雪山が高くなっていきます。
今日も…じゃない
既にですね、
大雪の影響を受けそうな気がしますよ。
峠区間を慎重に走り、
釧路地方へ入りました。
摩周湖に行ってみようと思っていたので
R391→
R243と進みます。
弟子屈町市街手前のホクレンスタンドのある交差点を左折して
摩周湖へ向かいますが、電光掲示板には
嫌な文字が。
たぶん大丈夫でしょ!と摩周湖に向けて上り始めた所、案の定
通行止めの掲示と
ゲートによって
道路は封鎖されていました。
のわー!まさか摩周湖にすら行けないだなんて!!
想定外です。
昨年摩周湖で見た厳冬の朝日が忘れられなくて早朝出発してきたのに(;_;)
"
コレもめったに出来ない体験さ!"と、なんとか気を取り直します。
それにしても除雪された後の雪壁が車ほどの高さがありますね。

かなりの降雪であったのが分かります。
Uターンして戻ろうかと思った頃、これから摩周湖に向かって
除雪する作業車がやって来ました。作業員の方に挨拶をしつつ
ちょこっとだけ見学です。

この調子ですと、
本日中には摩周湖まで辿り着けそうにありません。
先へ進みましょう。
R243まで戻ったら左折。弟子屈市街をパスしながら東へ。たぶんダメでしょう、でもひょっとして。そう思って
標茶町の多和平に向かいます。
R243から道道へ曲がり順調に進んで
多和平へ。駐車場までは除雪されていましたが、
展望台へ向う通路は…ダメでした。

うー。
ココも大雪か。雪が深すぎて歩いても行けず。
駐車場先から
摩周岳を眺めて気を紛らわします(笑)
さて、これからどうしよう。この調子だと
中標津町の
開陽台もアヤシイのでパス。
宿も釧路方面しか空きがないし、太平洋側は例年降雪量が少ないハズなので…
根室の先、
納沙布岬に行ってみますか!
釧路市街のホテルを予約をして出発しました。
多和平から適当な道路を進んだら
R243に合流。
パイロット国道と呼ばれる道を
別海町方面へ進みます。

真っ直ぐ&快適な国道ですよ。
別海町で国道は南方向へ進路を変えます。市街地から少し進んだところから道道へ右折して
お気に入りの新酪農村展望台に寄り道しました。
雪丘の景色を望みます。道東特有の牧草地帯が雪化粧してますね。
展望台にも登りました。
見晴らしが良いです!
この新酪農村展望台前を通る道道も除雪が追いついていないため、
大変なことになっていました。
完全2車線の道路がこの有り様。展望台の駐車場が除雪されていたのがキセキですよ。
新酪農村展望台を出発したら適当に進み
R243に合流。
根室を目指します。
R243の終点、厚床の交差点から
R44を左へ。
根室と
釧路を結ぶ
主要国道。交通量も多く流れるスピードも速い道です。この道路を走っていると"
変わった"
道路標示が目につきます。

エゾシカとの衝突注意の意である"
シカ注意"
道内でもこの国道では
鹿との衝突事故が多い区間なので、この表示なのでしょうねー。数年前までは無かった気がします。
幸いにも鹿の飛び出しに合うこともなく
根室市街へ。そのまま根室半島を時計回りに
納沙布岬に進みます。

道中にある
トーサムサポロ沼。流氷?ではなくて凍った水が湾内にたまっている模様。
10:30過ぎに
日本本土最東端 納沙布岬に到着です!

冬の納沙布岬はやはり雪が少ない様ですね。
当初の北海道ドライブでは
訪れる予定のなかった納沙布岬。それでも冬季にどんな景色なのか、いつかは見てみたいと思っていたので、ここまで来られて
良かったと思います。
もの寂しい景色。
最果て感を感じられますね。
相変わらずの曇天でしたが、
北方領土の
歯舞群島は見ることが出来ました。

肉眼でも確認できる海の上に建つ"
貝殻島灯台"
左に見えるのは
水晶島ですかね。

水晶島の
教会も。
流れて来てみた東の果て。されど、ココより眺める世界には流れる事の無いわだかまりが残されているのでした。
ひと通り景色を眺めたら
納沙布岬を後にします。引き続き根室半島を時計回りに進んで市街地へ。そのままどこにも寄らずに
R44を釧路方面に向かって進みました。
ちょうどお昼前になっていたので道中にある
道の駅 スワン44ねむろに立ち寄ります。

施設内のレストランで根室名物「
エスカロップ」を食べてみよう!そう思っていたのですが、
想像より値段が高くボリュームも多そうだったので
パス(苦笑)
代わりに道の駅目の前の
風蓮湖を眺めておきました。
完全に結氷しているようです。真っ白だ。
トイレ休憩だけ済ませて出発。先ほどまで根室を目指して運転してきた道路、今はその反対車線を
釧路を目指して西進です。
R243との交差点付近に
コンビニがあったのでピットイン。サクサクっと食べられるモノを買ってピットアウト。
外食は諦めました(笑)
引き続き
R44を釧路方面へ。
昼食をコンビニで済ませた事で時間的に余裕が出来ました。なので、
浜中町の霧多布岬に行ってみようと思います。
コンビニに寄った
厚床からおおよそ20km弱走った交差点より
道道123へ左折。道なりに進むと
浜中町へ。
街中から急坂を上り進めば
霧多布岬に着きます。駐車場に車を駐めたら岬先端まで歩きますよー。
冬の霧多布も初です。太平洋側は雪が少ないので地肌が見える部分が多いですね。
先端まで続く遊歩道。所々雪溜まりがありますが、
快適に歩けます。

低気圧の名残なのか、太平洋は荒れていました。
誰もいない霧多布岬の先端を満喫したら引き返します。
駐車場に帰る道すがら。

このアングルで眺める
灯台が好きなのです。
切り立った崖で出来ている霧多布岬。遊歩道の脇から海を眺めると、それを実感できます。

ココでも
最果て感を感じることが出来ますね。
上空には
ケアシノスリ(多分)が旋回してました。

野鳥属性が無いので、なんとなくで撮影です。
霧多布岬のある浜中町からは
道道123"
通称 北太平洋シーサイドライン"をつかって
厚岸(釧路方面)に向かいます。
岬を出て、道なりに進み途中の高台にある
琵琶瀬展望台で
霧多布湿原を望みました。
白化粧した湿原と
蛇行する琵琶瀬川が
素晴らしい!
昨年10月の時にもココから湿原を望みましたが、
あれは晩秋でした。
今は冬で、より
自然の厳しさが伝わってくる景観に
見惚れてしまいますね。
道道を快走。
今日も気温が高く道路は雪解けによるウェット状態なので、
冬場とは思えないほど快適にドライブです。
やがて道道123は
厚岸の街に突き当たります。ここからは
R44を走って釧路を目指しました。
釧路に近づくに連れて天気も悪くなっていきました。

所々で雪が降ってます。行く先が白霞んで見えるのは雪の為です。
順調に走り
釧路町を通過。
旧釧路川手前で国道から外れて南へ進んだら
幣舞橋(ぬさまいばし)とその手前にあるロータリー式交差点(ラウンドアバウト)を走ります。

これから国内でも増えていく見込みの
ラウンドアバウト。慣れるには何度か走らないといけませんね(苦笑)
幣舞橋を渡り、
15時に予約したホテルにチェックイン。本日終了です。

今夜お世話になるのは
釧路プリンスホテルさんです!
釧路市街では一番大きいホテルだそうですね。用意していただいたお部屋からは
釧路港が見えました。

天気が良ければ部屋から夕陽が見られるそうです。この日は
ダメでしたけどね(苦笑)
部屋で一息ついたら
散策と
ご飯を食べるお店を探しに出かけました。
ホテルから飲食店街まで少し離れているのでテクテク歩いて向かいますよー。

普段は車内から見るだけの
道路標識も改めて見上げてみると、
意外と大きいんですよね。
飲食店街をグルグルまわり下調べ。その後は
幣舞橋などの観光スポットを見たりで時間が過ぎて行きました。

先ほど渡った
幣舞橋。この橋がR44の起点となります。
小雪が降ってきたので
フィッシャーマンズワーフMOOの中に避難して、食べログで飲食店の口コミをチェック(笑)
17時をまわり、下見しておいたお店に突入することに。向かったのは
炉ばた もりやさんです。ちょうどホテルパコさんの1階にお店があります。

当日の一番客でした。
オススメや人気メニューなどを見ながら
適当にオーダー。

右上の
つぶ刺しがコリコリしていて
非常に美味しかったです。右下の
カスベ炭火焼き(ハーフ)も程よい歯ごたえと味付けで
肴としてもおかずとしてもウマイ!
他にお客さんが居ないので、店主(多分)やその奥さん(多分)従業員の方々と
楽しくお話しながら食べることが出来ました♪
メニューが豊富で、どの料理もオーダーしてから調理しているので美味しかったです。
ごちそうさまです!
いろいろお話ができて良かったですね。また来てもイイかな、なんて思いながらお店を後にしました。
外にでると暗くなっています。
幣舞橋がライトアップされていたので撮影したくなりホテルに
三脚を取りに帰りました。
途中で見つけた
串刺し!

一番下が
オニギリじゃなくて
ヘキサなのが惜しい(笑)
ホテルに戻り三脚を持ったら再び外へ。
夜の釧路を撮影です。
まずは
幣舞橋。
夕陽で有名な橋。外灯で照らされた様も悪くないですよね。
橋の付け根にあたる
ぬさまい河畔公園では
LOVEくしろイルミネーション(2014/12/14~2015/3/6)が開催されていました。

規模は大きくはないですが、その分
ギュッと
パッとイルミネーションを楽しめそうです。はい。
そして幣舞橋を対岸まで渡り、
ラウンドアバウトを走る車の
軌跡を撮ります。

ホテルに向かっている時は、手前から奥の幣舞橋に走り抜けた感じです。
背後の高台の上に
幣舞公園があるので、登ってみますよ!
公園から
ラウンドアバウトを見てみましょう。
ロータリー式。ちゃんと車が右回りで移動しているのが分かりますね。
綺麗に撮れました(自画自賛w)
幣舞橋から釧路駅。

右手には先程の
イルミネーションも見えますね。橋から続く直線の一番奥に
釧路駅が見えてます。
楽しく撮影ができたので
満足です。ホテルに帰りますかねー。
三脚を担いで歩いているので、仕事帰りのサラリーマンや観光で来ている人たちから
奇異の目で見られながらホテルに戻るのでした。
部屋に着いたら
限定醸造のドライプレミアムで
乾杯!

釧路港の夜景を眺めながら、二日目の夜は更けていきました。
宿の空き状態にも影響されて
釧路地方まで来てしまいました。ですが、
冬季の納沙布岬などに行けたのでこの判断も間違ってはいなかったかなーなんて思います。
どうやら
明日も宿選びに難儀しそうですね。
帯広方面に足を伸ばしてみましょうか。
本日の走行ルートと散策マップ。


今日もハイタッチなしです。
詳細なルート。
3日目につづく