コレは2月18日から20日までの3泊4日、冬の終わりの北海道は道東をドライブした旅行記になります。全行程曇天模様でしたが、それにもめげずに走り抜けたドライブの記録になります。
2月19日(木曜)
懲りずに晴れているかも!?と淡い期待で起床したのは
4:30。さっそく窓の外を見てみますが…

あれ?
雪が積もってるじゃん。昨日の夜に散策している時には薄っすら星が見えていたのにー。
嘆いていても仕方がないので、買って置いた朝食を摂りつつ天気をチェックしました。
釧路が-0.9度。相変わらず暖かそうな一日になるのかな。
着替えと荷物をまとめたら
6時前にホテルをチェックアウトです。
宿選びに迷走、気づけば旅程の折り返しの15年冬 北海道ドライブ3日目スタート。
ホテルから駐車場に出て最初にすることは車に薄っすら積もった雪を退ける事からです。
天気予報では
道東全体的に曇り。オホーツク海側よりも
帯広方面の方がやや晴れ間に期待できそうなので、目指すは
十勝地方に。
昨日から検索している宿。今日も
オホーツク海側(斜里から網走・北見一帯)は
ほぼほぼ満室状態。
明日(20日)の女満別空港発の飛行機に乗る予定なので、あまり空港から離れた場所で宿泊したくないのですけれど…どうなることやら。
ホテルから最寄りのコンビニでホットコーヒーを買って気合を入れます。

日の出の時間が迫ってきて明るくなってきましたが、やはり
空は雲に覆われています。
釧路港側の道路を西へ。抜け道?なのか、交通量も少ないので快適に市街地をパスです。
市街地の外れで
R38に合流。その後も
十勝方面向けて西進します。
通勤時間帯に差し掛かりますが、愛知県のソレとは比べ物にならないくらい
交通量が少なく、そしてペースが速いので
快適に進みますね。
白糠町を通過した先で、ハイドラのチェックポイントで
未取得の駅があったので寄り道しました。
国道から
馬主来峠(バシクル峠)に向かって右折。道なりに走り、根室本線の高架を渡った先でさらに右折。車一台分しか除雪されてない細い道を進めば
古瀬駅に到着です。

写真ではノート君が手前を向いてますが、
この僅かなスペースで転回してます(苦笑)
ホーム(帯広方面)に上ってみました。

一応上下線でホームがわかれている駅ですね。
奥が釧路方面のホーム。結構離れてますね。
時刻表は、っと。
んん!!?午前中の帯広方面行きは一本も停まらないのですかw
利用者居るのでしょうか。この駅に至るまでにあったのは農家さんの家が数件。駅前の道路に関しては車一台分の除雪しかされてませんし。
相変わらず北海道の無人駅訪問は面白いですね。
ちょっとした寄り道を終えて国道に復帰。
再び西へ進み出しました。
釧路市から
浦幌町に入ったところで国道から
道道1038に左折。
太平洋側を走れる道路にスイッチです。
浦幌町厚内の集落を抜ける道。秋は釣り客が多く訪れる場所も、冬はもの寂しげな浜が続くだけでした。

海練を伴った白波が
冬の天気の荒さを物語っていますね。
そのまま進みR336との交差点手前で
未舗装の旧道へ。緩やかなヘアピンカーブを登ると
昆布刈石展望台に着きます。

かつては未通のR336、その迂回路だった未舗装道路。そこにこの
展望台はあります。

今登ってきたヘアピンカーブも見えますね。
高台から太平洋を眺望できるスポットです。
何もない、静かなトコロです。
R336が道道1038と繋がってしまってからは
完全な旧道と化してしまいました。そのため、昆布刈石展望台より少し進んだところで道は雪に覆われて進めなくなっています。
訪れる人もほとんどいないこの場所で、太平洋を眺めのんびりしました。
展望台から戻ると今度は
R336を走ります。道道との交差点から高台を登り切ると目の前には
十勝川河口周辺の景色が展望出来ますよ!

この景色を見ながらドライブは
気持ちが良いです!
十勝方面まで来たので、この後は
北上することにします。ノート君のナビに
展望台と書かれたポイントがあったので寄ってみますかね。
浦幌十勝川手前で右折して、これまた坂を登ると
十勝太遺跡展望台がありました。

手持ちの地図にも載っていないポイント。
それほど高くないのと、手前の木々があって見晴らしが良くないですね。

かなりの
マイナースポットの模様。雪のない時期に来てみよう!
展望台から北へ進むと
R38に接続します。ちょっと遠回りしてR38に戻ってきた形ですね(笑)
そのまま北上を続けて、
豊頃駅の集落で
道道73にスイッチ。農村地帯を走り抜けたら
池田町に至るので有名な
ワイン城に寄ってみました。
立派なお城風な建物。雪に覆われていましたが、周囲にはぶどう畑も。
まだ開店(開城?)前だったので写真だけ撮って撤収です。車を運転しないといけないので、
どのみちワインの試飲も出来ませんしね(苦笑)
ワイン城から北へ向う道路が
並木道でイイ感じだったので、車を停めて。
池田町を離れたら
更に北上です。
道道237→R242と走り
本別町市街にある
道の駅 ステラ★ほんべつで休憩です。
さて釧路出発の際に目星をつけていた
北見地方の宿を予約して…って既に満室!?あぁ昨夜の時点で予約をしておけば良かったと後の祭り。
北見方面に泊まる気満々でここ(本別町)まで北上してきたのですが、ソレが
絶たれてしまいました。
うーん…明日の飛行機は女満別空港から飛ぶので、離れた所に泊まりたくはなかったのですが、
比較的空室が多い帯広駅周辺の宿を予約する事に。
コレも
気ままなドライブ。仕方ないですね。明日も頑張って早起きしますか。
さて。
時刻は9:30を過ぎた所。この道の駅から帯広市街までは1時間くらいで着いてしまいます。チェックインするのを
15時とすると
5時間以上ヒマになってしまいました。
本別から5時間で回れる観光スポットは…
襟裳岬だ!!
奇しくも昨日納沙布岬に行くことを決めた時と同じ"
ノリ"で目的地を変更ですね(笑)
そうと決まれば出発!
道の駅 ステラ★ほんべつから
太平洋側を目指して南下開始です。同じ道は通りたくないので選んだルートは
道道56を浦幌町へ抜ける道。
本別町から浦幌町をつなぐ主要道道。ですが交通量はかなり少なく
快適道路でした。
40kmの道のりを淡々とドライブして
浦幌町市街へ。
この先、襟裳岬手前の広尾町まで、約70kmの間にはコンビニが無いので浦幌町市街のコンビニで昼食を購入して置きます。
浦幌町先から
R336へ。また太平洋側の国道まで戻ってきました。
この後もズンズン進みます。

この
R336は道内でも
交通量が少ない国道に分類されます。広尾町手前までですれ違った自動車は10台未満。
広大ですね北海道は。
快進を続けて
広尾町市街も通過。
黄金道路区間へ突入です。最初で最後の観光スポット、
フンベの滝に寄って行きます。

あれ?
なんだか水量が少ないね。
どうやら夏季は崖から勢い良く吹き出していた滝も、
冬場は凍ってしまっているようですね。
氷柱の様になっていました!
フンベの滝から道路の反対側、
太平洋側を見てみます。

荒れた太平洋。
越波した海水が凍ってました。
穏やかなイメージの太平洋側も
天気次第では荒々しい一面を見せてくれるのですね。
襟裳岬に向かいます。トンネル区間が多い事と気温が高いので道路に凍結・積雪は無く快適にドライブ出来ました。
黄金道路区間を終えたら、いつもの
記念碑のある望洋台へ。

ここから眺める
断崖と
道路と
海が作る
景観が素敵なのですよね。
襟裳岬に向うために
道道34へスイッチ。庶野漁村を抜けると一気に視界が開けて、目の前には
百人浜が見えて来ます。
ここからの景色もイイです。襟裳岬周辺でこれだけ開けた場所もありませんし、
百人浜から岬に向かって伸びる砂浜のアーチ(写真左奥)も素晴らしい。
交通量皆無の百人浜沿いを走り、
襟裳岬へ。駐車場に到着するも、
おみやげ屋は冬季休業中。工事関係者以外は
誰もいませんでした。
こんな状況でも構いません。むしろ
貸切状態なのでありがたいと思ってしまうあたり、
北海道慣れし過ぎているなぁと思ったり(笑)
駐車場から坂を登ると
襟裳岬灯台と、
岬を望む場所に行き着きます。
年間を通して強風が吹き荒れることでも有名な
襟裳。この日も例外ではなく
風が強いです。
日高山脈の末端が海に沈み込む場所が
襟裳岬。自然の雄大さを体感するには最適な場所だと思います。
先端まで歩いている時間はないので、灯台周辺の遊歩道をグルっと歩いて駐車場に戻りました。

遊歩道より
様似町方面を望む。断崖絶壁が連なる景観に見とれてしまいますね。
冬の襟裳を体感出来ました!さて、予約した宿がある
帯広駅を目指して元きた道を戻りますか!
襟裳岬を出発して黄金道路を北上開始です。
ここから帯広駅付近まで100km以上あるので、黙々と運転を続けました。
そう、ひたすらに。

襟裳岬→道道→黄金道路→広尾町→大樹町→更別村→中札内村…
ワープ!!(笑)
道の駅 なかさつないでトイレ休憩をしたら、そこから北へ少しの所にある
旧幸福駅に寄ってみました。

初めて来る
幸福駅。ビッシリ貼られた"
切符"に驚きます!
駅構内にも!

凄いなぁ…。定番過ぎてスルーしてきた観光ポイントですが、
幸せを願う人達の想いの多さに驚嘆しました。
駅のホームに当たる場所には当時?の
汽車が展示してあり、車内にも入ることも出来ましたよ!

積もった雪がイイ味出してますね(笑)
車内は当時のままなのかしら。落書き(寄せ書き?)が気になりますね。
少しだけタイムトリップできました♪
旧幸福駅の後は宿に向うだけとなりましたが、空を覆う
雲が薄れてきて青くなってきました。国道から適当な道にそれて"
初日から晴れてくださいよぉ"と嘆きながら
西陽の十勝平野を少しの間、眺めるのでした。
帯広市街地で
レンタカーに給油したら、午前中に予約した宿にチェックインして本日終了です。
時刻は15時。本別町の道の駅で考えた通りにドライブすることが出来ました!
今夜お世話になるのは
天然温泉 白樺の湯 ドーミーイン帯広さん。
昨年の冬ドライブ1日目でも利用させてもらいました。今夜もよろしくです♪
部屋は
最上階の和室でっす!
しかもユニットバスではない
部屋風呂(ひば風呂)がついてます!!

湯船につかりながらテレビも見れちゃいますよ(笑)
実は
予約時に空いていたのがこのお部屋だけでした。ですが料金は洋室の類とそれほど変わらないので、ちょっとだけ得した気分で泊まることが出来ますね。
荷物を置いたらまずは
大浴場の温泉に入り一息。
温泉で温まり部屋に戻ると、夕食をどこで食べるか
検索検索。和室なので、畳に座り寛げてしまう為まったりしちゃいますね。
16:30から外出!散策と下見を兼ねて
帯広駅前の飲食街をうろうろしました。
うーん。1日目は
寿司、2日目(昨夜)は
海鮮居酒屋と来たので今夜は…
ホルモンを食べよう!
そう決めて突入したのは
平澤精肉店 帯広店さん。

チェーン店ですがカウンターもあって入りやすいお店です。
名物の
ホルモン焼きをいただきますよ♪

プリプリのホルモンが
(゚∀゚)ウマウマ
馬肉とホルモンの
ミックス刺しもいただきます!
満足満足。ごちそうさまでした。
このお店では店員さんがバイトの娘の様でお話したりって事はありませんでしたが、その分料理にに集中して美味しく食べられました。
満腹になてしまったので一度ホテルの部屋に戻って休憩です。
19時過ぎ、明日の朝ごはんを買うついでに再び
駅前を散策しに行きました。
帯広駅。受験シーズンの為ですかね、周辺には学生が多かったです。
飲み屋街の一角で見つけました。

昔は"
十勝ビール"を造っていたそうです。地ビールを飲むのも旅の楽しみだとは思いますが、飲めないとなると余計に飲んで見たくなりますね。
コンビニで買物を済ませて、ホテルに戻りました。
15年冬 北海道ドライブ最後の夜は
北海道限定サッポロクラシックビールで
乾杯!

じゃらん北海道2015~2016を見ながら
今後の北海道ドライブの行き先を妄想します。
結局、最後まで宿選び右往左往してますね。お気づきの方も居るとは思いますが、これは
旧正月を迎えた外国人観光客の皆さんが
大挙して北海道に来ているためです。特にオホーツク海側の
流氷観光は目玉?のようでして、結果オホーツク海側の宿は
軒並み満室となっていたわけなんですね。
明日は
女満別空港より飛行機で北海道を発ちます。晴れてくれるのを祈りながら、ビールを飲むのでした。
本日の走行ルートと散策マップ。

帯広市街地ではいたーっち!やったね!
詳細なルート。
4日目(最終日)につづく