これは2016年秋の北海道を旅行した記録です。プチリッチなお宿とのんびりドライブで旅した2泊3日、いつもの長文でお届けします。
10月24日(月曜) 中編・道央ドライブ
当日の移動ルートはコチラ(巻末の地図が別タブで開きます)
アラームに起こされたのは
5:30。設定を変えてなかったので普段と同じ時間にスマホから鳴り出したのでした。
十数分ほど布団の中で微睡んだら起き上がります。
カーテンを空けて外を見ると"
青空"と太陽の光を浴びた"
雲"が見えました。

立地的に周囲は街なのであまり願望はよろしくないのです。
しまったな。これは海まで出れば日の出が見られたかもしれません。車中泊していたころが懐かしく感じる瞬間でした。
目を醒ますために部屋風呂につかります。朝から源泉かけ流しのモール温泉をいただく贅沢に、思わず
独りニヤケが止まりません(笑)
目もパッチリ、体はポッカポカでお風呂から上がると
外は雨が降り出してました!さっきまでの青空はどこへ・・・
やがてもそもそと起きてきた嫁をせかしながら、
7:30より朝食をいただきに行きます。
宿泊客の中では一番早いからか、和食処が朝食会場となってました。なので貸し切りで朝ごはんを食べられます♪
いただきまーす!
この後も幾品料理が出てきますが、
なにより感激したことがあります。それは
"箸の向き"です。
昨夜の夕食時に左手でお箸を持っていた事をちゃんと覚えていてくださったようで、朝食ははじめからこの向きで置いてあったのです。
こう言う心遣いもリピーターを増やす要因なんだなぁ、なんて思っちゃいますね。
さて、朝食を食べましょう。1人用のお釜で炊き上げられていたのは
ゆめぴりかでした!!

炊きたての良い香り♪温泉の水を使って炊いているそうですよ。
有名人のCMでもおなじみの
"ゆめぴりか"一粒一粒がキレイですし、低アミロース系で半モチな食感がたまりません。
ウマイ!
炊きたてご飯をホフホフしているとスタッフさんがこんなものを出してくださいました。
イ・ク・ラ♪
食べ放題ですからね、なんて言われながら登場してきた旬のイクラ。
音速でご飯をおかわりしたら、オン・ザ・ライスですよぉぉぉ!!!
ゆめぴりかwithイクラ(ㆁωㆁ*)
美味しいに決まってますよね。プチプチ歯ごたえとお米の旨味が口いっぱいに広がります。
朝から大満足。
他にも食べきれないほどのおかずが用意されていまして、良い朝食をいただくことが出来ました。
ごちそうさまです。
満腹でお腹を擦りながら部屋に戻るのでした(笑)
部屋に戻ったら荷物の片付けを始めます。11時までは滞在できるのですが、のんびりするよりもドライブをしたいと思ってしまうのですね。
ここ考えは嫁も同じようで、時間のかかる身支度をせっせと始めてます。
9時過ぎ、チェックアウトしました。宿のスタッフさんには「
もう行っちゃうのですか?」なんて言われてしまい、思わず苦笑い。
お世話になった
ピリカレラホテルを出発。コチラが見えなくなるまで頭を下げてお見送りしてくださったスタッフさん。
また泊まりに来たいなぁ、そう素直に感じるお宿でございました。
16年秋 北海道旅行2日目スタート!!
まずは
白老市街を南へ。昨夜の考えでは晴れていたら海沿いドライブしながら室蘭市の地球岬などを巡ろうと思っていたのですが、
天気は生憎の曇り空。

路面は濡れていますし、進行方向も天気が良いとは言えませんよね。
市街地南端より
R367へ流入。今夜の宿泊地は
洞爺湖ですので、南方向つまり室蘭に向かうわけなのです。ですが、
登別に入った頃から
雨が降り出しました。
これはダメです。同じように天気が悪いのならいっそのこと、
峠越えでもしてやろうか!なんて軽く嫁に言ったら
「景色が変わらないならドライブを楽しもうよ。峠を走ろう。」
と合意をいただけました。ありがたや~(>ω<)
国道より登別市街で
道道2号へ右折。登別温泉街横をすり抜けながら向かった峠は
オロフレ峠。登別市街~登別温泉~カルルス温泉あたりまでは紅葉世界でしたが、その先さらに標高を上げていくと
冬景色へと移り変わっていきます。
やがて路肩には
残雪が目立つように。
スゲ~雪だ雪だ♪
10月下旬の愛知では紅葉すら始まっていませんので、この時期に雪を見られただけではしゃいでしまいます(笑)
さらに登って峠のピークが近づく頃には
残雪とは呼べない状況へ。
真っ白じゃん(爆)
季節が進みすぎて
冬の世界に迷い込んでしまったかのよう。
いや、実際に気温は0度なので冬です(;´∀`)
そして
オロフレトンネルを越えて
壮瞥町に入ったところ・・・

まさかの
完全圧雪路が!!!
レンタカーがスタッドレスで良かったです。もしマイカー北海道をしていたら、FRのZ4クーペでは冷や汗モノでしたね。
この想定外の雪道&雪景色に嫁はさらにはしゃいでます。
どうやら車の運転に関しては絶対的な信頼を得ているようなので、突発的な雪道でも安心しているみたいです。
まぁ、実際真冬の北海道で激走してますからね(爆)
そんな一面銀世界の
オロフレ峠も下りになれば慎重に進みます。道中に大きな駐車スペースがあったので、滑り込んで景色を眺めてみました。

奥に見えるは
洞爺湖ですか!?
オロフレ峠からは洞爺湖が見える事をこの時知りました。幹だけの木々が殺風景な景色を助長してます。
本当の季節は晩秋。
と思って振り返ると
雪があるので、
季節感覚がおかしくなりそうです。

駐車スペースはシャーベット状なので普通に歩くだけでも滑りますよ。
ただの峠越えドライブのつもりが、楽しい雪国体験となりました。
10月下旬はタイヤに気をつけないといけませんね。
駐車スペースから出てしばらく下ると紅葉の世界に戻りました。
・・・
その後は道なりに進みます。壮瞥町の道の駅が近くにありますので、そこへ向かうことに。
ハイドラマップにも見覚えのあるアイコンがありますし。
オロフレ峠に繋がる道道2号より
R453に出て少しすれば
道の駅 そうべつ情報館iに到着です。駐車場内で見覚えのあるアイコンとその車を発見!!
青い車。そうよしきよさんでした!
「いつぶりだっけか?お久しぶり」
北海道弁のナマリがはいった挨拶からプチオフが始まります。
約1年ぶりの再会となります。そして嫁とはお初ですね。積もる話もありますが、北海道情報の交換やら近況の報告やら"
リア充爆破"と言われたりと、楽しく過ごします。
昨年のプチオフ時もそうでしたが、基本的に集合場所は決めていません。お互いがハイドラマップを見ながら、ココに行きそう!と決め込んで動いてます(爆)
なので、もしオロフレ峠を越えなければ別の道の駅で遭遇していた可能性もあります。お互いに道内の道の駅は把握しているから出来る事なのでしょうけどね。
短い間でしたが久々の再会を楽しむことができる、素敵な時間を過ごせましたよ。
よしきよさんわざわざ来てくださりありがとうございました(*´ェ`*)
青い車はまだ夏タイヤ。よしきよさんはこの後来た道を戻り帰宅するそうです。そしてタイヤ交換をするのだとか・・・。
たかがみん友。
されどみん友。
貴重な休みを使って会いに来てくれる。
これほど嬉しいことは無いですよね。
本当にありがとうございます。
次こそは知床ツーリングをっ。
道の駅から先は
洞爺湖畔をドライブして
ルスツの道の駅で農作物を買いに行くことにしました。
先に出発した
青い車を追いかける形でこちらも出発。洞爺湖畔の北岸を快適ドライブです。
紅葉と落葉、秋世界を突き進む!!
左手側、助手席側に洞爺湖があるので、嫁は車窓からの景色を楽しんでいます。
インプレッサくんをなんとか操りながら先行する青い車を追いかけますが、なかなか追いつけません(苦笑)
素のインプ(1.6L CVT)でスタッドレスなので、WRXには到底かないっこありませんし、なによりアイサイトより強力な絶対安全監視装置が助手席に鎮座されてますから・・・。
結局、
よしきよさんがスローダウンしてくれていたおかげで追いつくことが出来ました。

やっと
青い車を視認!
青い車とツーリングを楽しみながら、
旧洞爺村市街より洞爺湖から離れます。外輪山を登る道では圧倒的な機動力のWRXに喰らいつけず。
よしきよさん飛ばしすぎです(汗)
やがて
R230とのT字交差点に突き当たります。交差点の少し手前で
青い車が停車して待っていてくださいました。
後方から車が来ないのを確認したら並び合い、お互いに挨拶を交わしたらお別れです。
よしきよさんの青い車は交差点を左折して道南方面へ。
こちらは右折してルスツ方面へ。
プチオフとプチツーリング。またしましょうね!
・・・
青い車とお別れしたら
R230を北上開始です。洞爺湖周辺は晴れ間も見える天気でしたが、今向かっている北の空は真っ黒。そして
留寿都村に入ると雪が舞い始めました。
周囲の農地が真っ白になり、
道の駅 230ルスツに到着する頃には
積雪地帯となっていました。
道の駅 230ルスツ。ここの産直で農産物を買います。
湿った雪なので地面はベチャベチャ。まさかここまで降っているだなんて。今日は想定外ばかりです。
産直では毎年買っているジャガイモを購入です。今回は嫁の実家にも送りますよ。宅配の手続きとトイレ休憩を終えてもまだまだ雪は降り続いてました。
コッチ方面は今日はダメですね。天気の回復が見込め無さそうなので、もと来た道を走り
洞爺湖まで戻ることにしましょう。
洞爺湖町に入ると雲は切れ晴れ間が見えてきます。天気が読めませんね。よしきよさんと別れた交差点も通過し、洞爺湖を外輪から眺められる
サイロ展望台に寄ってみました。

逆光気味の洞爺湖。
景色は良いのですが、強風が吹き荒れていて嫁は車から降りません(苦笑)他にも多くの観光客がいるので写真だけ撮って撤収です。
R230をさらに進むと洞爺湖湖畔まで降りてきます。その途中で
道道578に分け入り
月浦展望台にも行ってみました。
こちらは貸し切りです。駐車場から少し登ると湖が見晴らせます。

なかなかいい眺め。今夜泊まる
洞爺湖温泉も見えますね。

中島と。左の奥の方は白く霞んでますので雪が降ってる模様。
サイロ展望台とは違い
月浦展望台は知名度がないので、他の観光客はおらず風も幾分弱いので嫁もかなり喜んで景色を見てました。
メジャーな観光地も良いですが、マイナーだけれどお気に入りのスポットを開拓していくのもドライブの楽しみなのかもしれませんね。
さて。ここからどうしましょう。チェックインの時間まではまだ3時間以上あります。
ぱっと思い浮かぶ場所もスポットもありません。どういうところに行きたい?なんて嫁に聞いたら
「行きたいところがないのなら、また山道(オロフレ峠)に行きたい!」
と、これまた
想定外の答えが!
どうやら北海道の峠は愛知のそれより道幅も広いので気分が良いのだそう。
じゃあもう一度
オロフレ峠に行きますかね。そう決めて豊浦展望台を出発しました。
洞爺湖温泉街を通り抜け、壮瞥町へ。道の駅 そうべつ情報館iでトイレ休憩をしたら、朝走ってきたルートを逆走する形で
オロフレ峠を登ります。
雪は思いのほか溶けてしまっていて、気持ち良くドライブ。
雪なくなっちゃったねーなんて言いながら進みますが、
オロフレトンネル手前で旧道にスイッチすると、再び雪景色な世界に入りました。枯れ葉すらついてない木々が雪樹となっています。
旧道の終着点がオロフレ峠展望台です。
えっと、
完全に真冬でした(爆)
インプレッサくんの
外気温計は-2度。山越えの強風も相まって激寒です。
当然ですが嫁は車から降りることもなく。駐車場をうろつきますがカメラが保冷剤の様に冷たいので、そうそうに活動限界を向かえるのでした(苦笑)
晩秋用の装備(服装)でよく頑張ったと、褒めてやりたくなるくらい寒かったです。
一足早い冬景色・真冬の景観を堪能したら下山します。
峠を下ったら再び
洞爺湖へ。
以前の北海道ドライブで聖地巡礼を兼ねて立ち寄った場所に行ってみました。湖畔道路から急坂を登り、
壮瞥公園との分岐よりさらに先に進むと着きます。天文台が聖地にもなってた場所からは洞爺湖が見晴らせるのですね。

サイロ展望台や豊浦展望台とは違った景色デス!!
聖地だったのも過去の事。観光地としての洞爺湖は、まちぐるみで聖地な事を推さなくても観光客が集まってきているのでしょうね。
なんて考えながら景色を眺めましたとさ。
その後は湖畔道路をグルっと一周して
洞爺湖温泉街へ。少し早いですが予約してあるお宿にチェックインしました。
今夜お世話になるのはコチラになります。
洞爺湖温泉 ザ・レイクビューTOYA 乃の風リゾートさん!
過去の冬北海道で一度お世話になったお宿です。その時のブログを見ていた嫁が
「ここのビュッフェを食べてみたいよぉ」と懇願してきまして、今回チョイスです。
正面玄関前にインプレッサくんを乗り付けると荷物と人間は降ります。車は男性スタッフが駐車してくださるタイプのお宿です。
玄関をくぐると、今度は女性スタッフが出迎えに来てくださいます。そして
「今回はお部屋の方でチェックイン手続きをしますね」
と言い、まさかのロビー&フロントをパススルーとなりました!
前回宿泊時はスパリゾート館のスタンダードなお部屋だったのに対し、
今回は乃の風倶楽部の展望風呂付き和洋室でしたので、待遇が違うようでした。

乃の風倶楽部側の入り口。
エレベーターで移動しお部屋に通されると、
広々和洋室がお出迎え♪

広角レンズを持ち合わせていないので、パット見広々に見えませんね(´;ω;`)
畳の間にある大きなガラスからは
目の前に洞爺湖が見渡せますよ!
そして
展望風呂♪
温泉掛け流しでございます(*´ェ`*)
とうぜん温泉につかりながら洞爺湖を一望できちゃいます
(写真では目隠し用のスリガラスがありますが、開放できます)
ウキウキする気分を抑えながらチェックインの手続きを進めました。

ウェルカムドリンクとクッキー♪
一通り説明を受けたら自由時間となります。すぐに展望風呂につかりましたとさ(笑)
温泉で温まった後は大きな窓から洞爺湖を眺めて・・・って
窓の外に来訪者が来ましたよ!?

海鳥さんこんにちわ♪
鳥類全般がダメな嫁は一瞬の悲鳴とともに窓際から離れました。どうやら宿泊客が餌をあげているらしく、人の気配がすると寄ってくるようです。
この事が判明してからは、嫁は夜の花火大会まで一切窓際に寄ることはありませんでした。
夕食のビュッフェは17:30開始なのでまだまだ時間はあります。独りで
洞爺湖畔のお散歩に出かけてみました。ちなみに嫁は寒いし鳥が飛んでるからムリ!だそうです(苦笑)
少し着込んだら出発です。ロビーと売店を見て回ったら外に出ました。

ロビーからも洞爺湖が目前に見えます。お洒落椅子もありますよ~。
外に出たら湖畔へ。まずは宿泊している
宿の外観を。

建物中心の7階が泊まっている部屋ですね。
こうやって見ると意外と古そうな外観をしてますよね。新規に建造したわけじゃなく、既存の建物を買い取りリノベーションしたからだと思われます。
さてさてお散歩です。とは言っても相変わらずの強風なので、景色もよくありません。
湖畔にはいろいろな
モニュメントがありました。

切手を模したモノ。センターには羊蹄山が入るはずなんですけどね。
夕日が1日の終わりを教えてくれました。
それにしても、です。
とにかく外国人観光客が多い事。宿のロビーで受付待ちしていた人もほぼ外国人観光客、湖畔を散歩しているのもみんな外国人観光客・・・。

前を歩く人も外国人観光客、右側に足湯が有るのですがそこも外国人観光客が占拠してました。
ココハニホンデスカ?洞爺湖は平日なのに観光客が多いなぁと感心していたのですが、こう言う事情だったのですね。
なるほど。
冷えてきたので戻りますか。
・・・
部屋に戻り浴衣に着替えたらお待ちかねの
ブッフェに向かいます。
17:20くらいに会場の入り口に行きましたが、すでに何人もの宿泊客が待っている状態でした(苦笑)
そして17:30に開場。案内されたテーブルに荷物を置いたらブッフェ開始!
嫁が戦場へ向かう兵士の如く、駆けていきます。とても勇敢に見えたのは秘密(爆)
乃の風と言えばブッフェ。大きな会場で作りたての料理を選びながら、楽しい食事を提供してくださいます。


宿泊客の大半が外国人観光客のためなのか、料理も"中華風○○"みたいな味付けが多かった気がします。気のせいかもしれませんが。

切りたての刺し身もいただけます♪
※ただし、予め用意された柵を切っているだけで、解体ショーは行われませんでした。
ジビエの串焼きも!!!

この鹿肉が美味しくて
6本も食べちゃいました。
ブッフェ会場とテーブルとを何度も往復しましたよ。
お腹いっぱい。もう食べられませーん(>ω<)
ごちそうさまでした。嫁も大満足な夕食となりました。
部屋にもどったら動けません。
・・・
食後の満腹感で幸せを感じながら時は過ぎます。
20:45になると
洞爺湖ロングラン花火大会が始まります。
例年4月下旬から10月末まで毎日打ち上げられる花火大会で、ちょうど温泉街の目の前で行われるので部屋から見たり、温泉につかりながら眺めたり出来ます。
夜には海鳥もいなくなるので、大きな窓の前に二人で座り、
湖面から打ち上げられる花火を堪能させてもらいました♪

数はそんなに多くありませんが、大小様々で見応えはあります!
三脚を持ってきておいて正解でした(笑)
花火を見ながら昨夜に続きカンパ~イ。今夜も
サッポロクラシックをグビッといきました。

遊覧船もライトアップ!
イクラから始まった今日も
雪道に
プチオフに
湖といろいろ楽しめました。そして早いもので明日には飛行機に乗って帰らないといけなません。
旅行期間が長いと、それはそれで大変。ですのでコレくらいがちょうどいいのかもしれません。なんて考えながら、
北海道最後の夜は更けていきます。
明日は晴れないかなぁ・・・。
本日のハイドラリザルトと走行ルート。

詳細なルート。
3日目最終日につづく。