
(画像はMONOistさんから拝借 問題あれば削除します)
いきなりな話題ですが、最近CANはOBD2の普及に伴い随分と身近になってきたと思います。
僕が独学でCANやLINの勉強を始めた頃には、ネットで検索してもあまり資料もなくってね(笑)
そんな思い出も含めて健忘禄として、またこれからLINやCANを使った工作を始める方々に
少しでも役に立てればと思い書いて見ましょう♪
自分は電気工事士の免許は持っていますが、電気屋ではありません。
車いじりはしますが、車関係の仕事経験はありません。
そんなレベルでも、作りたいと思う気持ちとねっとりとした性格があればどなたでも出来ると
思います。
僕が初めてLINの勉強を始めたきっかけは、Z33に乗っていた頃にどうしてもカーテシランプを
付けたいと思った事
Z33のドアに付いているただの赤いプラスチックの反射鏡、これが光ったらカッコイイのになー
って毎日乗車する度に気になって、しかも最近の車はドアと車両側の配線がカプラー式になって
いるので、簡単に追加の配線を行うのも難儀・・・・汗
整備要領書を手に入れて、スイッチ周りの配線とか調べている内に「ローカル通信線」って
書いてあることに気がつきました。
だけど何を通信しているのかも解らず、車の通信=CAN くらいしか知識も無かったので
勝手にCANだと思いこんで(笑)
はい、みなさんの予想通り はまりにはまって1年近く解析の日々(爆)
だけと、うんともすんともDATAすらも拾えない
で資料集めに図書館に!行くわけもなくネットで再度お勉強を開始
その時目に飛び込んで来たのが、上の画像の様な記載だったんです
目に鱗ってこんな時使うのかってくらいね
CANは Controller Area Network
LINは Local Interconnect Network
同じようでも異なるもの、でも基本的な考えは同じような物ですから何とかなる物と信じて
やり続けるだけ
よくリバースエンジニアリングという言葉がありますが、物を動かす為の技術を使って
別の事に利用する。これも一つのリバースエンジニアリングだろうと勝手に解釈して
今回のカーテシランプの動作を考えて見ました。
Z33で、日産のエンジニアが使った技術は
1、ドアを開ける(ドアセンサースイッチON)
2、BCMユニットがドアオープンを検出
3、BCMユニット>ドアスイッチコントローラーへドアオープンを通知(LIN)
4、ドアコントローラーが窓ガラスを下げる(パーシャルウインドウシステム)
5、ドアを閉める(ドアセンサースイッチOFF)
6、BCMユニットがドアクローズを検出
7、BCMユニット>ドアスイッチコントローラーへドアクローズを通知(LIN)
これが、Z33やZ34などのパーシャルウインドウシステムの動作を簡単に書いた物です
これを元に、自分が欲しい情報(ドアの開閉信号)を欲しい場所で取得する手段を考えてみる
簡単ですよね、BCMユニットとドアコントローラー間で行われている通信を横取りしていまえば
ドアの開閉が取得出来るし、ドア内部で信号が取得できるので通線作業も割愛できる訳です
今回はここまで、次は気が向いたら実際のLINの受信方法からDATA(実際のDATA)の
解析方法まで書いてみようと思います。
CANもLINも日産車に限らず、他のメーカーでも使われています。
是非、皆さんもトライしてみて下さい。
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LIN&CAN | 日記
Posted at
2014/01/25 12:08:30