
積もった雪が日中は溶けて水になり、
夜にその水が凍って、
日中に氷が微妙なプラス気温で微妙に溶けて、
さらに通過するタイヤで磨かれた坂道という、
一番滑るパターンのGS入口です。
(追記:一番滑るパターンと書きましたが、似たようなミラーバーンでもう少し気温が低くてパウダースノーがうっすら乗っている路面の方がスタッドレスが目詰まりして滑ると思います)
歩道の前で一時停止、
それからアクセルを踏んで前に進むと
まずリアタイヤが空転しリアが外側に流れます。
所謂パワースライドです。
ちなみにこれぐらい凍っていれば歩くより遅い速度で簡単にスライドします。
第2世代以前のハルデックスのように、フロントが空転してからリアが滑るということはなく、
最初からリアが空転しているように感じます。
後輪へのトルク移行にタイムラグがあったり、違和感やギクシャクは、全く体感できませんでした。
LSD付センターデフ系AWD(比較車種は
前の記事参照)と同じ動きをします。
前車
GDBFインプレッサSTIスペックCとの比較では、リアの流れ出しがS60T6AWDの方がマイルドでした。
もちろんDSTCが作動しますが、DSTCだけでは流れを止める事は難しいと思われ、
アクセルオフ&カウンターは必要です。
GDBFインプレッサSTIスペックCと比べると、若干初期のトラクションのかかり方が甘い気はしますが、
これはリア機械式LSDが入っているか否かの差だろうと思います。
日陰になっているツルツルの交差点もありましたが、
やはり発進時は後輪から空転し、それからDSTCが作動します。
少々タイヤが空転したくらいではDSTCは作動しないらしく、左右に流れそうになったら作動するようです。
DSTCの効果もあるのか?氷上発進では左右に流れる事も無く、多少振られる程度でした。
少なくとも前に発進する分には、GDBFインプレッサSTIスペックCより安定感があります。
GDBFインプレッサがデフォルトで後輪に65%のトルクが配分されているのも関係あるのかもしれません。
ABSの介入は、GDBFインプレッサSTIスペックCよりもS60T6AWDの方が早いように思います。
これが+300kgの車重の差なのか、ABSの味付けの差なのか、実際の制動距離に差があるのかどうかは不明です。
前車よりも+300kg重いという意識を持ってブレーキをかけるのが無難なようです。
Posted at 2013/11/30 17:15:26 | |
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